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お猿と石畳の温泉街
年末忘年温泉旅行2009@渋温泉編・第2回。


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「湯処の起点」


「湯田中」
なんとも気の利いた名前だなぁと思います。
「油田」ならぬ「湯田の中にある」という意味に取れますからね。

横湯川・夜間瀬川沿いに点在する9または10か所の温泉を「湯田中渋温泉郷」と呼びます。
駅近くから順番に「新湯田中」、「湯田中」、夜間瀬川沿いの「星川」、川向こうの「穂波」、「安代」とあり、
その先に今回訪ねる「渋温泉」があります。
横湯川の向こう側には「沓野」、少し離れて志賀高原へ至る国道292号線に沿って「角間」「上林」。
最後の「地獄谷」は渋温泉からさらに奥の山間です。

また、渋温泉のパンフレットには
「温泉(おゆ)より水が高い(=高価)」
とあります。
普通地面を掘れば水が出てきますが、ここでは温泉が出てくるので遠くから水を引いてこなければならないそう。
ただ熱いだけの淡水が出てくるだけなら問題ないんでしょうけどね(^^;
ここはまさに掘れば湯が出る「湯田」の真っ只中にあるようです。


表紙の写真は、長野電鉄の終着駅「湯田中駅」の駅舎です。
こちらは線路の西側に立つ2代目で、初代の建物は線路をはさんだ反対側にあります。
初代は現在は改装されて資料展示室になっています。
また日帰り温泉施設「楓の湯」と足湯が併設されていて、列車の待ち時間があるときはこちらで過ごすのも一興ですよ。
さらに「楓の湯」利用が条件となりますが、特急にも乗れるおトクな往復乗車券(当日限り有効)もあり。


湯田中駅
湯田中渋温泉郷
いずれも@Wiki









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湯田中温泉にある「鈴虫坂」からの眺め。
目指す渋温泉へは夜間瀬川沿いの平坦な道を歩いて行くこともできます。
まぁ行きは宿に着けさえすればいいということで、ちょっと遠回りで。


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渋温泉には9か所の外湯があります。
ここは一番西にある三番湯「綿の湯」
切り傷や皮膚病によく効くそうです。

外湯の建物にはそれぞれスタンプがおいてあります。
宿や土産物屋などで「巡浴祈願手ぬぐい」を買って外湯巡りに行きましょう。
すべてのスタンプを押したら「渋高薬師」へお参りに。
九つのお湯で九労(苦労)を流し、厄除けや安産などのご利益があるそうですよ(^^)


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二番湯「笹の湯」の隣にあるみそまんじゅうの製造元「松本製菓」
店先ではもうもうと湯気が立ちこめていました。
散策で小腹がすいたときにちょっと立ち寄ってみるのはいかがですか?


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その隣は温泉街の娯楽場「渋温泉クラブ」
射的やスマートボールなどが楽しめます。


スマートボール@Wiki

ダイドードリンコ
※トップページ右「お楽しみコンテンツ」の「キッズひろば」をクリックすると
 「射的」と「スマートボール」のゲームができます。
 高得点は意外と難しい・・・・・(^^;


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足元のマンホールにはこんなものが。
渋温泉の先には温泉に浸かる猿で有名な「地獄谷野猿公苑」がありますからね。
宿でも「猿が入ってくるので窓は開けないで」と書いてありましたし。


地獄谷野猿公苑ホームページ



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憧れの旅館「金具屋」
ジブリの映画「千と千尋の神隠し」に出てくる湯屋のモデルとなったとされています。
といっても、ここだけでなくいろいろな建物のエッセンスが詰め込まれて描かれているそうですけどね。
ちなみにこれは別棟です。


金具屋


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こちらが本館で、木造4階建てになっています。
現在は建築法かなにかで木造4階建ての新築はできなくなってたような?
国登録有形文化財になってるのも納得です。


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「渋高薬師」への入口近くにある足湯。
足だけでもほんとに体の芯からぽかぽかとあったまります。
外湯巡り前のウォーミングアップにもいいかも?


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足湯の向かいには「渋高薬師」への七十八段の石段がそびえます。
見上げるとかなりの急勾配。
この日は雪がなかったので安心ですが(^^;


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破風には大小の龍の彫刻が。
ちょっとめずらしいデザイン。


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足元にはたぬきさんもいました(^^)


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第1回年末忘年温泉旅行のときに泊まった「湯本旅館」
こちらも風情ある建物です。


湯本旅館


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石畳の路地を行く。
浴衣と下駄でカラコロ歩けばなおよし、かな。

宿まではもう少しです(^^)


すべて D700+AiAF28-105mmF3.5-4.5D


次回は、宿のお楽しみの1つの御食事です。
by sampo_katze | 2010-01-27 21:15 | 温泉 | Comments(0)


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