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不思議な体型と繁殖生態
サンシャイン水族館&国立科学博物館編・第3回


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「どっちが頭でどっちがしっぽ??」


「自然界」にはどうしてこんな形をしているんだろう?という生き物がたくさんいます。
これは「魚類」でもしかり。
そんな魚を集めたコーナーがありました。

「不思議な体型と繁殖生態
 このコーナーで展示しているタツノオトシゴ類はトゲウオの仲間に分類されています。
 この仲間は、一見すると魚とは思えないような変わった形や色彩を持つ種類が多く、魚類の中でも特異なグループです。
 特にタツノオトシゴ類は雄の腹部や尾部にある育児嚢(いくじのう)といわれる部分に雌が産卵し、
 雄がその育児嚢で卵が孵化するまで保護するという興味深い生態を持っています。

 枝状のサンゴをすみかにしているニシキテグリや、植生や繁殖などの生態がよく解明されていないカラフルな色彩を持つウミウシの仲間、
 一見するとサイコロのような四角い体型をしたミナミハコフグなど、面白く、個性的な生き物たちを紹介しています。
 このほかにも自然界には不思議な生態を持った生き物がたくさんいます。
 このコーナーでは、そのような生き物を随時みなさんにご紹介していきます。」

※案内板より引用


表紙の写真は、「オイランヨウジ」(花魁楊枝)という魚です。
「タツノオトシゴ」と同じく「トゲウオ」の仲間に属している「ヨウジウオ」の1種。
白と褐色のしましま模様が頭の先からしっぽまで並んでいてなかなかきれいです。
「オイラン」ということから楊枝よりは鈿というイメージかな?
左の赤い部分が尾びれなんですが、パッと見にはどっちがどっちかわかりませんね(^^;


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砂にまぎれているのは「ウミテング」(海天狗)。
額が長く突き出している様子が「テング」に見えることからこの名があります。
「ヒラメ」のような平たい体の上に体色も砂の色に近いので、じっとしていると、見つけづらいですね。
ここにも2匹いるんですがわかりますか?


ウミテング@Weblio辞書


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今年は「辰年」
ということで「ウィーディーシーホース」
細長いうちわのような飾りがついているのが特徴です。
以前「リーフィーシードラゴン」というのを見たことがあり、その名の通り葉っぱのような体型をしていました。
で、こちらの「ウィーディー」とは「海藻」(sea weed)から来ているんだそう。
なるほど、確かに背後の海藻によく似ています。


タツノオトシゴ@Wiki


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海藻にまぎれてわかりづらいので、もう少しわかりやすいのを。


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正面寄りから。
こうしてふわふわと、ちょっと頼りなげに泳ぐ姿を見ているとなんだか癒されるんですよね~。


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「イカ」の仲間も変わった特徴の持ち主。
周囲の環境に合わせて体の色を変えることで巧みにとけ込みます。
これは浮遊中の「コウイカ」
明るい色をしていますね。


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そしてこちらは海底でまどろみ中のところ。
海底の雰囲気に合わせてまるで岩のような黒味がかった茶色に変わっています。
同じ個体ではないので単純な比較はできませんが、同じ「コウイカ」でもこれだけ色がちがってくるんですね。


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ここからは別のエリアの水槽で、不思議な~編は終わりです(^^;

砂地の上でまどろむ大きな白い魚は「ゴマフエダイ」(胡麻笛鯛)。
うろこの中心に黒っぽい斑点がついていて、その様子が「ゴマ」を散らしたように見えることからこの名がついたそうです。


ゴマフエダイ@Wiki


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ずっと底でとどまっていましたが、しばらく見ていると泳ぎだしました。
すると大きく口を開けた(あくび?)ので急いでショット!
かなり大きな歯があるのがわかります。
また名前の由来となったうろこの斑点も見えますね。


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青い目が特徴のこの魚は名称不明(^^;
これはなんでしょう?

リニューアルしてからは魚の名前が書かれたプレートにモニタが追加されていて、
レギュラー以外(?)の魚も紹介されるようになっていました。
でもこの魚に関してはなかったような?


※2012年9月9日に訪問した「アクアマリンふくしま」でも同種を見つけました。
 名前は「ゴマアイゴ」です。
 同年10月31日追記。
 

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「ヒメツバメウオ」(姫燕魚)。
銀色のひし形で、背びれから尾びれにかけて黄色で腹びれの一部が黒。
なんか目を引く魚です。


ヒメツバメウオ@Weblio辞書
ヒメツバメウオ科@Wiki


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薄くて平たい銀色の魚。
「ルックダウン」というもので、和名では「シロガネアジ」といいます。
形も平行四辺形みたいだし、見た目のインパクトはかなりのものですね!


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「フグ」の仲間はどれも愛嬌があってお気に入りです。
特にこの「コンゴウフグ」は好きですね~。
口の周りが褐色なので「ドロボウヒゲ」なんて呼んでますが(^^;


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「サンゴ」をマイクに見立てて熱唱中??


すべて D700+24-120mmF4G/VR


次回は、淡水に住む生き物たちです。
by sampo_katze | 2012-03-19 21:00 | 水族館 | Comments(4)
Commented at 2016-02-23 11:59 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by sampo_katze at 2016-03-03 21:39
鍵コメさん、こんばんは☆

書き込みありがとうございます!
返信が大変遅くなりまして申し訳ありません!

こちらにあるものでしたらそのままで大丈夫です。
もし必要あればまたご連絡ください。
よろしくお願いします。
Commented at 2016-03-10 11:11 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by sampo_katze at 2016-04-02 20:49
鍵コメさん、こんばんは☆

返信が大変遅くなりましたことをお詫びします。
また改めてご連絡させていただきますので
よろしくお願いいたします。


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