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吉備の神社
秋の大遠征PartⅡ 自転車でめぐる岡山編・第1回。


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「今回のルート」


「浜名湖ポタリング」を先に掲載したため中断していた「秋の大遠征」の後半戦です。
山陰めぐりをした前半の3日間はポイントまではみ~さんの車で移動、そこからは徒歩でした。
後半は2回目の飛行機輪行で連れてきた「Brompton」の出番です。

当初は「出雲空港」から出ている福岡行きの飛行機に乗って九州を走ろうかと思っていたんですが
「出雲→福岡」の飛行機はマイルでの特典が使えず断念。
それならばJRで移動できる「岡山」へ行こうと考えたわけ。
岡山では走りたいコースが2つあり、出雲からのアクセスも乗り換えなしの1本道なので都合がよかったのも大きな理由ですね。

さて、11月9日の朝は「出雲市駅」発07:24の特急「やくも8号」岡山行きで出発。
岡山到着は10:40なので乗車時間は3時間を越える長丁場です。
この日の午後も少し走る予定にしているので、ちょっと贅沢をしてグリーン車にしました。
「パノラマグリーン車」なのですが、岡山行きでは後ろ向きになるので展望は楽しめません。
でも「Brompton」を身近においておきたかったので、席は最後尾を指定しました。
出入口は前方にしかありませんから乗り降りは不便ですが、安心感は高いです。

岡山に着いたら大きな荷物は宿に預け、「Brompton」にカメラ一式と身軽な装備で再出発。
この日は午後だけなので「吉備路自転車道」を走ることにします。


表紙の写真は、今回のスタート地点とした「JR吉備線」「備前一宮駅」前にあるマップです。
これを見ると岡山市内からすでに自転車道は始まっているんですね。
わたしが買った本ではこの駅からスタートするようになっていましたが、これは駅前にレンタサイクルがあるからか。
ここも含めて全部で5か所あり、乗り捨てもできるので体力がなくても安心です(^^)


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まずは最寄りの「吉備津彦神社」(きびつひこじんじゃ)へ。
社伝によれば、創建は「推古天皇」の時代(593~628年)とかなり古く
朝廷や中世以降の歴代領主の手厚い崇敬をうけていたようです。


吉備津彦神社公式サイト
吉備津彦神社@Wiki


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桃の形をした絵馬が並んでいます。
さすが「桃太郎」発祥の地ですね(^^)
厳密には近くの「吉備津神社」の方が本家なんですが、これはまた後ほど。


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境内に立つ「御神木」
向かって右側の葉がほとんどなく、幹の部分も樹皮がはがれたようになってますね。
これは落雷の影響でしょうか。
でもそれからかなり時間がたっているようで、少しずつですが回復しているようにも見えます。
植物の生命力の強さに改めて感心!


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「吉備津神社」をあとにして次の目的地へと向かいます。
自転車道には要所ごとにこんな案内看板があるので地図がなくても大丈夫?
でも個人的には、やはり地図はあったほうが安心できますね(^^;
GPSも紙の地図と併用することで、現在地の把握やその先のルートの確認などがとてもやりやすいですし。


途中「鼻ぐり塚」というちょっと変わった名前の場所があります。

「牛魂供養の「はなぐり塚」は、陰徳積善を掲げる法団福田海の経営で大正14年の創設。
 横穴式古墳の前に、馬頭観音の銅像を安置して本尊とし、全国のと場から送られてきた牛の鼻ぐりを山形に積み、その数およそ600万。
 毎月第三日曜日に供養を行い、なお、春秋二季に護摩をたいて畜魂祭を営んでいる。」

※案内板より引用

「鼻ぐり」とは牛の鼻につけてあるあの輪っかのこと。
これを牛の形見として供養しているところなんですね。
その数は600万というのですからスゴイ!


鼻ぐり塚@MAPPLE観光ガイド


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そして「吉備津神社」へ。
駐車場に「Brompton」を停め、ちょっぴり急な石段(すでに「大山滝」での急階段を体験済みなのでたいしたこととは思わないけど・笑)を上がります。
境内にそびえる大イチョウの木がきれいに黄葉していました☆

「吉備津神社案内
 記紀によれば、崇神朝、四道将軍の髄一として、この地方の賊徒を平定して平和と秩序を築き、
 今日の吉備文化の基礎を造られた大吉備津彦大神(五十狭芹彦命)を祀る山陽道屈指の大社。
 仁徳期創建で、「延喜式」では名神大社。
 また、最高位を与えられ一品(イッポン)吉備津宮とも称される。
 古来、吉備国(備前・備中・備後・美作)開拓の太祖神として尊崇され、
 殖産興業・交通安全の守護神、延命長寿の霊験あらたかな神として朝野の信仰があつい。
 吾国唯一の様式にして日本建築の傑作「吉備津造」(比翼入母屋造)の勇壮な社殿、
 鳴釜の神事、桃太郎伝説のモデルなどで著名。」

※案内板より引用

吉備津神社公式サイト
吉備津神社@Wiki


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これがここの最大の見所である「吉備津造」の社殿。
全国でもここでしか見られないというこの大きな屋根は確かに圧巻!


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おみくじが「合格」の文字を形づくっていました。


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長い回廊。
戦時中は疎開してきた子供たちがここや石段に並んで勉強していたんだそう。


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回廊を戻って社殿へ。
となりにある「神馬厩」(でいいのかな?)をのぞいてみると、馬の置物が。
周りがお酒で囲まれていて喜んでいるようにも見える?


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少し離れたところにある別の駐車場の近くには「犬養毅」の銅像が。


犬養毅@Wiki


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そこから振り返ると、吉備津造の社殿が堂々とそびえているのが見えます。
こちらから見たほうが全体の様子がよくわかっていいですね。
逆光なのが少し残念ですが、最初からこっちで撮るようにすればよかったかな?


すべて D700+VR24-120mmF4G


次回は後編、備中国分寺・総社方面を目指して走ります。
by sampo_katze | 2010-12-19 20:25 | Brompton+西日本 | Comments(0)


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