真夏の掛川花鳥園 in 2012編・第2回
新しくできた「わくわくイベント会場」には「ハヤブサ」と「フクロウ」が展示されています。 この子たちは1日3回行われるイベント「ふくろうを乗せてみよう」で、手に乗せて記念撮影をすることができます。 時間によって登場する種類が異なるので、事前に公式サイトでチェックしておくといいでしょう。 ちなみに大胆な変身(?)をすることで有名な「アフリカオオコノハズク」の「ポポ」は15:20の回に登場します(2012年2月現在) イベントがない時間帯は「シッティングゾーン」に並んでお客さんをお出迎え。 さわることはできませんが、金網などがないので間近で観察することができて楽しいですよ。 また入口を入ってすぐのところにも、ガラス越しになりますが多くの「フクロウ」が見られるエリアもあります。 かつては受付より手前にあって入場料なしで見られたこともありましたが(^^; 表紙の写真は、小型のフクロウの「アメリカオオコノハズク」です。 小型なのになぜか「オオコノハズク」という名前がついているんですよね。 名前は「十三」(じゅうぞう)といいます。 表にいることは少なく、このように巣穴(?)にこもっていることが多いです。 「アメリカオオコノハズク 名前 十三(じゅうぞう) アメリカ大陸に生息する、樹木の肌にそっくりの色彩をした小型のミミズクです。 木に止まって眠っている時など、一瞬本当に見分けがつかないほどです。 日中は木陰に潜んでいて、夜になると小型のげっ歯類や鳥類、昆虫などを捕らえます。 十三さんは2003年に当園で一番最初に生まれたフクロウです。 卵から人に育てられているので自分の大きさがわかっておらず、 大きなフクロウにも平気でキックをします。」 ※案内板より引用、以下同じ 掛川花鳥園公式サイト ※これまでの「花鳥園」訪問記は、画面右の「カテゴリ」にある「花鳥園」からご覧いただけます。 blogram ランキング参加中!よろしければクリックをお願いします。 「ペンギンプール」の先の自動ドアを抜けてすぐのところにいました。 元々「フクロウ」の仲間は結構好きだったんですが、そのきれいな瞳にすっかり虜になってしまいました。 以来、この種が一番のお気に入りになっています。 あのときいた「ルフィ」さんは今どうしてるんだろうな? ちなみにこの子の名前は「ルナ」といいます。 2006年2月生まれで、その年の後半から早速屋外で行われる「飛行ショー」に登場して大活躍していました。 わたしも訪問のたび、その美しい飛翔姿を見せていただいていました。 ですがその後、2年ほど前からこちらのエリアに移ったそうです。 なぜか長い筒状のものが苦手なんだとか・・・・・。 それはカメラの望遠レンズに対しても同様。 飛翔シーンを観覧席から収めようとすると、どうしてもその手のレンズを使うことになってしまうんですが(汗) そのためか「飛行ショー」でパフォーマンスが発揮できなくなって、やむなくこちらに移ったんだそう。 「あまり近づけないでくださいね」ということなのでちょっと遠目から1枚。 う~ん、やっぱり美人だな☆(^^) レンズを警戒しているためか、ほぼカメラ目線になってくれます。 撮る方としてはラクですけどね(笑) あ、だからといっていっつもこっちを見てるというわけではないですよ! 先ほどの「ベンガルワシミミズク」に似ていますが、こちらはやや色が黒っぽく体もやや大きいです。 でもこの子は見た目とちがって少々気が弱い面もあるんだそう。 止まり木ではなく、少し下がった花壇の縁にいました。 左に写っているのは「エンゼルストランペット」と呼ばれる大形の花です。 「ユーラシアワシミミズク 名前 バロン ユーラシア大陸に生息する世界最大級のフクロウです。 大型のものは体重3kgにもなり、キツネや子鹿を捕らえたりもします。 頭の上の耳のように見える部分は「羽角」(うかく)と呼ばれる飾り羽です。 日本では羽角をもつフクロウ類を「ミミズク」と呼びます。 バロンくんは大きい体の割りにとても気の小さい男の子です。 小さなコノハズクにも気合負けしてしまうこともあります。 16:30ごろ おうちに帰ります!」 「羽角」の根元の眉のようなラインは少し細いですね。 ところで先の説明で「羽角」のあるものを「ミミズク」、ないものを「フクロウ」と呼び分けているとありましたが、 これは日本特有の呼び分けなんだそう。 ただ実際には「羽角」のない「アオバズク」、ある「シマフクロウ」などがいて明確な区分はないんですけどね。 ちなみに英語ではどちらも「owl」と呼び、特に区別はしていません。 フクロウ目 ミミズク いずれも@Wiki 指先まで羽毛に覆われているのがわかります。 鋭くて長い爪は鉤(かぎ)状になっています。 つぶらな瞳がとてもかわいらしいです。 ちなみに黒目のように見えますが、これは「虹彩」が濃い茶色をしているためです。 「オオフクロウ 名前 くるみ アジアに広く分布する中型フクロウです。 タヌキのような可愛らしい顔つきと、お腹の美しい模様が魅力のフクロウです。 オオフクロウという和名ですが、羽角の無い「フクロウ」の中では大きい方だという意味だと考えられます。 くるみくんは2008年に姉妹園の富士花鳥園で産まれました。 なぜか男性スタッフが苦手で、近づくといつも怒っています。」 顔の部分が白いハートのような形をしているかわいいフクロウです。 名前は「ケン」ちゃん、2003年にここ「掛川」で生まれ育ちました。 ずっとオスだと思われていたのでこの名前がつきましたが、あるとき卵を産んだことから実はメスだったことがわかったという(^^; この子に限らず、「フクロウ」の仲間は雌雄の判別が難しいんだそうですね。 同い年でとても仲良しのメス「ロック」という子もいましたが、今年の3月に病死してしまったそう。 初めてここに来たときから、いつも2羽ならんで一緒にいたんですけどね。 残念です・・・・・。 危険が身近に迫ると体を細く見せて擬態するなど、その姿が大きく変化することがテレビで取り上げられ、人気を博しました。 でもこれをやるのは「ポポ」だけ。 「ココ」は生まれる前からスタッフの手で育てられていることもあってから、若いのに堂々としています。 体の大きさも彼らの立つ場所が違うので遠近感がありますが、実際でもだいたいこれくらいちがいます。 ちなみに「ココ」が標準サイズで、「ポポ」は「アフリカオオコノハズク」としては小柄なんだそう。 もしかしたら「ふくろうを乗せてみよう」のイベントに合わせてコンディションを整えてるのかな? たま~にこうして薄目を開けることがあるんですけどね(^^; ほんのちょっとですが、体が細くなり羽角も立っています。 けっこう臆病な性格みたいなんですよね。 ちなみに格上・格下でポーズが変わるという表現がありますが、これは間違い。 細くなるのは擬態することで危険を回避できるレベルのとき。 そして目を見開き羽を広げて威嚇するのは、もはや回避不能のレベルに達したときの最後の手段! まさに「決死の覚悟」を決めている状況なんです。 いずれにしても身近に危機が迫ることはストレスになるので、普段はあのパフォーマンスを披露することはありません。 ということで、その驚きの変化は現地でのVTRや「YouTube」で検索してご覧下さい(笑) すべて D700+VR70-200mmF2.8G+TC-14EⅡ 次回は、鮮やかな色彩が目を引く美しい鳥たちを紹介します。
by sampo_katze
| 2012-08-20 20:50
| 花鳥園
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