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幻想的空間・ふあふあクラゲ館
世界最大級の水族館~海遊館へ行こう!編・第10回


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「クラゲコレクション in 海遊館」


「日本海溝」のエリアを抜け、「太平洋」「大水槽」の下層部を右手に見ながら進みます。
そして突きあたりを右に進むと「大水槽」の広大なエリアの片隅に造られた「隠れ家」のような場所がありました。
広々としたエリアを悠然と泳ぐのは大きな魚や群れをなす魚たち。
でも岩場などがあれば天敵から身を隠したりゆったりまどろんだりできるので、さらに様々な魚たちが集まるようになります。
ここにはそんな魚たちを観察することができます。
「深海」エリアより条件が厳しいようだったのでチラッと見ただけでしたが(^^;

で、再び突きあたりに戻ると3階へと下りる「エスカレータ」があります。
ここを進むと再入場をしないと階上へ戻ることはできません。
「エスカレータ」入口にその旨は掲示されていますが、再入場もできますのでわざわざ順路を逆に進むことはないでしょうが。

そして「エスカレータ」で下りた先の3階にあるのが「ふあふあクラゲ館」
ここには12基の水槽が置かれ、展示替えがありますが常に12種の「クラゲ」を見ることができます。
水中を優雅にただようその姿を見ているとなんだかいやされるんですよね~。


表紙の写真は、エリアに展示されている「クラゲ」たちのパネルです。
9種類の個性的な「クラゲ」が並んでいます。
ほんとにいろんな姿かたちのものがいるんですね~。


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まずは「オーレリア・ラビアータ」
説明にある通り、パッと見は「ミズクラゲ」だと思うほどそっくりです。
真ん中にトレードマークともいえる「四つ葉のクローバー」も見えますし。
ちなみに2009年からここ「海遊館」で展示されていますが、これは日本初のことなんだそう。

「北太平洋の冷たい海にすむ。
 ミズクラゲによく似るが口腕の形が複雑で、傘のふちのくびれが大きい。」

※説明文より引用、以下同じ


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こちらが本家(?)の「ミズクラゲ」。
遠目では「オーレリア~」とそっくりで見分けがつきません。
比べると傘の下にのびる「口腕」が短いようには見えますが、よくわかりません。

「日本の海で最もよく見られるクラゲ。
 傘の中央に馬蹄形の生殖腺が4つある。
 毒は弱く刺されても痛むことは少ない。」


ミズクラゲ@Wiki


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傘のふちにちがいがあるとのことなのでアップにしてみました。
これは「オーレリア~」のもの。


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そして「ミズクラゲ」のもの。
ん~~、よくわから~ん!

しいて言えば「オーレリア~」は切れ込みが深く、その幅もやや広いような感じ。
傘のふちもやや丸みを帯びているようです。
「ミズクラゲ」は切れ込みが小さく、ふちは平らな部分が長いような感じでしょうか。
もっとも1つの個体を比べただけなので、個体差もあるかもしれません。
やっぱりよくわからん!(笑)


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気を取り直して(笑)
次の「サムクラゲ」です。
説明にある「目玉焼き」というよりは、まだ温まってないのに卵を溶きいれてしまった「卵スープ」という感じ?
もっともこれは横から見ているからで、真上から見るとまさに「サニーサイドアップ」です。

「白い傘の中央に黄色い生殖腺があり、目玉焼きのように見えることから、
 英語ではフライドエッグジェリーフィッシュと呼ばれる。」



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「サカサクラゲ属の仲間」で、固有名はありませんでした。

以前「しまね水族館アクアス」で見た「サカサクラゲ」は水槽の底に傘を下にして張りついていて、まさに「名は体を表す」状態。
でもここのは水槽のガラス面に張りついていました。
カメラを向けると集まってくる子どもたちのようにも見えますね。
・・・・・ふと考えると、こうして傘を上から見るのは初めて。
水槽が横倒しにした円筒形になっているので、平らな面に張りついたってところでしょうか。

「ほかのクラゲとは異なりあまり浮遊せず、海底で暮らす。」

「サカサクラゲ」の写真はこちら
2009年3月16日の記事 ぷかぷか♪
※記事はサンシャイン国際水族館(当時)のクラゲがメインです。


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「アトランティックシーネットル」
白い体にとても長~い触手が目を引きますね。
こちらは「北アメリカ大陸」「大西洋」側に分布しますが、「太平洋」側にもいて
こちらは「パシフィックシーネットル」という名前になっています。

「北アメリカ大陸の大西洋沿岸に分布する。
 塩分の薄い汽水域に生息する。」


シーネットル@Wiki


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その長さのためか、このようにからまってしまうことも。
一部分だけなら問題ないんでしょうけど。


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今まで見たことのないド派手な外観をしている「ハナガサクラゲ」
英名もまんま「Flower hat jelly」です。
でもその見た目とは裏腹に「刺胞毒」は強く、刺されると激しく痛むとのこと。

「触手の先は黄緑やピンクの鮮やかなクラゲ。
 毒は非常に強く、小魚を捕まえて食べる。」


ハナガサクラゲ@Wiki


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紅白のしま模様をした「アカクラゲ」
これも危険な「クラゲ」の一種で、死んで乾燥してもその毒は残るというからさらにやっかい。
「日本近海」に分布するからか、英名は「Japanese sea nettle」です。

「日本各地に生息しているクラゲ。
 触手の長さは数mにも及び、毒が強く刺されると痛い。」


アカクラゲ@Wiki


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触手部分だけを切り取ってみました。
「ホタル」が舞っているような情景に見えたので。


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「スナイロクラゲ」
その名の通り、砂のような体色をしています。
見た目は少々悪いですが、食用にもなるんだそう。

「有明海のビゼンクラゲに似ているが、体は青白く、より小型、口腕に鞭状の付属器をもつ。」

スナイロクラゲ@そらいろネット


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「ブルージェリーフィッシュ」
縦長のドームのようなものをかぶった「タコ」のようでなかなかかわいらしいですね。
動きもピョコピョコとよく動くので楽しいです☆

別名「カラージェリーフィッシュ」ともいわれ、様々な色の個体がいます。
おそらく体内にいる「褐虫藻」の種類によって色が変化するのでしょう。
個人的には透明感のある青がお気に入りです。

「東南アジアの熱帯の海に生息するタコクラゲの仲間。
 同じ種類でも白、青、茶などいろいろな色がある。」



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こちらは褐色系。


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「サムクラゲ」に似た「アマクサクラゲ」
「長崎県」「天草地方」にちなんだ名前ですが、ここに特化して分布しているわけではないよう。

「天草地方で特によく見られるクラゲ。
 傘や触手の毒は非常に強く、刺されると痛い。」


アマクサクラゲ@そらいろネット


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透明度の高い「ギヤマンクラゲ」
触手が傘の横に流れてまるで「流れ星」のようです。

「ガラスのように透きとおった体をもつことから、「ギヤマン」の名が付けられた。」


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最後は巨大な「ビゼンクラゲ」
そのあまりの大きさに圧倒されます。
しかもこの写真では1匹だけですが、水槽内には少なくとも5~6匹はいました(数えてないので正確な数は不明)。
ここ「海遊館」では2001年以来、毎年6月頃から期間限定でこの展示を行っています。
展示されている個体は「有明海」で採集されたもので、約10時間ほどかけて輸送しているとのことでした。

「傘の直径が60cmにもなる大型のクラゲで、有明海や中国沿岸に分布する。
 有明海では食用に漁獲される。」


ビゼンクラゲ@Wiki


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次回は最終回、北極海の世界です。
by sampo_katze | 2013-09-19 20:25 | 水族館 | Comments(0)


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