深海の生物と屋外のペンギンたち
葛西臨海水族園へ行こう!編・第7回


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「深海のエビ」


「世界の海」のエリアも終盤。
トリは「深海の生物」「北極・南極の海」です。

「深海」とは一般には海面下200m以下の深い海のことを指します。
これは200mで「ニンゲン」の目には色が感じられなくなることが理由になっているのかと思われ。
ですが、厳密にここから先が「深海」という定義はないんだそう。

また「地球」の平均水深はなんと3,729m!
ほぼ「富士山」を逆さにしたくらいなんですね。
とはいえ、同じ3,000mでも地上と海中では環境がまったく異なります。
地上は一般の人でもなんとか登山で到達することができますが、海中では水圧という壁があるため容易には到達できません。
技術がこれだけ発達している現在においても実はその領域の大部分は未知の世界。
すべての真相が解明されるのはいつになるんでしょうか。

なお、今年の7月6日(土)から10月6日(日)まで「上野」「国立科学博物館」で特別展「深海」が開催されます。
「深海」についてさらに深く知りたいという方にオススメの企画ですね(^^)

「深海の生物
 水深200mをこえると、そこはほとんど光がとどかない暗く冷たい海です。
 植物プランクトンや海藻が育たないので、深海に住む魚は他の動物を食べています。
 大きな水圧がかかり、食物の少ない環境で生きていくために、特殊な形をしているものも見られます。
 夜になるとエサをもとめて浅い所にやってきて、明るくならないうちに深みへもどる生物もいます。
 海底から、吹きだす栄養を吸収して生活する生物がいることも最近わかってきました。
 暗く静かな深い海には、まだまだふしぎな生物がたくさんくらしています。」

※説明板より引用、以下同じ


表紙の写真は、「オオコシオリエビ」です。
名前に「エビ」とついていますが、実際には「ヤドカリ」の仲間だそう。
「カニ」系の外観であれば脚が3対か4対かで区別できますが、「エビ」系は難しいです(^^;
また青っぽくなっているのは、オートホワイトバランスで補正されているためかな。
そのおかげでまるで凍っているような雰囲気になってしまいました(笑)

深海
オオコシオリエビ
コシオリエビ上科
いずれも@Wiki

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こちらは「ホッコクアカエビ」、いわゆる「アマエビ」です。
深海に生息していることもあってか、結構なじみ深い割りに生きている姿を見ることがない生物ですね。

ホッコクアカエビ@Wiki



最後は「北極・南極の海」の水槽。
2階で開催されている春の企画展でも取り上げられていました。
ちなみにこのエリアでは1種類しか撮れてません(^^;

「北極・南極の海
 南極海は、水温が2℃をこえない冷たい海です。
 南極大陸の周囲を流れる海流によって、その北側の海とは隔てられているため、南極海にはこの環境に適応し、
 独自に進化した生物が多く見られます。
 北極海も高緯度地方にあるため、北極点周辺の海は一年中氷に覆われる冷たい海です。
 しかし、近年、急激な気候変動は氷の減少をまねき、氷の上にすむホッキョクグマなどの動物に
 大きな影響を及ぼしています。」



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唯一撮れた「オセレイテッドアイスフィッシュ」、和名は「ジャノメコオリウオ」
ややとがった顔にピンと伸びた「背びれ」、砂底に「胸びれ」を使って立っているような姿は「トクビレ」そっくり。
ですが、この子は外観からではわからないちょっと変わった特徴を持っています。

「このオセレイテッドアイスフィッシュは、日本水産株式会社が南極でおこなうナンキョクオキアミ操業の際に、
 一緒に採集されたものです。
 平成23年8月にチリで受け取り、輸送しました。
 コオリウオの最大の特徴は、脊椎動物の中で唯一、血色素「ヘモグロビン」をもたず、血液が無色透明なことです。
 ふつう、魚のえらは赤いのですが、コオリウオのえらは白っぽい色をしています。
 どうして透明な血液を持つようになったのか、今でも謎なのです。」


「世界初!展示水槽内産卵!
 1月12日 たまごを産みました!
 すりばち状の巣の中に、5㎜くらいのたまごを数百個産みました。
 コオリウオの仲間の繁殖については不明な点も多く、産んだたまごは取り出して
 研究のために他の水槽で育てています。」


世界初!血液の透明な魚「コオリウオ」が水槽で産卵@東京ズーネット
ノトテニア亜目@Wiki



次の「渚の生物」のエリアはそのまま通過。
いろいろな海の生き物に触れられる場所もあるんですが、春休みということもあってか満員御礼状態でしたし(^^;
で、その先にある「ペンギンの生態」エリアへと移動しました。
この日は朝から雲が広がったままで日差しはありませんが、撮影には好都合。
「ペンギン」は白黒なので、意外とピーカンでの撮影は難しいんです(^^;


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まずは「フンボルトペンギン」(手前)と「イワトビペンギン」
この場所は水面からやや高いところ(1mくらい?)にあるので、「フンボルト~」は水に入りたいけど躊躇しているようです。

イワトビペンギン
フンボルトペンギン
いずれも@Wiki


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場所を変えては下をのぞきこんでみますが・・・・・。
「う~~ん、まだ高いな~」

それにしてもずいぶんギリギリのところに立っていますよね。
重心も大分前に行っているように見えるんですが、これでよく落ちないものだと感心してしまいます。
正直言うと足を滑らせてドボン!なんていうハプニングを期待していたのもあるんですが(^^;


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こちらはプカプカと水面に浮かんでいた子。
そのままの状態でお腹をカキカキ。
くちばしには小枝のようなものをくわえていました。


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右奥の方には大型の「オウサマペンギン」(キングペンギン)がいました。
首を器用に曲げて胸元辺りをカキカキしていますが、その姿がなんともユーモラスです。
もっと近くで見たかったんですが、なかなか近くに来てくれないんですよね(^^;

キングペンギン@Wiki


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岩の上に並ぶ「イワトビペンギン」3人衆。


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しばらくすると、後ろにいた2羽が岩場を降りてねぐら(?)の方に移動していきます。
その後姿を見つめて何を思う?


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ちょっとさみしげな後姿。


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こうしてみるとかなりリアルな岩場が造られていますね。
「水族園」で撮ったことを忘れてしまいそうです。
って、そんなことはないか(笑)


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そこに「フンボルトペンギン」2羽がやってきました。


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泳ぐのは得意ですが歩くのはちょっと苦手。
よちよち歩きで進みますが、段差を越えるときはジャンプします。
これはその飛んでいる瞬間!
でも体勢は歩いているときとなんら変わりがないですけどね(^^;


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最後は「フェアリーペンギン」
「コガタペンギン」「リトルペンギン」などの別名があるように、「ペンギン」の仲間では最小種です。
大きさや羽毛の色などからヒナと思われた方も多いようでしたが、これでもれっきとした成鳥です。
背後に「オウサマペンギン」がいたので、一緒に写して大きさ比較をしておけばよかったかな?
でもそれぞれ別々のエリアにするためのネットが張られていて、躊躇してしまいました。
なお体長は約40cmで、「キングペンギン」(約85~95cm)の半分以下のサイズです。

フェアリーペンギンとは@Weblio辞書


この時期(注:取材日は3月30日)は比較的気温も低いため、いろいろな種類が表に出ていましたが
夏になると暑さに弱い種は夏休みに入るため見られなくなることもあります。
この点は要注意ですね。


1~3枚目 D700+24-120mmF4G/VR
4~14枚目 D700+VR70-200mmF2.8G+TC-E14Ⅱ


次回は最終回、東京の海のエリアです。
by sampo_katze | 2013-05-22 21:10 | 水族館 | Comments(0)


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