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江戸桜通りから人形町へ
地下鉄に沿って走ろう!東京メトロ半蔵門線編・第5回


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「開業当初から?」


「日本銀行本店」前から東に伸びる「江戸桜通り」を進みます。
この頃(3月19日)はまだ少々肌寒く、桜も冬枯れではやく暖かくならないかな?と思っていたことでしょう。
わたしもそうでしたが(笑)

この「江戸桜通り」、「外堀通り・常盤橋」から「昭和通り・本町2丁目」まで約500mの通りで
西側半分には「日本銀行本店」「三井本館」「三越本店本館」と重厚な建物が並んでいます。
特に「三井本館」南側に並ぶ14本もの列柱は圧巻!
「東京」ではなく「古代ローマ」のような雰囲気が感じられます。


表紙の写真は、「三越本店本館」の北側の角にある地下への入口です。
案内の表記が「三越地下賣場」「地下鐵入口」と旧字体になってますね。
ここから「銀座線」「半蔵門線」「三越前駅」に通じています。
駅の開業は1932年(昭和7年)ですので、おそらくその当初からここはあったものと思われ。
費用の全額を「三越」が負担して造られた駅なので、売り場と乗り場の出入口も共通としたんでしょうね。
なお、ここには地下鉄の地上入口に必ずある「東京メトロ」のシンボルマークは当然ながらありません。
あくまでメインは「三越」の入口ですからね(^^;


三越前駅@Wiki


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「中央通り」をはさんで「三越本店本館」の向かいにあるのが、「島根県」のアンテナショップ「にほんばし島根館」
前回2回目の「銀座線ポタ」は「日本橋」からスタートしたんですが、そのときは朝早かったために開いていませんでした(^^;
ご当地キャラの「しまねっこ」が出迎えてくれます。

また幟の陰に隠れているのは「しまねSuper大使」の「吉田君」
「秘密結社鷹の爪」では世界制服をたくらむ秘密結社の戦闘主任なんですが、それは裏の顔?(笑)


にほんばし島根館

蛙男商会公式サイト
※BGMが流れます


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その並びにあるのが、こちらも前回は開いてなかった「奈良まほろば館」
ご当地キャラから「奈良県職員」へと転職した「せんとくん」が出迎えてくれます。


奈良まほろば館


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そこから少し南へ。
これは「日本橋」北詰の東側に立つ「日本橋魚市場発祥の地」の碑です。
「三越前駅B6出口」を出てすぐそばのところにあります。

左にある石像は1954年(昭和29年)に建てられた記念碑のようです。
また、「発祥の地」の碑の右下には「乙姫広場」と刻まれた小さな石碑もありました。
この石像の名前から取ったものなのかな?


「日本橋から江戸橋にかけての日本橋川沿いには、幕府や江戸市中で消費される鮮魚や塩干魚を荷揚げする「魚河岸」がありました。
ここで開かれた魚市は、江戸時代初期に佃島の漁師たちが将軍や諸大名へ調達した御膳御肴の残りを売り出したことに始まります。
この魚市は、日本橋川沿いの魚河岸を中心として、本船町・小田原町・安針町(現在の室町一丁目・本町一丁目一帯)の広い範囲で開かれ、
大変な賑わいをみせていました。
なかでも、日本橋川沿いの魚河岸は、近海諸地方から鮮魚を満載した船が数多く集まり、
江戸っ子たちの威勢の良い取引が飛交う魚市が立ち並んだ中心的な場所で、
一日に千両の取引があるともいわれ、江戸で最も活気のある場所の一つでした。
江戸時代より続いた日本橋の魚河岸では、日本橋川を利用して運搬された魚介類を、河岸地に設けた桟橋に横付けした平田舟の上で取引し、
表納屋の店先に板(板舟)を並べた売り場を開いて売買を行ってきました。
この魚河岸は、大正十二年(一九二三)の関東大震災後に現在の築地に移り、東京都中央卸売市場へと発展しました。
現在、魚河岸のあったこの場所には、昭和二十九年に日本橋魚市場関係者が建立した記念碑があり、
碑文には、右に記したような魚河岸の発祥から移転に至るまでの三百余年の歴史が刻まれ、往時の繁栄ぶりをうかがうことができます。」

※案内板より引用


ザ・築地市場ホームページ


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「日本橋」から東に進んで「人形町交差点」へ。
ここで南北に伸びる「人形町通り」を南へ進み、「水天宮駅」方面へ向かいます。
その道すがらで見つけたのがこの時計台。
見た感じから「からくり時計」とは思ったんですが、次の16時の回があったとしても30分近くの待ちが必要。
なのでこの日はあきらめました(^^;


人形町商店街


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6種類あるイラストから2つをセレクト。
これは「一心太助」がモデル?
作者の名前がありませんが、「人形町商店街」のHP連載中のマンガを描いている「森本サンゴ」さんかな?と。


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こちらは芸者と検番。
芸者の着物の図柄は「こうもり」かな?

足下にはねずみの芸者と検番。
こちらの着物は「黒猫」の顔と小判。
「猫に小判」のことわざにひっかけたしゃれですね。


検番@Yahoo!百科事典


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「新大橋通り」の向こうに見えるのは安産の神様「水天宮」
また南側には「東京シティエアターミナル」(TCAT)もあり、羽田や成田へ直通リムジンバスが発着します。
ちょっと時間が中途半端だったので、ビルの影がかかってしまったのがちょっと残念。
ちなみに、ここにある「水天宮前駅」は1990年(平成2年)から2003年(同15年)までの間は終着駅でした。


水天宮
東京シティエアターミナル T-CAT


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階段を上がると両側に「狛犬」が立っています。
こちらは向かって左の「吽形」
親子が寄り添い見つめあうような形はめずらしいですね。

なお、この階段は結構急です。
そのためエレベータも設置されています。


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こちらは「社殿」
この翌日が「戌の日」のためか、境内ではその準備が進められているようでした。


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「社殿」の左手にある「かっぱの石像」
「水天」とはその名のとおり「水の神様」であることから、水と関わりの深い「かっぱ」の像があるのかな?
肩、胸、そして足下にそれぞれ赤ちゃんかっぱがいるのがわかりますか?


水天@Wiki


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最後は「子宝犬」
鈴で遊ぶ子犬とそれを見つめる優しいまなざしの母犬の姿がなんともほほえましいですね(^^)
犬は多産かつ安産であることに因んだもので、「戌の日」にはお参りに来られる方が大勢いるんだそう。

周りに並んだ珠は12個あり、それぞれに干支の文字が刻まれています。
「ご自身の干支をなでて子宝 安産 無事成長をお祈り下さい。」
と書かれていました。
ちなみにご利益は「子宝」のほかに「厄除け」や「家内安全」などもあるそうです。
知らなかった!


すべて D700+24-120mmF4G/VR


次回は最終回、終点の押上まで一気に走ります。
by sampo_katze | 2011-05-03 21:15 | Brompton+地下鉄 | Comments(0)


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