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「Brompton」の後輪を外してみる
パンク修理ができないと・・・


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「できれば使わないほうがいいもの」


相棒の折りたたみ自転車「Brompton」を導入して早7ヶ月が経ちました。
この間、メトロシリーズを初めとして都内へのプチ輪行の回数は2ケタになり、
7月の大阪行きでは新幹線、5月の大島と8月の宮古島では飛行機輪行も体験しました。
残るは船ですが、「隅田川」の水上バスでやったことがあるのでクリアかな?(^^;
ということで、導入の目的は十分に果たしてくれている感じです。

そして、この短い間にパンクをなんと2回もやってしまってます。
昨今の良好な路面状況を考えるとありえない回数ですよね(汗)
で、出先では完全な修理はできないので「スペアチューブ」を交換することになるんですが
前輪はともかく後輪は内装ギアのためにどうやって外していいのかがわからない!
というか、「ハブ」の中から変速用のワイヤが出ているのでこれを切り離さないとタイヤが外れないんですね。
う~~ん、どうしたものか?

でも、さすがはインターネット。
「Brompton」の後輪の外し方を解説してくれるページがありました!
「寄り道」さん、ありがとうございます☆☆☆

ブロンプトンのパンク修理講習で後輪を外す方法の覚書 - 寄り道研究所


こちらを参考して自分でもやってみたらなんと簡単なことか☆
大変なのはチューブ交換後リムにタイヤをはめ込むときと
外した「チェーンテンショナー」を取りつけるときの2点だけです。
これで安心してガンガン走れるぞー!(^∇^)v


表紙の写真は、タイヤを外すためのタイヤレバーとスペアチューブです。
これがあれば出先でパンクしても安心。
でもできれば使わないで済ませたいものでもあります(^^;


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さっそく外してみよう!と言いたいところですが、ちょっと待った。
まずは変速ワイヤの動きをよく見て覚えておきましょう。
取り付けた後に調整が必要になりますので。

チェーンが出てきているナットの脇に穴があいているので、そこをのぞいてみます。
そして変速レバーを操作して動きを確認しましょう。
3速のばあい「トップ」にするとワイヤがゆるみ、「ミドル」および「ロー」にするとワイヤが張られます。
また「ミドル」のときは中に見えるロッドの頭がねじ山とほぼ同じくらいの位置になります。
ワイヤを元に戻したときの調整はこの位置が目安となるので、しっかり覚えておきましょう。



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ナットを外した状態で見るとこんな構造になってます。
なお3段変速では、ねじ山とロッド先端の位置調整はそれほどシビアではないようです。
気持ち引っ込んでるかな?or飛び出してるかな?くらいでも大丈夫かと。



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次に変速ワイヤを外します。
あらかじめ「トップ」にしておくとワイヤが緩むので作業が少しやりやすいと思います。

ゆるめる部分はギザギザがついているネジではありません。
これは「ゆるみ止め」なので、これを回してもワイヤは外れませんので(^^;
で、その下の部分を持って上を回すと外れます。


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ワイヤとチェーンが分離できるとこんな感じ。


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チェーンが分離できたら、軽く(ほんの気持ち程度でいいです)引っ張るようにしながら反時計回りに回します。
するとチェーンがハブから抜き取れます。
細い部品なのでなくさないように注意。
まぁ、なくてもトップギアに固定された「シングルギア」になるだけですが(ヲイ)

逆に取り付けるときは、すこ~し強めに押し込むような感じで時計回りに回します。
先端のねじがかみ合っていればそれほど押し込まなくても勝手に締まっていきますが、
その感覚が意外とわかりづらいです(^^;

最後はねじが動かなくなるまで締めこみましょう。
軽く動かなくなってから、その後1~2回ほど力を込めれば外れることはないと思います。
工具を使って強く締めるとねじ山がナメるかもしれないので、手で十分でしょう。


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ロッドを抜き取ったところ。
ロッドの先端にねじ山が切ってあります。


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次に15mm幅の「スパナ」または「モンキーレンチ」を使ってナットを外します。
ラチェットつきのスパナがラクでいいですが、なくても特に問題ありません。



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「ナット」を外すと「ワッシャ」ももれなくついてきます。
これらもなくさないように気をつけて。
まぁ、なくても(2回目・以下略)



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次はちょっと難所の「チェーンテンショナー」外しです。
強力なバネが内蔵されていて、外すとアームが赤の太矢印の方向にすごい勢いで動きます。
手を滑らすとはじけるので慎重に。

外側の長いアームは上に、内側のアームは下に押すようにしながら手前に引くのですが
チェーンがあるのでちょっと大変ですが、がんばって外します。
実は取りつけるときの方が大変なんですけどね(^^;

また、外す前にチェーンがどのようなルートで通っているかをチェックしておきましょう。
短いアームについているプーリーはチェーンが上を、
長いアームについているガイドつきプーリーはチェーンが下をそれぞれ通ります。

チェックしないと取り付けるときに混乱します。
てか、ちょっとしました(笑)。
今は慣れましたが(ホント?)


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テンショナーを外したところ。
撮影のため片手で持ってますが、両手で作業した方がラクなのはいうまでもありません(^^;

なお、この状態から手を離すとはじけて飛んでいきます(笑)
面白半分にやると危ないので遊ばないでくださいね!(^^;


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外したテンショナーをフリーにするとこんな形。
赤い線が本体に着いていたときの角度で、この状態から時計回りに動いてこの状態になります。
強力なバネのため赤い線の位置に戻すのにはちょっと力がいりますね(^^;


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テンショナーを取り外した後はこんな感じになります。
車輪はこのナットで固定されていて、これは両方にあります。
これを15mmのスパナまたはモンキーレンチで「ゆるめます」
取り外す必要はありません。


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ちなみにナットを取り外すとこんな感じになります。
取り外さなくても車輪は外せるので、内側にある「脱落防止金具」がフレームから外れるスペースになるまでゆるめるだけでOK。
ただし、サイドスタンドをつけているばあいはナットとスタンドの両方を外してしまった方が
あとの作業がラクかもしれません。


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これがナットの内側にある脱落防止金具。
上下にツメがありフレームの穴にはまるようになっていて、仮にナットがなくても簡単には脱落しないようにできているんですね。
サイドスタンドの内側にも同じようにでっぱりがあります。

これは刻印があるように上下の向きがあるので、車輪を取りつけるときは向きに注意しましょう。
もっともツメとフレームの穴のサイズが合わないので、逆さにしたら入りませんけどね(^^;
この金具を本体フレームから外せば車輪が取り外せます。
なお、この写真ではわかりやすくするためナットを外した状態で取ってます。


ちなみに正常な状態でこの作業を試すときは、タイヤの空気を抜いてから行ってください。
でないとブレーキシューにタイヤがひっかかって取れません。
もちろん本当にパンクしていたらいりませんが(笑)

後輪を外すことができればチューブ交換または修理は簡単☆
なおその手順はここでは省略します。
検索すればいくらでもでてきますし・・・・・って手抜きですみません(^^;

また前輪は15mmのスパナがあれば、ナットをゆるめれば外れるので簡単。
ということでこちらも省略します。


さて、元に戻すのはここまでの手順の逆に行っていくだけです。
ただし、最初に外したナットはガッチリと締めこむ必要はありません。
変速チェーンのテンションを調整するためのもので、車輪などを固定する用途には使われていないので。

これができればもうパンクはコワくない!?
掃除もラクになりますよ~(^∇^)v


最後にお約束ですが・・・・・。
この記事を読んで行なった作業によって生じた損害は、当方およびリンク先の管理者様もその責を負いません。
これに限らず、ちょっとでも心配や不安があったら迷わずショップに行って相談しましょう。
「百聞は一見にしかず」ですからね。



11枚目 D40+DX18-55mmF3.5-5.6GⅡ
14枚目 D70+Cosina 50mmF2.0 Makro-Planar T* 2/50 ZF
ほかはすべて D70+VR105mmF2.8G/micro
by sampo_katze | 2010-10-16 18:35 | 自転車 | Comments(2)
Commented by 富田 at 2011-09-04 21:34 x
千葉在住の富田と申します。
BROに乗って1年ですが、何となく後輪を外すの躊躇してました。でも拝見させていただき、ロードと変わらぬくらい簡単にできました。ありがとうございました。
Commented by sampo_katze at 2011-09-05 22:05
富田さん、こんばんは☆
そしてはじめまして!

お役に立てて何よりです(^^)

わたしもかつては「ランドナー」で輪行していた経験があったので
外すこと自体には躊躇はないんですが、内装変速なので最初から「???」状態でした。
でも、最初のリンクにある「寄り道」さんの記事のおかげで実践してみる勇気が湧き
やってみたら「あら簡単!」とビックリ!
おかげで安心してどこにでも行けるようになりました(^^)

ロードも乗られているんですね!
わたしもちょっと気にはなっているんですが、まだ手が出ません(笑)


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