深海と日本海溝のエリア
世界最大級の水族館~海遊館へ行こう!編・第9回


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「深き青の世界」


出張で変更していましたが、本日より「海遊館」編を再開します。


「国立科学博物館」(かはく)で開催されている特別展「深海 挑戦の歩みと驚異の生きものたち 」が大盛況のようですね。
わたしも行ってみたいと思っているんですが、なかなか都合が合わず・・・・・。
もうすぐ閉幕ですからね。

ちなみに「かはく」のサイトを見ると、10月20日から始まる次の特別展は「恐竜展」になっていました。
例年ですと「夏休み」に開催されるようなイメージがあるんですが、今年は「ダイオウイカ」撮影の一件があったからなのかも?
いずれにしても会期は10月6日までなのでお早めに!
閉幕が近づくとまた混雑するでしょうから(^^;

さてそのような特別展でなくても、たいていの「水族館」なら「深海」に関する展示を見ることができます。
でも元々光が届かないような空間なので、展示しているエリアもかなり暗い設定。
普通ならとてもじゃないけど撮影は困難でしたが、ここ数年は超高感度が当たり前になってきてますから
難易度はだいぶ下がってきてますね。

「深海の世界  深海の環境と生物
 海は地球表面のおよそ71%を占め、水深は平均で3,800m、最も深い場所はマリアナ海溝で10,911mに達する。
 そして、一般的に水深が200mよりも深い場所のことを深海と呼ぶ。
 水深200mでは、わずかに青い光が届く程度で、水深1,000mでは、ほとんど光が届かない暗黒の世界になる。
 そのため、光の届かない深海では光合成をする植物プランクトンなどが増殖できず、海の表層域に比べて
 餌となる有機物や生物が極端に少ない。
 そこで深海の生物たちは、沈んでくる生物の死がいやフンなどを食べたり、その生物を食べたり、
 餌をとるために水面近くまで浮上したりして栄養分を補っている。
 特殊なものとしては、人間には有毒な硫化水素と酸素で増殖するバクテリアを食べる生物もいる。
 また、深くなればなるほど水圧がかかり、水深200mでの圧力は、地上の約20倍、水深1,000mでは約100倍、
 水深10,000mでは約1,000倍にもなる。
 仮に地上で暮らす生物が、その環境におかれたとすると、細胞やタンパク質の構造まで押しつぶされて、
 神経の伝達までくるってしまう。
 深海の生物はこういった水圧による過酷な環境にも耐えうる能力も兼ね備えているのだ。」

※説明文より引用、以下同じ


表紙の写真は、入口にいた「オオクチイシナギ」です。
大きいものでは2m近くにもなる巨大魚です。
説明では「肝臓」は中毒の危険があると書かれてますが、肉自体は問題なく美味とのこと。

このエリアはどの水槽も「深海」の実環境に合わせてか、青みがかった照明になっています。
画面の中に無彩色の部分があればそれを基にして「ホワイトバランス」を補正し、本来の色にできるんですが
この写真だけはどうにもなりませんでした(^^;
ちなみに撮影時の「ホワイトバランス」は「オート」です。

「九州以北の各地、北太平洋の水深約400~600mの岩礁域に生息。
 肉食性で、大きくなると肝臓に多量のビタミンAをもち、中毒の危険がある。」

※説明文より引用、以下同じ

オオクチイシナギ@Private Aquarium


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比較的浅いところに生息する「ボウズカジカ」(左)と「オニカナガシラ」
それでも水深40m~なんですけどね。
「オニカナガシラ」は「胸びれ」のあたりにある「脚」、厳密には「胸びれ」の一部が変化したものがあります。
全体的なシルエットも「ホウボウ」そっくりなので間違ってしまいそうです。

「ボウズカジカ
 福島県~高知県沖の水深100mに生息。
 柔軟で厚くぬるっとした皮膚におおわれていて、オタマジャクシのような体型をしている。」


「オニカナガシラ
 中部日本~東シナ海の水深約40~140mの砂泥底に生息する。
 脚のように枝分かれした胸ビレ(軟条)で、歩くように移動する。
 また、その胸ビレの先で、味を感じ取ることができる。」


カナガシラ
ホウボウ
いずれも@Wiki


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「オオコシオリエビ」
「はさみ」の部分がとても長いですが、頭はだいぶ小さく胴体部分はさらにその半分程度しかありません。
なんとも奇妙な姿形をしているものですが、「ヤドカリ」の仲間と聞くと「あ、なるほどな」と。
お腹の部分に大きな「巻き貝」を背負っている、と想像してみると・・・・・?

「東北以南の水深約76~430mの海底に生息。
 エビという名前がついているが、貝殻をもたないヤドカリの仲間。
 和名の通り、腰を折っているように、いつも腹部をたたんでいる。」


オオコシオリエビ@Wiki


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「アカザエビ」、英名は「Japanese lobster」
その名前からしていかにもおいしそうな感じがしませんか?(^^;

「日本近海の水深約200~400mの砂泥底に生息。
 殻が硬くトゲもあるが美味で、和風料理や欧風料理にも用いられる。
 相模湾では冬から春にかけてカゴ漁で漁獲される。」


アカザエビ@Wiki


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「ハリセンボン」もビックリ?
全身トゲだらけの「イガグリガニ」
こちらも名前は「カニ」とつきますが、「ヤドカリ」の仲間です。
「はさみ」をのぞくと、片方の足が3対しかないのでわかりますよ。

「東京湾以南の大平洋、水深約180~400mに生息。タラバガニと同じヤドカリの仲間。
 甲や脚はとげにおおわれていて、甲は球形をしている。右側のはさみは、左側より少し大きい。」






続いては「日本」近海の代表的な深海エリア「日本海溝」です。

「日本海溝
 古代神話によると、深海は冷たくて暗く、水圧が高すぎて生きものが住めない不毛の地とされていました。
 しかし、深海への探検がすすむにつれ、驚くべき真実が明らかにされてきています。
 太陽の光がとどかない深い穴の中には、風変わりな生きものが住んでいるのです。
 それはたとえば、ホウボウ、そしてナマコなどです。
 ここに展示されているタカアシガニは、日本海溝の入口に生息しています。」



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「深海」エリアには必ずいるのがこの「タカアシガニ」
何しろ「世界最大の節足動物」ですからね~。
でもここにいるのは特に大きいように感じます。

タカアシガニ@Wiki


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こちらは初見の「ハチビキ」
漢字で書くとイメージでは「八引」なんですが、実際は「葉血引」
見た目もそうですが肉も赤くそのためその名がついたんだとか。
かなりの美味だそうですが流通量は少ないため、なかなかお目にかかれません。

ハチビキ@Weblio辞書


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「ツボダイ」
やや口がとがり、背が高い魚です。
「タイ」と名前にありますが「タイ科」ではなく「カワビシャ科」に属しています。

ツボダイ@Private Aquarium
カワビシャ科@Wiki


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赤っぽい外観をした「フサカサゴ」の仲間の「イズカサゴ」
「背びれ」のトゲはやや大きめですね。
ここに毒があるかどうかはわからないようですが、いずれにしても不用意にさわるとケガをしそう。
全体的にゴツゴツとした無骨な外観ですが、とても美味なんだそう。
って、さっきから味の情報が多いような(汗)
実際に食べたことはないんですけどね。

イズカサゴ@Web魚図鑑


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岩の上に腹ばいになっている「ユメカサゴ」
まるであつらえたかのようにぴったりしています(笑)
「イズカサゴ」と比べるとスッキリした(?)外観。
検索して出てくる写真ではどれも赤い色をしていますが、こちらでは褐色のように見えます。
これは青い照明の影響なのか、個体差なのかはわかりませんが。

ユメカサゴ@Web魚図鑑


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「タカアシガニ」の足下にたたずむ「ユメカサゴ」。
ちょっと”危険なにおい”がしますね・・・・・。


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で、予想通りの展開に!
これはまるで「ユメカサゴ」の「クレーンゲーム」!?
残念ながら(?)ゲットはなりませんでした。
しかも押しつぶすような力がかかるわけでもなく、「ユメカサゴ」の外装もそんなにヤワではないので
この後も何事もなかったような情景になっていました(当たり前)


すべて D700+24-120mmF4G/VR


次回は、ふあふあクラゲ館です。
by sampo_katze | 2013-09-17 20:30 | 水族館 | Comments(0)


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