第3の三大大洋・インド洋のエリア
葛西臨海水族園へ行こう!編・第4回


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「逆立ちはお手のもの」


「世界の海」の3つ目のエリアは「インド洋」です。
ここは世界で3番目に大きい海で、地表の約3分の1の面積を占めるんだそう。
展示では「インド洋」の北西で接する「紅海」(こうかい)が特に充実していましたね。

「インド洋
 大陸の移動によって、アフリカとインドが南極やオーストラリアからわかれ、インド洋ができました。
 そのほとんどは熱帯の海です。太平洋との間には、インドシナ半島やたくさんの島々があります。
 生物はそこをつたって行き来できるため、インド洋は太平洋西部とつながりが深く、
 住んでいる生物の種類もよく似ています。」



表紙の写真は、「インド洋」の水槽にいた「ヘコアユ」です。
まぁこれは「日本」でもよく見られる種ですけどね(^^;
普段はこのように逆立ちしたような姿勢でふわふわと泳いでいますが、これは「海藻」などに擬態しているからとされています。
ですが、いざとなれば普通にしかも速く泳ぐこともできます。
「普通に」という言い方もちょっとおかしいですけど(笑)

名前の由来は「逆さ」「歩む」をそれぞれ意味する「へこ」「あゆ」を組み合わせたものだそう。
漢字では「兵児鮎」と書きますが、由来を考えるとこれは当て字のような感じですね。
もちろん「アユ」(鮎)とは縁もゆかりもありません。

右下にちょっと驚いたような表情(?)をしているのがいますが、これは後ほど出てきます。

ヘコアユ@Wiki


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明るい青緑色をした「デバスズメダイ」
下あごの歯の一部が突き出しているのが名前の由来だそうですが、何しろ体が小さいのでよくわかりません(^^;
奥にいるのは「サザナミハギ」かな。

デバスズメダイとは@Weblio辞書


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表紙でも登場した「ミツボシキュウセン」
背中に3つの黒斑があるのが名前の由来とされていますが、「尾びれ」の付け根にある1点が目立つのみです。
「関西地方」では「キュウセン」をよく食べるそうですが、その中でもとびきりおいしい(三ツ星)からこの名がついた
ということではありません(^^;

キュウセン@Wiki


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こちらは「紅海」の水槽。
小さいながらもきれいな魚がたくさんいます。


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「ブルーチークバタフライフィッシュ」
直訳すると「頬が青いチョウチョウウオ」ですね。
「ゴールデンバタフライフィッシュ」ともいうそう。

ブルーチークバタフライフィッシュ@東京ズーネット
ゴールデンバタフライフィッシュ@Weblio辞書


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「ヒオドシベラ」
「ヒオドシ」とは漢字で書くと「緋縅」かな?
右にいるオレンジ一色な魚は「キンギョハナダイ」のメスのようです。

縅@Wiki
キンギョハナダイとは@Weblio辞書


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「ニザダイ」の仲間の「ソハールサージャンフィッシュ」
「尾びれ」の付け根にあるオレンジ色の小さな突起と体表にある縞模様が、なんだか「彗星」のように見えます。

砂漠に囲まれた海、紅海
@東京ズーネット





ここからは「エンゼルフィッシュ」の仲間を紹介します。
といっても「日本」で一般に認識されている「淡水魚」のそれとはまったくの別物で、
「キンチャクダイ」の仲間のことです。
英語ではどちらも「Angelfish」というのでちょっとややこしいですね(^^;
厳密にはそれぞれ「淡水」「海」を冠して「Freshwater ~」「Marine ~」と呼び分けるそうですが。

キンチャクダイ科
エンゼルフィッシュ
いずれも@Wiki


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まずは比較的よく見かける「タテジマキンチャクダイ」から。
え、これって「ヨコジマ」じゃないの?って思われるかもしれませんね。
でも「魚」のばあい、「タテジマ」と「ヨコジマ」が入れ替わるんです。
頭を上(下でもいいけど・笑)にして立てて見ると「タテジマ」になるでしょ?(^^)

ただ、どうしてもわからない謎が1つ。
なぜ普通に泳いでいる状態ではなく、頭を上にした状態での模様の向きで表すのか?ということ。
みんなが冒頭の「ヘコアユ」のように泳いでいるならわかりますが(笑)

ちなみに英名は「Emperor angelfish」(皇帝キンチャクダイ)。
真相は不明ですが、「コウテイペンギン」と同様に種の中で最大ということでつけられたものかと思われます。
また今回は撮れませんでしたが、「クイーンエンゼルフィッシュ」というのもいます。

タテジマキンチャクダイ@Wiki

「クィーンエンゼルフィッシュ」はこちら(記事の中段にあります)
2009年10月20日の記事 高感度撮影の恩恵?


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「ゼブラエンゼルフィッシュ」のオス。
見たまんまですね(^^;
メスは全体が薄いピンク、目の上から頭にかけてと尾びれの上下縁に黒いラインが入るちょっと地味な装いです。


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「アラビアンエンゼルフィッシュ」
暗めの青い体のど真ん中に入る太めの黄色いラインに全体が黄色い「尾びれ」が特徴的。
「背びれ」「尻びれ」の先端が後ろに長く伸びているのと相まって、なかなか優美な姿をしています。

アラビアン・エンゼルフィッシュ@キッズgoo図鑑


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「オールドウーマンエンゼルフィッシュ」
写真はありませんが、この水槽にいる「ダスキーエンゼルフィッシュ」とともにモノトーンの地味な魚です。


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「イエローバーエンゼルフィッシュ」
先に出てきた「アラビアン~」に似ていますが、体の黄色い模様がこちらは「背びれ」まで達していません。
また目の上から背中にかけてがやや大きく盛り上がり、黒い斑点があることでわかります。


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となりの「モーリシャス」の水槽へ。
中にあるのは・・・・・岩だけ?


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実はこれ、岩ではなく「オニダルマオコゼ」です。
英名の「Stonefish」は見たままを表現した素晴らしい名前ですね(^^)
「日本」では「小笠原諸島」「沖縄」近海などで見られるそう。

一般に「オコゼ」の仲間は「背びれ」の「棘条」(きょくじょう)に毒を持っていますが、この種は特に強力。
しかも見た目は岩にしか見えないうえ、砂の中に身を隠すこともあるので注意が必要とのこと。

オニダルマオコゼ@Wiki


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最後は「オーストラリア西部」の水槽。
ここには「リーフィーシードラゴン」がいます。
見た目は「タツノオトシゴ」によく似ていますが、ちょっとちがう仲間なんだそう。

体の上下に伸びているのは「ひれ」ではなく「皮弁」(ひべん)と呼ばれる「皮膚」が変化したもの。
これとは別に「ひれ」もちゃんとあって、それを使って泳ぎます。
でも「鰭条」(きじょう、ひれにあるスジ)以外は透明なので目立ちません。

リーフィーシードラゴン@Weblio辞書


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海藻とコラボ。
背景が青一色の壁なのでわかりますが、実際の海の中だとわからないでしょうね(^^;

なお、近似種に「ウィーディーシーホース」というのがいます。
こちらは「リーフィー~」と比べると「皮弁」が少なく、ややシンプルな外観をしています。

「ウィーディーシーホース」はこちらに掲載しています(記事の前半です)
2012年3月19日の記事 不思議な体型と繁殖生態


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次回は、大西洋のエリアです。
by sampo_katze | 2013-05-16 20:30 | 水族館 | Comments(0)


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