狸囃子とこいのぼり
サンヨン強化週間 ・Day1 in 館林・後編。


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「狸の大親分☆」


野鳥の森の最寄り駅は東武伊勢崎線の「茂林寺前」(もりんじまえ)です。
つつじで有名な館林のひとつ手前の小さな駅で、特急は停まりません。
また、駅からはバスなどはなく歩いていくことになります。
もっともゆ~~っくり歩いても、野鳥の森までは20分ほどなので苦になりませんけどね(^^;
で、その途中にあるのが今回訪ねる「曹洞宗茂林寺」です。

駅から茂林寺に通じる道沿いには、昔話「分福茶釜」のあらすじをイラストつきで紹介する看板が随所で見られます。
前回訪ねたときにはなかったですし、かなりきれいだったので最近作られたもののようですが。
実は茂林寺はこの物語の元となった伝説の舞台なんです。


茂林寺は1426年(応永33年)「大林正通禅師」が諸国行脚の折に館林を訪れ、小庵を結んだことが始まりといわれています。
1468年(応仁2年)青柳城城主「赤井正光」(照光)が自領地の一部を寄進し、堂宇を建立しました。
同時に名前を「青龍山茂林寺」と改め、このときに現在の伽藍が形成されたのではと思います。
その後、1522年(大永2年)には後柏原天皇から勅願寺の綸旨(りんじ)を、
1642年(寛永19年)には三代将軍徳川家光から朱印をそれぞれ賜っています。
古くから朝廷や幕府の保護があったんですね。
これも「分福茶釜」のご加護ゆえなのでしょうか。


茶釜の説話については茂林寺のHPにある「分福茶釜と茂林寺」を参照していただくとして。
気になるのは、大林正通禅師とともに茂林寺にやってきた老僧「守鶴」(しゅかく?)です。
禅師と守鶴の出会いは諸国行脚途中の伊香保山麓とのことなので、1426年より前のこと。
そして守鶴が正体(タヌキではなくムジナとも)を現してしまい、この地を去るのが1587年(天正15年)のこと。
この間なんと161年!!
いかに長寿の生物といえども、これほど長きに渡って生きることはできないでしょう(^^;
でも「鶴は千年~」という言葉があり、さらにこれを守る「守鶴」という名前。
なにやらつながりがありそうですね(^∇^)



表紙の写真は、山門の左手にある大タヌキ。
1960年(昭和35年)4月29日に東武鉄道により寄贈されたものです。
高さは2.5mもあり、土台も含めると4m近くはあるんじゃないでしょうか。
参道の両脇に並ぶ小タヌキを見た後に登場するので、その大きさには圧倒されます(^^;



曹洞宗茂林寺
館林市観光協会
茂林寺@Wiki
分福茶釜@Wiki









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参道の両側に並ぶタヌキたち、全部で11対22体並んでいます。
それぞれ姿にちなんだ句がつけられているんですよ。

これは左側の入り口から4番目の子。
「朧夜の 何が気になる おおつヾみ」


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左5番。
「やヽ少し 化け残したり 安居前」

直前まできちんと化けていたんだけど、家に着いてほっとしたのか?
化けの皮がはがれかけてる、ってところでしょうか。
あごの下にある「カ」(?)の文字がちょっと気になりますね。


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左7番。
「盆僧と なる墨染の 化けきれず」

「墨染」という地名が京都は伏見にありますが、この姿とはつながりませんね。
となると「藍染」に近い意味のようですが・・・・・ちょっとこの句の意味は難しいですね(^^;
ただお坊さんの姿をしているので、お盆の供養が関係していそうです。


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一つ戻って左6番。
「焼酎の 徳利を庫裏に 忘れしや」

お坊さんなのにお酒を飲むとはこれ如何に??
「徳利」(とっくり)と庫裏(くり、お坊さんたちが住まう場所のこと)を掛けた駄洒落ですね(^^)


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右11番。
「狸阿々 大年の夜も 福分つ」

大年とは大晦日のこと。
大晦日の夜も忙しくはたらいて福を分け与えているということでしょうか。
この子は福の代わりに酒瓶を抱えていますけどね☆


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右5番。
「八畳を 隠し狸の 座も夏野」

読解不能・・・・・!!!σ(-"-;

でも、おなか丸出しで「こ~さ~ん!」(降参!)って言ってるような
ユーモラスな姿がかわいくて(^^ゞ


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右3番。
「ちょうちょうの ふわりと飛んだ 茶釜かな」

これは「小林一茶」の句です。
昔話で有名な「茶釜が綱渡りをする」というシーンを詠んだものと思われ。
見た目重そうな茶釜が、まるで蝶のように軽々と綱渡りをしている様子を表したんでしょうね(^^)


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ここからはタヌキたちの表情を切り取ってみます。

右の9番。
「これはこの 濁酒の酔いの 明るさに」

角度を変えた2枚をつなげてみました。
「お~い、たぬきど~ん!」
「へ~い?」



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左5番に似てますが、これは右4番。
「打ち出すや 大杉が生む 春の月」

この句も読解不能ですが(^^;
大杉を敲いて出てくる音色に耳を傾けているんでしょうか?


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右10番。
「冬安居 前の機嫌な酒 壷満たす」

冬安居というのは冬眠のことでしょうか。
その前にちょっと一杯・・・・・。
「あ~、うめ~~!!」


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そして再び右11番。
「新緑の 下(もと)で飲む酒 また旨し」
なんてね(^^;


この後館林駅に移動し、そこからシャトルバスでつつじが岡公園に向かったのですが・・・・・。
入り口でのあまりの人の多さにビックリ!( ̄△ ̄;;
前回行ったときは、朝早い時間だったので楽に入れたんですけどね~。
これではとてもゆっくり見ていられる状況ではないと思い、今回はあきらめました。
おまけにバスはこのあと30分以上は来ない・・・・・・orz
ということで、のんびり歩いて館林駅まで戻ることにしました。


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つつじが岡公園に向かうバスの車窓から見えたこいのぼりの群れ。
ギネス世界記録にも認定された「世界一のこいのぼりの里まつり」の一端です。
これは鶴生田川(つるうたがわ)の両岸にかかるエリアのほんの一部。
ここから館林駅方面に向かって約600mに渡ってこいのぼりが飾られています。


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上流側は川という感じではなくなる上に、風が弱かったので元気よく泳ぐ姿が見られず。
かえってちょっとさみしい雰囲気になってしまったのは残念でした(^^;
でも、いったいどこまで続いてるんだー!?と圧倒されたのは確かです。

もう少し風が強かったら、もっと迫力のあるシーンが見られたんでしょうね。
といっても風が強いと花を撮るのは大変なわけで・・・・・。
う~~ん、悩ましい!!



こいのぼりの展示範囲
※左上のバーで倍率変更、ドラッグで場所の移動ができます。




9~11枚目 D40+VR105mmF2.8Gmicro
ほかはすべて D40+DX18-55mmF3.5-5.6GⅡ


次回は2日目、ネモフィラを求めて「ひたち海浜公園」へ向かいます。
by sampo_katze | 2009-05-19 21:00 | 散歩 | Comments(2)
Commented by yoruichi01 at 2009-05-21 20:43
こんばんは~♪

トトロかと思いました( ̄ー ̄ゞ

どれもイチモツの垂れ具合が気になります。(; ̄Д ̄)

分福茶釜(漢字で書いたのは初めですが…)
小学校1年生の学芸会でタヌキ役をやった記憶
が薄らとあります。

そう言われれば「鶴は千年…」って何なんでしょうね。

猫さんの考察はイツモとても面白いですね。 歳をとったら
カミサンと二人でこういう全国旅行してみたいなぁ~て(* ̄∇ ̄*)
いつも思います。

最後の「鯉のぼり」すごいですね!!!

でサンヨンGETされたのですね!! 
オメデトウございます☆(^◇^)ノノ

すっかり値上がりしたのですね。すっかり疎くなってしまって
D700発売あたりで完全に時間が止まっています。
Commented by sampo_katze at 2009-05-22 20:36
夜一。さん、こんばんは♪

確かに!
トトロを彷彿とさせる何かがありますね(^^)
こじんまりですがうっそうと茂る森があるので、夜になると猫バスが~☆

そうそう、この手の置物は「袋」がポイントですね。
中には「金の玉」が入っているわけですが(^^;
商売繁盛につながるということで、袋の中に「金」と「玉」(ぎょく ≒高貴なもの?)が入るように
という願いが込められているのかもしれませんね!
無駄に大きいのは欲の現われだったりして!?(笑)

サンヨンは昔からひとつの憧れでした。
VRがないんであきらめてたんですが(^^;

>すっかり疎くなってしまって~

ある意味健全だと思います!(爆)


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