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Day2-1・知多半島の東海岸をBromptonで南下
伊勢・知多半島ポタ&掛川花鳥園編・第10回


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「朝の知多湾」


2日目の2月10日(日)。
この日は「愛知県」の西部にある「知多半島」(ちた)を走りました。
参考にしたのは雑誌「自転車人 Vol.30」に掲載されていた「知多半島」を通って「常滑駅」(とこなめ)へ至るコース。
「愛知県」を走るのは意外にも今回が初めてです。

さかのぼること2年。
2011年1月発売の雑誌「自転車と旅 Vol.3」で南東部の「渥美半島」を走るコースが紹介されていました。
「遠州灘」沿いを西に進み、先端の「伊良湖」(いらご)から船で向かいの「鳥羽」へ移動。
「伊勢」「パールロード」などをめぐる2泊3日のコースです。
そのうち前半の「渥美半島」エリアだけでもなかなかよさげで、走りたいな~と思い続けて企画をあたためていました。
でも、どういうわけだかこれが実現できずじまい(^^;
結局「愛知県」は未踏破のまま時が過ぎ、最初の企画も今回の「知多半島」へと変更になったというわけ。
機会があれば「渥美半島」も走ってみたいですけどね。

さて、宿のある「名古屋駅」からは「名鉄」の特急を利用します。
07:11発の「河和駅」(こうわ)行きで、特別車両が連結されています。
追加料金はどこまで乗っても350円とお手ごろなのはうれしいですね☆

そしてスタートは終点の「河和駅」。
最初は「JR武豊線」("たけゆたか"ではなく"たけとよ")の終点「武豊駅」にしようかと思ったんですが、
距離が長くなる上、前日に引き続きこの日も風が相当強そうなので断念しました(笑)
駅からは「国道247号線」がメインルートですが、海沿いに細い道があるのでそちらを通ります。
できるだけ車が少ないほうがいいですからね。


表紙の写真は、「河和駅」から海沿いに3kmほど進んだところから眺めたところです。
普通ならスタートの駅外観をトップに持ってくるところなんですが、すっかり忘れていたので(^^;


知多半島ナビ









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対岸の「碧南」(へきなん)~「西尾」方面かな?に見える2本の煙突。
向かって右のほうに煙が流れています。
前半は追い風気味ですが、後半は横~向かい風となることがわかってちょっとブルーに・・・・・(--;


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追い撃ちをかけるかのように、しばらくすると自歩道はこのようにプッツリと途切れました。
ここまで快適に走ってこられたのに残念!
この先は「Stand by me」のように線路ならぬ防波堤の上を進む、なんてことも頭に浮かびますが
「自転車」でそんなところを走るなんて無謀もいいところ(当たり前だ)
いや、歩きだってダメだって(^^;

仕方ないので路肩がほとんどない車道を通っていくことにしました。
ほかにルートがないですからね。
でもそれほど走らないうちに路肩が出てきたような・・・・・?

あ、ちなみに右上が欠けているのはわたしの手が写っているから。
逆光だったので、レンズに光が入り込まないように「ハレ切り」をしたんですが位置が甘かったようです(苦笑)



「河和駅」から海沿いを坦々と走って約10kmほどのところ。
「弘法大師上陸の地」とされる「聖崎公園」(ひじりざき)がありました。
休憩もかねてちょっと立ち寄ってみます。


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駐車場の片隅に「Brompton」を置き、歩いて海沿いへ。
岩壁には「南無大師遍照金剛」と書かれたのぼりが並びます。
その途中にはちいさな窪みが。


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中には魚を抱えた小さな石像(?)が置かれていました。


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海に浮かぶ岩の上に立つのは「弘法大師」の石像。
814年(弘仁5年)「知多湾」を渡って来られた「弘法大師」がこの地に上陸されたのが由来で、
造られたのは1984年(昭和59年)の「弘法大師1150年忌」のとき。
大潮の干潮時にはそばまで歩いて渡ることができるんだそう。
石像の肩から上には細いワイヤのようなものが何本かつけられていました。
最初は「避雷針」かと思ったんですがそれにしてはあまりにも細いので、鳥除けなのかも?


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階段を上がって展望台へ。
そこの一角には「君が代」にも登場する「さざれ石」がありました。
産地である「揖斐川町」には「さざれ石公園」なるものもあるんだそう。

「国家に詠まれている「さざれ石」

 君が代は 千代に八千代に さざれ石の
  巌となりて 苔のむすまで

 この石は通称「さざれ石」と言われ、岐阜県春日村の産で「古今集」に天皇の大御代の弥栄を寿ぎ祈り、
 この石の如くましませて詠われ、後に一部改作されて日本の国歌となりました。
 それは、まさしく大和の精神を意味し、国民が心を一つにして進めば、千代に八千代に栄えゆくことを象徴するものにほかなりません。
 「さざれ石」は学名を石灰質角礫岩と言います。
 石灰石が長い年月の間に雨水で溶解され、その時生じた粘着力の強い乳状液が次第に大小の石を凝結して、
 自然に大きな巌となったものであり、誠に御目出度い石であります。
 岐阜県揖斐川町の宗開・小林宗一氏によって発見解明されました。」


さざれ石@Wiki


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近くで見てみると、確かに小さな石が寄り集まってできているように見えます。
なんだか不思議ですね。


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「聖崎」を後にし、「国道247号線」を再び南へと走ります。
3kmほどのところに「師崎漁港」(もろざき)があり、朝市が開かれているようなので立ち寄っていくことにしました。
駐輪場がなかったので、「Brompton」はここでも駐車場の片隅にとめます。

愛知師崎商工会


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海産物のほか野菜なども扱っているようです。


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中に掲げられたのぼり。
「海の恵み多き 伊勢湾 三河湾   旨い魚貝 豊かな 南知多 師崎朝市」と書かれています。
「師崎」は「知多半島」の南端にあり、西の「伊勢湾」と東の「三河湾」にはさまれた絶好の場所なんですね。


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そして目を引く「マル伊商店」「ジャンボエビフライ」の巨大看板。
柱に描かれたものかと思いきや、バルーンになっているようです。
ちなみにこれは土日のみ、数量限定品だそう。

漁師町の干物・ちりめんじゃこ専門店 マル伊商店


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で、さっそく購入してみました(500円)。
ほんとにデカイ!

店先に「タルタルソース」と普通の「ソース」(中濃だったかな?)が置いてあるのでお好みでどうぞ。
わたしは迷わず「タルタル」をたっぷり☆
なかなかの食べ応えでした(^¬^*
パンにはさんで「エビフライサンド」なんてのもやってみたいですね~。


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漁港を西側から。
こじんまりとした感じです。


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「朝市」から1kmほど先には「師崎港フェリーターミナル」があります。
そこを出港するカーフェリー「しまゆり」
10:00ちょうど発のこの船は「師崎」の南東に浮かぶ「篠島」(しのじま)へ向かう船です。

ほかに真東の「日間賀島」(ひまかじま)や「渥美半島」の先端にある「伊良湖」(いらご)を結ぶ航路があります。
「伊良湖」と「師崎」との間で船を利用すれば「三河湾外周めぐりポタ」なんていうのもできますね。

名鉄海上観光船
篠島観光協会
タコとフグの里海 日間賀島観光協会


すべて D700+24-120mmF4G/VR


次回は、知多半島の西海岸を北上します。
by sampo_katze | 2013-04-10 21:00 | Brompton+中部 | Comments(0)


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