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新木場から若洲の臨海地帯へ
地下鉄に沿って走ろう!東京メトロ有楽町線編・最終回


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「ウルトラマンぽい?」


今回訪ねた「東京メトロ有楽町線」は、「埼玉県」の「和光市」から「江東区」の「新木場」を結ぶ全長28.3kmの路線です。
東京を走る地下鉄で唯一「埼玉県」まで路線が延びています。
まだ計画段階ですが「都営大江戸線」も路線延長で「東所沢」まで延びるらしいですね。

各路線を特徴づける「ラインカラー」は「ゴールド」ですが、車両のラインはそれに近いということで「黄色」になっています。
おかげで、今回の記事を書くまで「ラインカラー」の事実を知りませんでした(^^;

他社線とのつながりは終点「和光市」から「東武東上線」「川越市」、朝夕は「森林公園」まで、
また「小竹向原」からは「西武有楽町線」「池袋線」経由で「小手指」、早朝・深夜帯の一部は「飯能」まで乗り入れています。
「東武」、「西武」からの列車は、それぞれ「副都心線」にも乗り入れているのでパターンは4つ。
2012年度にはこれに「副都心線」経由で「東急東横線」が加わる予定になっています。
「埼玉県」から「横浜」へ乗り換えなしで行けるようになるわけですが、果たして?
便利になる反面、列車種別が複雑になって混乱しそうな感じもしますね(^^;


表紙の写真は、「東京辰巳国際水泳場」です。
泡をイメージしたようなドーム状の建物が個性的な建物で、結構目立ちますね。
向って右のドームには「メインプール」、左は「ダイビングプール」があります。
このメインプールは「北島康介」選手が2008年6月に行われた「ジャパンオープン」の「200m平泳ぎ」で
世界記録(2.07:51・当時)を樹立したところでもあるようですね。


東京辰巳国際水泳場
北島康介 オフィシャルWEBサイト


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終点の「新木場駅」は「有楽町線」のほか、「JR京葉線」「りんかい線」(東京臨海高速鉄道線)が乗り入れています。
こちらは大きくカーブを描きながら高度を上げて「新木場駅」へとつながる「JR京葉線」の高架です。
駅のホームから見ても、このように下から眺めても大迫力☆
遠くに小さいながらも「東京スカイツリー」の姿も見えました。
カメラやケータイでこの組み合わせを撮る人が結構いるよ、と通りすがりの近所のおじさんが教えてくれました。


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「新木場駅」の南口。
「木の町」らしく、駅名表示もこんな感じに。


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駅から北に進むと、かつて何度か通った「夢の島熱帯植物館」があります。
でもその前に、その少し先にある「都立第五福竜丸展示館」を訪ねてみることにしました。
入口には被災当時に掲げられていた「大漁旗」が飾られています。


「この展示館には、昭和29年(1954年)3月1日、太平洋マーシャル諸島のビキニ環礁における
 アメリカの水爆実験による被害を受けた木造のマグロ漁船「第5福竜丸」およびその付属品、関係資料を展示しています。
 日本の木造船による近海漁業は、今日でも行われていますが、かつてはこのような木造船で遠くの海までも魚を求めて行きました。
 ここに展示してある漁船は、昭和22年(1947年)に、和歌山県で建造されたものです。
 初めは、カツオ漁船でしたが後にマグロ漁船に改造され、遠洋漁業に活躍したもので、
 上記の被爆後は、改造されて東京水産大学の練習船として使われ、昭和42年(1967年)に廃船となりました。
 東京都は、このような遠洋漁業の姿を船の実物によって知っていただくとともに、
 原水爆による惨禍がふたたび起こらないようにという願いお込めて、
 この展示館を建設しました。
 (昭和51年6月10日開館)」

※説明板より引用


都立第五福竜丸展示館Official Site


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内部に入ると、なんと船体が丸ごと保存されていました!
これにはさすがにオドロキ!!

先の説明にも書かれていましたが、木造船だったんですね~。
今考えれば、よくこれで太平洋のど真ん中まで漁に出かけられたものだと感心してしまいます。


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屋外には「第五福竜丸」に積まれていたエンジンが展示されています。
船体は廃船になりましたが、エンジンは別の船に換装されていたんですね。
また、説明板につけられているレリーフはエンジンの破片を原料にして鋳造されているそうです。


「このエンジンは、昭和29年(1954年)3月1日に、太平洋のマーシャル諸島にあるビキニ環礁で、
 アメリカが行った水爆実験によって被害を受けた「第五福竜丸」で使用されていたものです。
 「第五福竜丸」は、昭和42年(1967年)に廃船になりましたが、エンジンは奥地寿太郎氏に買い取られ、
 同氏所有の「第三千代川丸」に取り付けられました。
 その後、同船は昭和43年(1968年)7月に三重県熊野灘沖で座礁・沈没し、エンジンは海中に没しました。
 平成8年(1996年)12月、28年ぶりにエンジンが海中から引き揚げられました。
 東京都はエンジンの寄贈を受け、第五福竜丸展示館脇のこの地に展示しました。」

※説明板より引用


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本来は「築地」に設置されるはずだった「マグロ塚」は、展示施設の裏手にありました。
で、現在の日本近海(特に太平洋側)・・・・・どうなんでしょうね?


「1954年3月1日、米国が太平洋のビキニ環礁でおこなった水爆実験で被曝した第五福竜丸から、
 放射能に汚染された魚が水揚げされ、消費者の手に渡る前に中央卸売市場築地市場の一角に埋められました。
 このような核の被害が再び起きないことを願って、「築地にマグロ塚を作る会」は募金活動を行い、
 募金に参加した大勢の子どもたちと共にマグロ塚を作りました。
 本来であれば、この塚はマグロが埋められた築地市場におくことがふさわしいのですが、
 市場は整備中であるため、暫定的に第五福竜丸のそばに展示されることとなりました。」

※説明板より引用


「築地」には、この「マグロ塚」に代わるプレートがあります。
それを訪ねた記事はこちら。
2011年5月29日の記事 勝どきのさらに先へ




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そして「夢の島熱帯植物館」。
隣接する「新江東清掃工場」で発生するエネルギーを利用して運用されています。

外観の特徴ともなっている大きな3つのドームは巨大な温室になっていて、様々な種類の熱帯植物を見ることができます。
ちょっと変ったところでは「食虫植物」を集めた小さな温室も。
また「オランダ」生まれ・「フランス」育ちの積み木の一種である「KAPLA」(カプラ)で遊べるスペースもできたようです。

今日は自転車ですし、過去に何度か訪ねているので入りませんでしたが(^^;


都立夢の島公園
KAPLA日本公式HP


さて、この日は「朝霞」から「新木場」まで一気に走破したこともあってさすがにバテました。
通常なら「浅草」まで走って終了とするんですが、今回は「新木場駅」から輪行して終了。
本当はここから南に下って「若洲」の先端まで行きたかったんですが、体が持ちそうもなかったですし(^^;


ここまでのルート(移動距離:32.2km)
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で、日を改めて5月21日。
「茅場町」(かやばちょう)からスタートし「若洲」方面を目指しました。
両側から建設が進められていた橋がついに接続された「東京ゲートブリッジ」を「新木場」エリアの南端から眺めます。
ちょうど「羽田空港」に着陸する飛行機のシルエットが見えました。


東京ゲートブリッジ@Wiki


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「若洲」エリアに入ってしばらく走ると「東京ヘリポート」があります。
東側を流れる「荒川」沿いの道からのぞいてみると、色とりどりのヘリコプターがとまっていました。


東京へリポート@Wiki


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しばらくすると爆音が聞こえてきました。
そして2機のヘリコプターが相次いでこちらに着陸☆

これは2番目に飛んできた「警視庁」のヘリコプター「はやぶさ1号」です。
メインローターとテールローターが絶妙の場所にあるところで撮れて、さらにラッキー☆
もちろん狙ったわけではなく、偶然ですけどね(笑)


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さらにサイクリングコースへと入ります。
コースの途中にはちょっと不思議なオブジェも。
これは「リンゴ」のようですが、果肉はどこに?(笑)


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そして謎の物体。
サルベージ船かなにかで使われていたアームかな?


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最後は「東京ゲートブリッジ」の足下から。
橋がきれいに見えて絶好のロケーション。
ここは魚釣りのメッカでもあるようですね。


5枚目 D700+ColorSkopar20mmF3.5
9枚目 PC画面キャプチャ
12枚目 D700+VR70-300mmF4.5-5.6G
ほかはすべて D700+24-120mmF4G


次回は"延長線"、若洲からちょっと足をのばしてお台場まで走ります。
by sampo_katze | 2011-06-20 20:15 | Brompton+地下鉄 | Comments(0)


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