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実機見学
エアクラフトシティ調布ポタ・後編。


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「JAXAの三羽烏」


プロペラカフェでマッタリし過ぎたため、バタバタとしながらの見学が続きます。
一般公開が行われているのは16時まで。
そして第2会場に着いたのは15時30分過ぎ!(汗)
実機が見られるこちらのほうに興味があり、時間切れだけは避けたかったのでよかったですが(^^;


表紙の写真は、格納庫の前に並んだ3機の実験機たちです。
いずれも小型機ですが、やっぱり実物の飛行機を目の前にするとワクワクしてきます☆









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向かって左にいるのが「DREAMS技術実証機」です。
「DREAMS」は「次世代運航システム技術の確立を目的とする研究開発計画」のことだそう。
2011年を目標に新システムのキーとなる5つの技術の実証が行われるようです。

ベースとなった機体は「ビーチ・エアクラフト社」(現ホーカー・ビーチクラフト社)の「A36 ボナンザ」
初代の「モデル35」は1947年(昭和22年)2月の生産開始で、以降改良を重ねながら現在も生産が続いている息の長い機種だそう。


ビーチクラフト ボナンザ@Wiki


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バックビュー。
格納庫の向こう側は調布飛行場で、ここから滑走路に行くことができます。
もっとも通常はJAXA側も飛行場側も扉が閉まっていますけどね。

ここにある飛行機が飛ぶときおよびこちらに戻ってくるときは両敷地の間を走る道路を一時的に通行止めにし、
飛行機が道路を横断して移動します。
機体の説明をされていた職員の方の話によると、平均すると1~2週間に1回くらいはあるんだそう。
もちろん確率の問題なので、1ヶ月も飛ばないことも。
また飛行機がいつ飛ぶのかは「わたしたちにもわかりません」とのこと。
なので、残念ながら道路を横断する飛行機を見ることができるのは運次第ということですね(^^;


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中央は多目的実証実験機「MuPAL-α」
ベースは調布と大島などを結ぶ航路にも使われている「ドルニエ228-202型機」で、1988年(昭和63年)に導入されました。
阪神淡路大震災やナホトカ号石油流出事故の際には、災害支援機として使用されたことも。
現在は「インフライト・シミュレーター」(飛行中の飛行機内で行えるシミュレーター)への改修が行われているそうです。


ドルニエ228@Wiki


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垂直尾翼には「JAXA」の前身である「NAL」(航空宇宙技術研究所)のロゴが。


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右にいるのが「実験用航空機」、ベースは「ビーチクラフト65 クインエア」
1962年(昭和37年)に実験用航空機として導入されました。
現在は主な研究目的の任務をMuPAL-αにゆずり、定期的な大気環境観測や航空機搭載機器の評価などに用いられています。
ちなみに同型機(?)の「キングエア」については情報が多いのですが、「クインエア」についてはよくわかりません(^^;



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機首下の車輪部分。
片側だけで支えているんですね。
って、上の機種もそうなってることに後になって気づきましたが。


このあと先端技術紹介のブースでは、終了時刻を過ぎていたにもかかわらず
研究員の方の熱心な説明を感心しながら聞いてました。
特にTETSUとTCが・・・・・ね。


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最後に到着する飛行機を迎えるべく、調布飛行場の滑走路の北側の小高い丘へ。
JAXAの飛行場分室とは目と鼻の先ですのですぐに到着です。
高さがあるので、フェンスを心配せずに見られるのがいいですね(^^)


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16:45着の「大島発106」と思われ。
行きの「105便」の使用機材コードが「Do」ではなく「Bi」(だったかな?)だったので。


ブリテン・ノーマン アイランダー@Wiki


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MuPAL-αと同じ、ドルニエ228。
これは17:00着の「新島発208便」かな。



4月18日の走行距離 20.0km


1~3、5、6、8枚目 D70+DX18-70mmF3.5-4.5G
4、6、7、9、10枚目 D70+VR70-300mmF4.5-5.6G


次回は、連休に訪ねた伊豆大島の様子です。
by sampo_katze | 2010-05-09 16:20 | 飛行機 | Comments(0)


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