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西園の猛禽類と水鳥のいるバードドーム
東武動物公園へ行こう!2013春編・最終回


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「ワラのベッドに・・・」


「東武動物公園」は東西に長くて東は「遊園地」、西は「動物園」と大きく2つに分けられます。
入口は東西に2つあり、その間は直線距離で約1.6km!
今回は「東武動物公園駅」からバスを利用して「東ゲート」から入ったんですが、園内は歩いて移動しました。
「動物園」の端まで往復+園内めぐりで結構いい運動になりますね(^^;
ちなみに園内には「鉄道」と「バス」があるので、そちらも有効に使ったほうが疲れが少なくていいですよ(笑)

さて、その「動物園」のエリアも途中を横切る「姫宮落川」(ひめみやおとしかわ)を挟んで大きく東西2つに分かれます。
前回5月2日に訪ねたときは西のエリアに行くのを忘れていたので(ありえないけど・汗)、今回はそちらをメインにしています。
西のエリアは鳥たちが多くいるような感じですね。
ということで、今回はその鳥たちを紹介していきます。


表紙の写真は、「ヘビクイワシ」です。
「猛禽類」の1種ですが色や頭の後ろにある「飾り羽」、そしてこれではわかりませんがスラッとした長い脚を持っていて
なかなか優雅な雰囲気を持っています。

でもこの日はいつもとは様子がちょっとちがっていました。
エリアの端のほうにワラのようなものが敷きつめられたようなところがあり、その上に座るような体勢をとっています。
これってもしかして・・・・・?

「ヘビクイワシ Secretary bird

 学名 Sagittarius serpentarius
 分類 ワシタカ目 ヘビクイワシ科
 分布 アフリカのサバンナ

 他のワシタカ目と比べ、長い肢をもちます。
 ヘビのみを食べるのではなく、昆虫や小型脊椎動物なども食べる肉食です。
 長い肢を使い、獲物をリズミカルに踏み付け、弱った所を食べます。
 獲物の中には、毒を持つものもおり、体を咬まれないように羽を広げ、ガードします。

 なるほど!!Zoo
  飛んだりできるけど、あまり飛ぶのは好きじゃないみたいだね。
  それよりも、長いあしで歩きまわるほうが、多いみたいだよ。」

※説明板より引用、以下同じ


なお、「静岡県掛川市」にある「掛川花鳥園」では「ヘビクイワシ」のショーをやっています。
相手は本物の「ヘビ」ではなく「ルアー」ですが、どのような狩りをするのかを見ることができるんですよ。

その様子(ダイジェスト)はこちら。
2012年9月3日の記事 掛川限定!ヘビクイワシのショー


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しばらく待っていると立ち上がりました。
そしてその足下を見てみるとなんと卵が!
しかも3つも!
いかにも「巣」といった雰囲気のところで「抱卵」しているような体勢だったのでもしかしてとは思ったんですけどね。


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抱卵は交替で行なっていました。
ここにいる2羽はそれぞれ特徴があるため、見分けがしやすいですね。

目の周り全体が鮮やかなオレンジ色をしているのがオスの「バンダル」(1997年6月17日生)。
この日はただでさえ気温が高いのに日差しがまともに当たるため、結構暑いです。
そのためか「犬」のように口を開け舌を出すようにしていました。


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正面気味なので少々わかりづらいですが、目の周りの一部がピンク色になっているのがメスの「プロア」(2006年6月21日生)。
名前の由来は「南アフリカ」の国花である「プロテア」から。
2011年11月28日に「千葉市動物公園」からこちらにやってきました。
なお「千葉市動物公園」では「ヘビクイワシ」の飼育下繁殖に成功しているとのこと。
もしかするとこの子がそうなのかもしれませんね。
そしてこちらも無事ふ化して育ってくれるといいなぁ。


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抱卵していないときは歩き回っているんですが、このように翼を広げて伏せるような体勢を取ることもありました。
体を地面につけることで体温を逃がしているんでしょうか?
前日の雨でぬれた翼を乾かすのであれば、わざわざこんな無防備な体勢をしないでしょうし。
ちょっと謎です。


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何気なく左の「オオワシ」のオリに目を向けると、格子に何か巻きついています。
よく見るとそれは細身の「ヘビ」
なんでこんなところにいるんだろう?という疑問はともかく、よりによって天敵の「ヘビクイワシ」のすぐそばにくるなんて(^^;
といっても先に書いたとおり、彼らは「ヘビ」ばかりを食べているわけではないんですけどね。
それに園内には広い池が多く、周辺も小川や田園が多いのでどこかからかまぎれこんだのでしょう。
でもちょっとしたハプニングに近くにいたお客さんもビックリしていました。

ちなみに「オオワシ」の写真は条件がよくなかったのでありません(゜Д゜;


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そのとなりは「アンデスコンドル」
一般には単に「コンドル」と呼ばれます。
くちばしから尾羽の先まで約1.2m、翼長が約3mと「猛禽類」の中では最大級の大きさで、園内ではおそらく最大かと。

こちらも雌雄の区別は簡単で、頭に「とさか」があるのがオスです。
左がオスの「ココナッツ」(1984年5月17日生)で、右がメスの「ミルク」(1984年7月3日生)。
どちらもかわいい名前がついてます。

「アンデスコンドル Andean Condor

 学名 Vultur gryphus
 分類 ワシタカ目 コンドル科
 分布 南アメリカ アンデス山脈の山岳地

 大型獣の死肉や内臓を食べるため、頭から顎は裸出しています。雄には大きな「トサカ」があります。
 嗅覚が発達していて、上空からも腐肉のにおいを嗅ぎつけます。
 鋭いくちばしをしていますが、生きた動物を捕まえることがないので、足は物をつかむようにできていません。

 なるほど!!Zoo
  天気のいい時には、太陽に向けて大きな羽を広げてひなたぼっこをしているよ。
  体についた悪い虫をたいじするためだね。」



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地上に下りてきた「ココナッツ」。
めずらしく足を折り曲げてリラックスモードになっていました。
くちばしの付け根から目の上あたりまで「とさか」がついているのがわかります。
また首から上は先にあるように皮膚がむき出しですが、首周りには白いふわふわのマフラーのような羽毛があります。


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ほかのエリアをめぐって戻ってくると、岩の上で翼を広げているのが見えました。
やっぱりおっきいー!!
翼の中央は先端部分をのぞいて白いんですね。


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角度を変えて横から。
前日が雨だったので念入りに翼を乾かしているのかな。


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ちょっと離れたところにある「バードドーム」へ。
実はこちらに入るのは初めてです(^^;

ドームの中央付近にいた「コフラミンゴ」
ピンク色がとても鮮やかで目を引きますね。
ただこうしてオヤスミモードになっているときも、目をギョロッとさせて周囲を警戒しているのでちょっとコワいところも?

奥にいるのは「ムクドリ」「シラコバト」です。
「シラコバト」は「埼玉県」「県鳥」で、マスコットキャラクター「コバトン」のモデルにもなっています。

「コフラミンゴ Lesser Flamingo

 学名 Phoenicopterus minor
 分類 フラミンゴ目 フラミンゴ科
 分布 アフリカ・インド北西部

 フラミンゴ類の中で、最も小さい種です。
 他のフラミンゴ類と比べ、くちばしの黒い部分の割合が多くなっています。
 湖や干潟などの生息し、藍藻などを食べてピンク色の羽毛になります。
 野生個体は、生息地の破壊や水質汚染などにより生息数が減少し続けています。

 なるほど!!Zoo
  「ピンク色=フラミンゴ」ってイメージがあると思うけど、
  エサによっては、まっ白になるって知ってた?
  動物園ではフラミンゴさん専用のエサをあげてるんだって。」


シラコバト@Wiki


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鮮やかな色の羽毛をアップにしてみました。
薄いピンクにところどころに赤に近い濃いピンクが入って、いいアクセントになっています。


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入口近くにいた「オシドリ」のオス。
まだ「冬毛」が残っていました。

「オシドリ Mandarin duck

 学名 Aix galericulata
 分類 ガンカモ目 ガンカモ科
 分布 ロシア東部・中国北部・日本の平地や高地

 日本で繁殖するものと、冬季に日本へ飛来し越冬するものがおります。
 繁殖期は、低地から低山帯の、水辺や林の樹洞で営巣します。
 植物食傾向の強い雑食で、特にドングリを好み、穀類や水生植物、虫、魚などを採食します。

 なるほど!!Zoo
  ドハデなオスですが、夏になるといなくなったっていわれるんだ。
  本当は、夏の羽に変わるとメスとそっくりになってしまうんだ。
  いないわけじゃないんだよ。」



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反対側の出入口近くにいたつがいかな?
首から上の羽毛はまだきれいですが、翼などは換羽が進んでいるような感じですね。
以前「鳥取県根雨」(ねう)で越冬のために渡ってきた「オシドリ」を見たことがありますが、あちらは警戒心がとても強く
「観察小屋」からでも結構な距離がありました。
その分、数はものすごく多いんですけどね。
でもこちらは飼育下にいるのでこれだけ近くによっても大丈夫です。

オシドリの住む町へ


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帰りがけに「ペンギン舎」へ行ってみると、屋外には「フンボルトペンギン」しか見当たりません。
そして暑さに弱い「オウサマペンギン」「ジェンツーペンギン」はみんな室内にいました。

中はこのように暗く、窓も温度差のためかやや曇っているので観察や撮影はちょっと大変。
なので本来なら気温が高くならない秋から春先にかけてが屋外で見られるのでベストですね。
とはいえ、前回は見られなかったオヤスミポーズがこうして見られたのはラッキーだったかも☆
くちばしを背中にピッタリつける体勢はどの鳥にも共通しているんですね。


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最後は「カバ」の大あくび!

前回訪ねたときは親子で陸に上がっていましたが、この日はどちらもプールの中にいました。
水の中だと姿がよくわかんないな~、と思っていたところにこのシーン。
ラッキーでした☆


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次回から新シリーズ、オープン間もない東京新名所2か所を訪ねます。
by sampo_katze | 2013-06-17 21:10 | 動物園 | Comments(0)


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