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富岡の二大社寺
地下鉄に沿って走ろう!東京メトロ東西線編・第5回。


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「二階建ての社殿」


前回から2日目がスタートしたのですが、いきなり出初めの「八幡橋」で猫の集会(?)に遭遇。
足止めを食らってしまいました。
まぁ自分が勝手に足を止めたというのが正解ですかね(^^;
で、今回は「富岡八幡宮」(とみおかはちまんぐう)からリスタートです。

「富岡八幡宮」は1627年(寛永4年)、当時「永代島」と呼ばれていたこの地で創建されました。
当時この辺りも海だったんですね。
その後、周辺の砂洲を埋め立てて社地と氏子の居住地を作りだしたんだそう。
広さは延べ60,500坪あまりにもなったというのですからオドロキ!

また毎年8月15日前後に行われる「深川八幡祭」または「深川祭」と呼ばれ、
赤坂の「日枝神社」(ひえじんじゃ)の「山王祭」、「神田明神」の「神田祭」と並ぶ「江戸三大祭」の1つ。
3年に1度は御鳳輦(ごほうれん)の渡御が行われる「本祭り」で、大小あわせて120余基の神輿が担がれ
特に8月15日に最も近い日曜日には、大神輿54基が勢揃いする連合渡御が行われます。
このときは神輿のお清めと担ぎ手の暑さ対策のために次々に水がかけられることから「水かけ祭り」と呼ばれるほど。
でもこの記事を書くまではこれも毎年行われるものだと思っていました(^^;
ちなみに次回は来年2011年です!


表紙の写真は、「富岡八幡宮」の「御本殿」です。
タイトルにもあるようにめずらしい二階建ての構造になっていて、これは「浅間造」と呼ばれるんだそう。



富岡八幡宮公式サイト
富岡八幡宮@Wiki
鳳輦とは@コトバンク


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入口に立つ狛犬。
いままでいろいろな狛犬を見てきましたが、こんなに愛嬌のある顔のは見たことがないです(笑)
インパクトありすぎ!!


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本殿に向かって右手に下りる道の先に進むと、「横綱力士碑」なる大きな石碑があります。
ここは江戸時代に「勧進相撲」が発祥したことで知られていて、ほかにも「大関力士碑」や「強豪関脇力士碑」など
相撲に関する石碑が並んでいます。
現在でも新横綱が誕生したときには、ここの境内で奉納土俵入りが行われるんだそう。


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続いて西どなりの「深川不動堂」へ。
残念ながら境内が工事中だったため、撮影は断念。
あ、もちろん参拝はできますのでご注意を!

かつての境内の様子を描いた絵があったのでこちらを代わりに。
いつ描かれたものかはわかりませんが、相当敷地が広いということがわかります。


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「門前仲町」の駅に通じる仲見世通り。
両側にはいろいろなお店が並び、ところどころからお腹をくすぐるいい香りが・・・・・くんくん( ̄¬ ̄*

ちなみにこの日は9月26日、縁日は28日です。
お、おしいっ!!(涙)


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門前から「永代通り」へと出ます。
その交差点の一角にちょっと古めかしい外観のお店が目に入りました。
豚のイラストがなかなかかわいい感じ。

でもそのお店の名前はどこかで見たことがあるような?
で、あとで調べたらやはりチェーン店になっている「万豚記」(わんつーちー)でした。
以前広島で「本場坦々麺」を頼んだものの、あまりの辛さにヒーヒーいいながら食べた記憶がよみがえりました(^^;;
今思い出しても体中から汗が吹き出してきそうです。


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しばらく西に進むと「隅田川」に架かる「永代橋」(えいたいばし)を渡ります。
初代は1698年(元禄11年)8月に5代将軍「徳川綱吉」の50歳を祝して架けられたもので、「隅田川」では4番目の橋。
橋の名前は先にも出てきた「永代島」にちなむ説と、徳川幕府が末永く代々続くようにという意味からという説があるそう。
しかし1807年(文化4年)旧暦の8月19日(現在の9月20日)、富岡八幡宮の祭礼に詰め掛けた群衆の重さに耐え切れず落橋。
その後再架橋(修復?)されましたが老朽化のため、1897年(明治30年)に現在の位置に鉄橋が架けられました。
これは道路橋としては日本初の鉄橋だったんだそう。
ところがこれも1923年(大正13年)の「関東大震災」で炎上(橋底が木材でできていたことが要因)。

1925年(大正15年)に「震災復興事業の第一号」として再架橋され現在に至ります。
橋の中央部分が半円状のトラスになった外観は、ドイツの「ライン川」に架かっていた「ルーデンドルフ鉄道橋」をモデルにしたものだそう。


永代橋@Wiki


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「永代橋」西詰の少し上流側には「日本橋川」が流れ込んでいます。
この河口に架かるのが「豊海橋」(とよみばし)。
日本では数少ない「フィーレンディール橋」と呼ばれる構造で、現在の橋は5代目。
1927年(昭和2年)に「震災復興事業」により、近くにかかる「永代橋」との調和を考慮したデザインで再架橋されました。
形も独特の上に色も白なのでよく目立ちますね(^^)


豊海橋@Wiki


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「豊海橋」を撮ったあと上流方向を眺めると、「スカイツリー」が見えました。
でも1つ上流にある「隅田川大橋」が目の前を横切っていて見にくかったのでそちらに移動。
北側の「歩道」からは美しいシルエットの「清洲橋」とのコラボを見ることができました☆
ちょうどいいタイミングで水上バス(回送かな?)が2隻連なって浅草の乗り場に向かっていきます。

余談ですがこの橋、北側は「歩道」になっています。
自転車でも来れないことはないですが、何しろ東も西もスロープがない階段になっているので担がないとなりません(^^;


隅田川大橋@Wiki


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「隅田川大橋」の南側からは「永代橋」と「佃」の高層マンション群が見えます。
「隅田川大橋」は1979年(昭和54年)完成と比較的新しい橋ということもあってか、構造が景観的に好ましくないという声もあるようですが
橋からの眺めはなかなかいいですね☆

なお、南側の道は両端ともにスロープがあるので自転車でのアクセスも容易です。
もっともスロープの傾斜はそれなりにあるので「降りて通行してください」と注意書きがありますが、
この辺りに限らず、大きな橋の前後には結構急な坂になっていたりしますからね。


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「隅田川大橋」から川沿いに下って再び「豊海橋」へ。
そのたもとには「日本銀行創業の地」の碑があります。

曰く
「明治十五年十月十日 日本銀行はこの地で開業した
 明治二十九年四月 日本橋本石町の現在地に移転した
 創業百周年を記念してこの碑を建てる

   昭和五十七年十月
    日本銀行総裁 前川春雄」


このレリーフからは当時の建物の詳細を知ることはできませんが、
時代を考えるときっとレンガ造りのモダンな建物だったんでしょうね。


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「永代橋」を越えた次の駅は東京メトロ「日比谷線」と接続する「茅場町」(かやばちょう)です。
その駅の西側に細長いウエハースのようなビルが目に入りました。
「光世証券」(こうせいしょうけん)の東京店ビルです。
最上階に近づくほど細くなり、先端部分には時計が取りつけられていて時計塔のよう。


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最後は「日本橋交差点」北西角に建つ「パソナ」の本部ビル。
TX系の番組「空から日本を見てみよう」の「もじゃハウス」に出てきそうな建物でビックリ☆


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近くで見てみると、なかなか壮観な眺め!
建物の中で植物が異常繁殖して外壁の通風口から外に出てきたように思えるくらい(^^;
もちろんそんなことはなくて、外側の格子状になっている部分に植生されているんですけどね。



すべて D40+DX18-70mmF3.5-4.5G


次回は、大手町から早稲田付近まで走ります。
by sampo_katze | 2010-11-01 20:50 | Brompton+地下鉄 | Comments(0)


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