蜜蜂的九州周遊ポタ in 2012夏編・第5回
「唐津」の市街を出て北西に向かい、「佐賀県」の最北部にある「呼子」(よぶこ)を目指します。 これまで「唐津」の町は何度か足を運んでいるんですが、「呼子」を訪ねるのは今回が初めて。 「唐津駅」や「大手口」からバスが出ているので、訪ねてみたいという思いはあったんですけどね(^^; さて、「唐津」から「呼子」へのルートは大きく分けて2つ。 「国道204号線」で海沿いを行くルートと、「県道」で内陸を縦断してショートカット気味に行くルートがあります。 心配になるのは上り坂ですが、「ルートラボ」で見てみるとどちらもそれほど大変な道ではなさそう。 なので行きは内陸ルートを走り、帰りはそのときの調子と時間をみて選ぶことにしました。 まぁ、実際走ってみたら暑さも手伝ってちょっと大変でしたけどね(苦笑) で、撮らずに走り続けて「呼子」に到着・・・・・途中経過の写真はありません(^^; ここは「朝市」で有名な町でもあります。 「石川県」の「輪島朝市」、「千葉県」の「勝浦朝市」と並び「日本三大朝市」と称されるんだそう。 ここから北に浮かぶ「加部島」(かべしま)に行こうと思ったんですが、 意外と余力があったので北西にある「波戸岬」(はどみさき)まで足を伸ばしてみることにしました。 表紙の写真は、「波戸岬」に立つ看板です。 「The northeast end.」とあるように、ここは「九州」本島最北西端の場所のようです。 ちょっと微妙な表現ですけどね(笑) その向こう、海に向かって伸びているのは「海上デッキ」と「玄海海中展望塔」です。 せっかくなので中に入ってみることにしました。 後で出てきますが、塔内の説明によればここは「日本海側唯一の海中展望台」なんだそうですよ。 唐津観光協会 blogram ランキング参加中!よろしければクリックをお願いします。 中に入ってらせん階段を下りていくと、まるで「潜水艦」の中のような雰囲気になっていました。 そういえばこの手の施設に入るのってこれが初めてだったかも(^^; 塔内はクーラーがかかっていましたが、外気温がとても高く体内に蓄積した熱があまりに大きいため焼け石に水という感じでした(汗) 「玄海海中展望塔の説明 1.玄海海中展望塔は、九州本土の最西北端、波戸岬に位置し、日本海側では唯一の海中展望台として、 昭和49年12月1日にオープンしました。 総工費は、4億8千万円かかっています。 2.展望塔は、陸地より86mの桟橋で結ばれており、鋼製全溶接円筒殻構造で、高さは20m、 海中の展望室は外径9m、床面積54㎡あります。 3.展望窓から見える海中景観は、自然の海底が見えるようになっています。 泳いでいる魚も自然の魚で、季節によって種類が多少変わってきます。 一年間で、だいたい40種類の魚を見ることができます。 4.海中をじっと見ていると、この塔が動いているように見えますが、この塔は海底岩盤を改良し岩盤に 長さ13.2mのアンカーボルトを32本と長さ4.0m十文字アンカー坑を40本埋め込み、塔体を緊結しています。 5.水深は潮の満ち引きで、変化します。 大潮の満潮時が最も深く5~6m、大潮の干潮時が最も浅く2~3m程度になります。」 外はカンカン照りでも海中は意外と暗いですし。 で、何とか撮れたのがこの「クサフグ」。 体の上半分に散りばめられた小さな白点と、「胸びれ」の辺りにあるやや大き目の黒点が特徴。 お約束どおり体内に毒を持っていますが、「ふぐ調理師」の手によって食用にされます。 クサフグ@Wiki 「水族館」ではまず見られないので、これが初見なのはいうまでもありません(^^; ほかにも何種類かいたんですが、いかんせん狭い窓なのでどこから魚が出てくるかわからず あっと思ったらすぐに見えないエリアへという感じでした。 う~~ん・・・・・。 クロダイ@Wiki 海岸線の少し先に白いオブジェのようなものがあったので近づいてみると、「ハート」のような形をしていました。 どうやら「波戸岬」(はどみさき)~「波戸」(そのまま読むと"はと")~「ハート」という変換のようです(^^; 「ハート岬オブジェ定義 波戸岬はハート(心)岬である 心とは愛である 愛とは・自然・郷土・家族・友人・恋人・動植物との絆である オブジェのテーマ 「包む」・「結ぶ」」 そして岬から約3kmほど南下したところには「本陣」である「名護屋城」の跡があります。 この写真は北側から眺めたもので、石垣がなければ単なる小高い丘といった風情ですね。 でも改めて地図を見てみると、この反対側に「大手門」という交差点がありました。 ということはこちらは裏側にあたるところのようですね(^^; 中を歩いてみてもよかったんですが、相当な広さのようなので断念しました。 「名護屋城跡と文禄・慶長の役(壬辰・丁酉倭乱)(※) 今から約400年前、全国統一を果した豊臣秀吉は、朝鮮半島と中国大陸をも侵略しようとして1592年~1598年にかけて 文禄・慶長の役(壬辰・丁酉倭乱)を起こしました。 この時、秀吉が配下の諸大名に命じて出兵基地として築かせたのが名護屋城です。 総面積約17万㎡に及ぶこの巨城と各地から参集した大名の陣屋の跡は、『名護屋城跡並びに陣跡』として、 国の特別史跡に指定されています。 特別史跡『名護屋城跡並びに陣跡』は、安土桃山時代の文化、建築、生活などを知ることのできる貴重な文化財であると共に、 日本と東アジアの国々との不幸な出来事を語り伝える歴史の証人でもあります。 当時では大阪城に次ぐ規模をもっていた名護屋城の構えは基本的に三段の渦郭(かかく)式といえるもので、 天守台のある本丸を中心に二ノ丸、三ノ丸、弾正丸(だんじょうまる)、東出丸(ひがしでまる)を置き、 北方下段には遊撃丸、水手曲輪(みずのてくるわ)、さらにその下段に山里丸(やまさとまる)と台所丸(だいどころまる)を配置しています。 門は、水手口(みずのてぐち)ほか5カ所あり、北面には通称鯱鉾池(しゃちほこいけ)といわれる堀もわたしています。」 ※ぶんろく・けいちょうのえき(じんしん・ていゆうわらん) 名護屋城@Wiki 道端には橋のカットモデル(!)が置かれていました。 建設にあたって事前に造られた実験モデルのようですが、実物大ということなのでなかなかの迫力です。 「呼子大橋橋桁断面 これは呼子大橋斜張橋部の橋桁断面のモデルです。 実物大で型枠組み立てや施工方法それに温度変化などを施工性の検討をするために建造したものです。 この断面は、風による影響が少ないように風洞実験を行って決められ、特に両端には斜材定着部を兼ねた ウインドノーズ(風切部)を設け、桁高が2.2mと他のコンクリート桁橋に比べて極端に薄くなっており、 これがコンクリート斜張橋の特徴の一つでもあります。 左の部分は一般部で、右の部分は斜材が7.0m~7.5m毎に定着されている部分の剛性を強めるために作った壁です。 実際の橋桁の中には、島内に送る農業用のパイプラインや電気、電話のケーブルも添架されています。」 横の標識には「自転車は歩道を押して渡ってください。」と書かれています。 この暑いさなかに押して坂を歩いていくのはしんどい・・・・・。 ということで「加部島」へ渡るのは断念しました。 って、さっきからこればっかりですね(苦笑) というのであれば、せめて橋の全体像を見てみなくては。 そう思って東側に伸びる道を上がって見たものの、どうもしっくりこない。 で、坂を下って橋のたもと東側にある「いか本家 いそ浜別館」へ。 建物の裏手にある広場から見上げたのがこの写真です。 本島側はかなりの勾配でしたが、「加部島」側は高さを維持したままつながっていますね。 これならちょっとがんばって渡ってみた方がよかったのか・・・・・も? いか本家 いか本家 いそ浜別館@ぐるなび ほんとに海が目の前です。 入口を入ると手前側は売店、奥が食事処になっています。 外界は猛暑ですが、扉1枚隔てたその先は空調が利いた別世界に感動☆(大げさ) 食事処では、お昼過ぎということもあってかお座敷が空いていたのでそちらに上がらせていただき、 熱いお茶を飲んでまた一息。 すぐに改めて冷たいお茶が出てきましたが、このときの熱いお茶はほんとにおいしかったです! そして人心地ついたところで窓の外に目を向けると、その向こうはすぐに海。 そして「加部島」が見えました。 お店に入る前に、外に掲示されていたメニューを見て即決してました。 「いかしゅうまい」は「呼子」に来たらぜひ食べてみたい!と思っていた一品でしたから。 「お造り」と「いか」をつかった小鉢が4品ついていました。 「淡雪」のようと称されるふんわりとした食感に、コリッとした「いか」の食感と旨み! う~~ん、シアワセ~・・・・・( ̄¬ ̄* 帰り際に売店に立ち寄り、おみやげ用に宅配したのは言うまでもありません。 「クール便」バンザイ!(笑) 行きは県道経由で内陸を走ってきたので、帰りは「国道204号線」経由で海沿いを進むことにしました。 その途中に有名な景勝地の「七つ釜」があるんですが、国道から外れて2kmほど進むことから断念。 この日何回目なんだろう?(苦笑)と思いながらも、残るHP(体力)を考慮しての苦渋の(?)決断でした。 そこからさらに3kmほど進むと、前方にとんがったような形をした岩が見えてきました。 標識によるとこれは「立神岩」(たてがみいわ)というんだそう。 国道から300m弱のところにあるようなので、近くまで行ってみることに。 かつては少し高いところに未舗装ながら遊歩道があったようで、その先にある岩の手前に説明板らしいものが見えるんですが。 波打ち際に転がる岩の上を歩いていけばそこまでたどり着けたんでしょうけど、何があるかわからないですからね(汗) そしてこの日のゴールの「西唐津駅」へ。 と、その北側の端に「転車台」がありました。 今は使われていないようですが、かなりきれいな状態で残っていたのでちょっと驚き。 「西唐津駅」からは「福岡地下鉄」の「福岡空港駅」まで直通する列車がほぼ1時間に1本出ています。 ちょうど16:20発の快速があったので、それに乗って「博多」へ。 所要時間は約1時間15分です。 さらに大分行きの特急「ソニック」に乗り継いで宿泊地「小倉」へと移動しました。 西唐津駅@Wiki 今回のルート(走行距離:57.4km) 市内からの直通列車を利用し「JR筑肥線」の「浜崎駅」からスタート。 「唐津」の市街地までは平坦ですが、「虹の松原」の道は交通量がやや多く路肩も狭いので要注意。 今回は訪ねていませんが「筑肥線」の南側に「鏡山」(標高283.5m)があり、「虹ノ松原」の展望がいいとのこと。 さすがに「Brompton」で5kmの道のりを上るのはムリですが・・・・・(汗) 鏡山(佐賀県)@Wiki (2)赤ライン 市街地から県道・内陸を経由して「波戸岬」へ。 アップダウンがありますが、それほどキツイところはなかったかと。 何より暑さがキツかったので(^^; (3)緑ライン 「波戸岬」から海岸線を通って「西唐津駅」へ。 北部の海沿いに出るまではややアップダウンがありますが、後半は海沿いの快走路! 今回は体力的にあまり余裕がなかったので「加部島」や「七つ釜」はパスしてしまいましたが、ちょっともったいなかったかな~(苦笑) 「西唐津駅」から「福岡」市内への直通列車はほぼ1時間おきと本数は少なめ。 でも乗換なしで行けるのでゆっくり寝て帰れます(^^) 17枚目 PC画面キャプチャ ほかはすべて D700+24-120mmF4G/VR 次回は3日目、小倉から門司港へ走ります。
by sampo_katze
| 2012-09-15 19:15
| Brompton+九州
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