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渡良瀬川サイクリングロードを走る
"日本の機どころ" 桐生めぐりポタ編・第5回


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「自転車道入口」


昼ご飯を食べて店を出ると13:30になっていました。
この日(12月18日)の日没時刻は16:30で、あと3時間ほどあります。
このまま市内めぐりをつづけてもいいんですが、もう少し下調べをしたほうがよさそう。
「まちなか散策案内図」は見どころ探しには適していますが、細かい路地などが読み取りづらく
目的の建物を探すのに苦労してしまったので(^^;

で、当初の目的どおり「渡良瀬川サイクリングロード」を走ることにしました。
この道は「渡良瀬川」沿いにあり、「桐生市錦町」「同桜木町」の間にかかる「錦桜橋」(きんおうばし)を起点とし
「埼玉県北川辺町」「三国橋」までの約49kmを結んでいます。
「桐生市」からスタートすると川の流れと同様に下り基調になり、しかもこの日は北の風が少し強めに吹いています。
ということは「Brompton」でも残り3時間でゴールまで行けるんじゃない?という目論見もありました。
そんなアシストがなかったらまず無理でしょうけどね(笑)


表紙の写真は、「錦桜橋北詰」にある「渡良瀬川自転車道」の入口です。
「桐生駅南口」からは1.5kmほどのところにあります。
着いてみるとなぜか道が2本ありました。
向かって左は「自歩道」で、右は「管理用道路」と書かれています。
ほかのところではそういう区別をされていないので、どうしてこういう区分を造ったのかよくわからないのですが(^^;
しかも「管理用道路」の方には特に進入禁止などの表示もされていないんですよね~。
また路面の状態もよさそうなのでそちらを走ることにしました。


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走り出して0.5kmでいきなり停止(笑)
ここの距離標のアイコンはいかにも自転車道って感じがします。
なかなか楽しげですね(^^)


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スタートから約5kmほど、「JR両毛線」「小俣駅」(おまた)付近で「渡良瀬川」沿いから離れ、迂回ルートを通る区間があります。
これは堤防工事によるもので、イラストにあるように「イノシシ」が堤防に穴を開けてしまうのを防ぐため。
堤防の土の中に隠れた虫や小動物を掘り出すからなんだそうですが、この辺りは「イノシシ」が出没するんだ~ということにビックリ。


さて、自転車道には道しるべがあったけど迂回ルートはどうなんでしょう?とちょっと心配になりますよね。
でも迂回ルートにもちゃんと道しるべがあるので安心です。
ただこれまで進行方向が南寄りだったので強い追い風でラクに走れましたが、最初は「桐生川」沿いをさかのぼるので向かい風に。
短い区間とはいえちょっとキツかったですね(^^;
そんな苦労も「県道67号線」と合流するまでのつかの間、すぐに南寄りに進路が変わりまたラクラクに走れるようになりました。


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川沿いは風景が単調なのでつい走りに専念してしまいがち。
強めの追い風が吹いていれば気持ちよく走れるのでなおさらですね~(笑)
でもたまには撮らなきゃと思ってふとバックミラーを見ると背後の山が気になりました。
そこでとまって、風にあおられて相棒が倒れないように注意しながら1枚。
まさに冬枯れの風景です。


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途中で右岸に渡り、またひたすら走ります。
気がつけば「足利市」の市街地まであと少しというところまで来ていました。
ここは「東武伊勢崎線」「野州山辺駅」(やしゅうやまべ)に程近い「緑橋」のたもとから撮った「渡良瀬川」。
「足利駅」近くには4本の橋があり、この橋は最も上流側にある橋です。


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1つ下流側の「渡良瀬橋」
トラスが立派な橋は自動車専用で、上流側には自歩道橋があります。
1934年(昭和9年)10月に竣工で「渡良瀬川」に架かる永久橋でもっとも古いものなんだとか。

また「森高千里」さんが同名の曲を1993年にリリースしていて、そのヒットがきっかけで橋の名前が全国的に知られるようになったそう。
近くにはその歌碑もあるそうですが、そのことを知らなかったので探してません(^^;

渡良瀬橋@Wiki
※↑記事内の「外部リンク」にさらに詳しい情報があります。


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アーチ型のトラスが特徴の「中橋」
対岸の先は「東武伊勢崎線」の「足利市駅」があります。
こちらは「渡良瀬橋」から2年後の1936年(昭和11年)の竣工。

中橋(足利市)@Wiki
※↑記事内の「外部リンク」にさらに詳しい情報があります。


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堤防の下は公園のようになっていたのでそちらに下りて走ることにしました。
そして橋の下から見上げてみます。
う~ん、やっぱり美しい☆


さて、この時点で15:00過ぎ。
あれ?このままのペースだとゴールどころか「渡良瀬遊水地」まで行けるか微妙だ・・・・・。
かといって周辺地図を持ってきていないので、ここでやめるか「東武日光線」「藤岡駅」まで走るかの2択です。
「GPS」はありますが「ナビ」ではないので、「自転車道」からほかの駅までのルートがちょっとおぼつかないですから(^^;
結局、意を決して「藤岡駅」まで走ることにしました。
途中で日が暮れてしまうのは覚悟の上で。


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そして予想通り、途中で夕暮れに!(大笑)
でも、いいんです。
見晴らしのいいところでちょうどきれいな夕焼けが見られそうなんですから☆


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日が沈んだ後もなかなかきれい。
この日は上空にかかった雲の底に夕日が当たり、一部が赤く染まっていました。


さて、夕焼けの余韻に浸っていたいところですがそうもいきません。
ライトがあるとはいえ、暗くなればなるほど走りにくくなりますからね。
風のアシストも「足利」を過ぎた辺りで向かい風気味になっていて、ちょっと足に来てましたし(苦笑)


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あと数kmで「藤岡駅」というところでまたもや堤防工事!
薄暗くなってからの迂回はルートがわからなくなりそうでやだな~、と思ったらちゃんと道しるべが!
まさに「渡りに舟」です。
この案内にしたがって進むことで、なんとか無事にすっかり暗くなった「藤岡駅」に着くことができました。
よかったよかった☆


今回のルート(走行距離:63.4km)
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「桐生市内」は「桐生が岡」周辺が小高い丘になっているので坂がありますが、それ以外は平坦。
車もやや多いですが、全般的に走りやすいです。
「渡良瀬川サイクリングロード」は快適ですが、今回はちょっと欲張りすぎてしまいました(^^;
途中の「足利」は見どころが多いですし、「JR」と「東武」の駅があるのでここをスタート&ゴールにするのもいいかもしれません。


12枚目 PC画面キャプチャ
ほかはすべて D700+24-120mmF4G/VR


次回は、再度桐生市内を巡ります。
by sampo_katze | 2012-03-07 21:00 | with Brompton | Comments(0)


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