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飛行機格納庫は超巨大広間!
羽田空港で飛行機&ANA機体工場見学編・第6回


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「飛行機が小さく見えます」


「ANA機体工場見学」の中編。
「座学」の後はいよいよ「格納庫」へ移動です。

工場に入るので「講堂」を出たところで全員「ヘルメット」をかぶります。
色は「ANA」のコーポレートカラーに近いやや明るめの青なんですが、この色が「タモリ倶楽部」の番組公式ヘルメットの色そっくり!
思わず笑ってしまいました(^^;

さてエレベータで3階に上がり「コンポーネントメンテナンスビル」から向かいにある「機体メンテナンスセンター」へ。
人数が多いので3つのグループに分かれて順番に移動です。
事務エリアを抜け、「格納庫」へつながる扉を抜けると・・・・・!


表紙の写真は、「格納庫」3階(第3層)から見た内部の様子です。
ここは1993年に建てられたもので間口230m、奥行100m、高さは最大で42m、面積は23,000㎡もあります。
この広さは「東京ドーム」のグラウンドの約1.8倍に相当するんだそう。
驚いたことにはこの空間には扉部分も含めて柱がありません!
大きな飛行機が出入りするためのものなんでしょうが、これだけの広い空間を柱なしで実現するってすごいですよね。
このときは正面に「エアバス A320-200」、左に「ボーイング B747-400D」の2機が駐機していましたが
キャパとしては最大で7機まで格納できるんだそう。
ちなみにこの「A320-300」は全長37.6m、全幅34.1m、全高11.8m、座席数は166の比較的小型の機体です。


※本編で掲載している写真はすべて「ANA」より掲載許可を頂いています。


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通路を進むと巨大な「垂直尾翼」が目の前に。
世界最大の旅客飛行機の座は「A380」にゆずりましたが、国内線では最大ですからね。
ここだけでも十分圧倒される大きさです。
なお全体のスペックは全長70.7m、全幅59.6m、全高19.4m。
機体番号は「JA8961」で1993年5月に登録されています。


JA8961@FlyTeam


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階段を下りて2階(第2層)へ。
ここはちょうど座席と同じ高さになります。
この日は機体上部に櫓がかかっていたため、機体全体を見ることができませんでした。
せっかく憧れの「747-400」に会えたのにちょっと残念。


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左の「主翼」
「エンジン」のカバーが開けられ、「スポイラー」は全部立ち上げられています。
「主翼」下には足場も設けられていました。


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となりに駐機する「A320-200」も目の前に!
その後ろは「A滑走路」「進入灯」です。
到着便が次々とここを通過していくので絶好のビューポイントですが、今回は目的がちがいますからね(^^;


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「B747-400」の後ろを通って1階(第1層)に下りてきました。
機体の横には大小の「タイヤ」が並べられています。
溝は縦方向のみになっているのがわかりますね。


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「格納庫」の扉近くへ出ます。
今回駐機中の「B747-400」は「主脚」の交換も行っているとのこと。
このため機体は大きなジャッキで持ち上げられていました。

こちらはその近くに置かれていたもの。
真新しい感じがしたので、これから交換される新品なのかな?


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左前方から。
あの巨大な機体のうち、見えているのは下部と左の主翼だけです。
比較対象物がないだけに大きさがわかりづらいかと思いますが(^^;


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「A320-300」は全体が見られます。
後ろ向きなのがちょっと残念ですけどね。
機体番号は「JA8390」で、1991年1月に登録されています。
1993年6月から2004年8月まで「エアーニッポン」に移管されていた時期もあったようですね。


JA8390@FlyTeam


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機体の真後ろから。
このアングルで撮るのは当然初めてです。
「大阪国際空港」(伊丹空港)の南側にある「千里川」(せんりがわ)の土手からは撮れるようですね。
今年中に1度は行ってみよう!


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「主翼」先端に「矢尻」(やじり、矢の後ろにつけられる羽のような部分)の形をした「ウィングチップ」がついているのが特徴。
その先には「放電索」(ほうでんさく)が取りつけられています。
飛行中に「空気」「機体」の摩擦で発生する「静電気」をここから放電して、
無線などの装置に悪影響が出ないようにしているんだそう。
ちなみにその名前から「落雷」にも効果があるように見えますが(←参考リンク記事でも)、実はそちらには全く効果はないそうです。
「静電気」と「落雷」ではエネルギーの大きさがはるかにちがいますからね!


放電索@Wiki


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最後は目の前を通過し「A滑走路」に着陸する「B777-300」(JA752A、1998年8月)です。
「空港」の「展望デッキ」よりも近いので迫力がちがいますね!
ここでは望遠レンズを使いたいところでしたが、見学の途中で取り替えるのも面倒だったので120mmのままです(^^;


すべて D700+24-120mmF4G/VR


次回は最終回、ANAが誇る最新鋭機のボーイング787とご対面です。
by sampo_katze | 2012-05-18 21:00 | 飛行機 | Comments(0)


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