氷の浮かぶ海・北極圏のエリア
世界最大級の水族館~海遊館へ行こう!編・最終回


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「北極の海の下を行く」


「ふあふあクラゲ館」を出ると「海遊館」めぐりも終盤。
次のエリアは「北極圏」です。
ここは2つのフロアに分かれていて2階が「海中」、3階が「海上」となっています。

「北極圏
 北極圏とは、少なくとも1年に1日、太陽が昇らない日や沈まない日が訪れる極地と定義すると、
 北緯66.5度以北の地域をいい、そのほとんどを北極海が占める。
 その中心である北極点付近は年平均気温-18℃、最低気温-30℃で、海の表面は常に海水が凍結してできた
 海氷(かいひょう)に覆われる極寒の世界である。
 しかし、その海氷の下に広がる海は、水温が-1.9℃(海水の氷点)より高く、陸上よりはるかに暖かい。
 海中には、低水温に適応したウニ、ヒトデ、イソギンチャクなどの無脊椎動物やタラ、カジカ、サケなどの
 魚類が多く見られ、それらを捕食するクジラやアザラシなどの哺乳類も生息する。
 北極圏の陸地は北極海の周辺にあり、ユーラシア大陸や北アメリカ大陸などと陸続きのため、周囲を海に囲まれる
 南極大陸よりも豊かな生物が存在し、ホッキョクヤナギやホッキョックヒナゲシ、ホッキョクギツネ、レミング、
 トガリネズミ、カリブー、ジャコウウシ、ホッキョクグマなど多様な動植物が生息する。
 人類との関わりにおいては、南極圏での人類の活動が200年程前に始まったのに対し、北極圏では1,000年以上も前から
 活動しており、現在も、狩猟民族のイヌイットやヤクート、サミーと呼ばれる人々が生活をしている。」



表紙の写真は、「ふあふあクラゲ館」から「北極圏」エリアへと続く通路です。
天井には「北極海」の海面を再現したようなディスプレイがされていて、海中にいるような雰囲気を醸しています。
また両側は鏡張りになっています。


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まずは「アークティックコッド」
直訳すると「arctic=北極の」+「cod=タラ(鱈)」というストレートなネーミング。
個人的には「タラ」というともっと大きな魚というイメージがあったのでちょっと意外。
「日本近海」に生息する「コマイ」が近いですかね。
余談ですが「タラコ」とは「マダラ」(真鱈)ではなく「スケソウダラ」「卵巣」です。

「アークティックコッド
 英名:Arctic cod
 学名:Boreogadus saida

 タラの仲間で、北極海、北太平洋、北大西洋に生息し、流氷の下や隙間でも見られる。
 流氷周辺の海水温は0℃以下になることがあるが、血液中に不凍タンパク質を持つため体は凍らない。
 通常25cm程度の個体が多いが、大きな個体では40cmを越えるものもいる。
 クジラやアザラシ、海鳥、他の魚などの餌になる事が多く、北極の生態系を支える重要な生き物である。」


コマイ@Wiki


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「ヌマガレイ」
その名の通り「淡水域」に生息する・・・・・というわけではなく、
通常は「海」「汽水域」にいます。
で、ごくまれに「淡水域」にも姿を見せることがあるんだそう。
通常「カレイ」は正面から見て目が右側についていますが、この種は「ヒラメ」と同じく左側についているのが特徴です。
単純に目の向きから見分けられると思っていましたが(^^;

「ヌマガレイ
 英名:Starry flounder
 学名:Platichthys stellatus

 北極海、北太平洋、日本沿岸にも生息する。
 主に海水や汽水域で見られるが、河川や湖沼の淡水域にも出現することがある。
 ゴカイやエビ、カニ、クモヒトデ、貝などを食べる。」


ヌマガレイ@Web魚図鑑


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「カジカ」の仲間の「ショートホーンスカルピン」
顔が岩に隠れてしまってますが。
また虹のような色になっているのは照明の影響です。

「ショートホーンスカルピン
 英名:Shorthorn sculpin
 学名:Myoxocephalus scorpius

 カジカの仲間で、北極海、北大西洋の沿岸、汽水域の岩場や海藻の繁茂する場所で生活する。
 全長30cmになり、小型のエビやカニ、ゴカイの仲間、魚などを大きな口で捕えて食べる。」



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「ランプフィッシュ」
別名「ランプサッカー」、和名では「ヨコヅナダンゴウオ」といいます。
和名からもわかるとおり世界最大の「ダンゴウオ」の仲間です。

「ランプフィッシュ
 英名:Lumpfish
 学名:Cyclopterus lumpus

 世界最大のダンゴウオの仲間で全長60cmを超えるものもいる。
 北極海、北大西洋の岩礁域に生息し、夏場は比較的浅い場所で生活し冬場は深場へと移動する。
 吸盤のように変化した腹鰭で岩や海藻にくっつくことができる。
 メスは白っぽい緑青色でオスは赤茶色。クラゲや小型のエビ、カニ等を食べる。
 卵はランプフィッシュキャビアと呼ばれ食材としてチョウザメキャビアの代用品とされることもある。」


ランプサッカーとは@Weblio辞書
ダンゴウオ科@Wiki


小さくてかわいい「ナメダンゴ」@エプソン品川アクアスタジアムはこちら
2009年4月1日の記事 ぜんまい仕掛けの魚


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こちらはやや色が白っぽいことからメスかもしれません。


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「アークティックチャー」
「サケ」の仲間とのことですが、見た目は「ヤマメ」「イワナ」のほうが近いイメージです。
で、後で調べてみると英名にある「char」は「イワナ」のことでした。
まぁ「イワナ」も「サケ科」なんですけどね。

「アークティックチャー
 英名:Arctic char
 学名:Salvelinus alpinus

 サケの仲間で、北極海、北太平洋、北大西洋の沿岸に生息し、産卵のために川を遡上する。
 しかし、一生を川や湖で過ごすものもおり、カナダの北緯75度以北の淡水湖に生息する唯一の魚である。
 通常40cm程度の個体が多いが、大きな個体では1mを超えるものもいる。
 小さな個体はプランクトンを、大きな個体は魚やエビ、カニを餌とする。」


イワナ@Wiki


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上半身(?)のアップ。
なかなか精悍な顔つきです。
体表も寒い場所にすむためか、かなり頑丈そうですね。


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「北極圏」エリアの天井にはドーム状のガラス窓があります。
その向こうに見えるのは上の階にいる「ワモンアザラシ」(輪紋海豹)。
体に輪っかのような模様が入ることからその名がついていて、英名も「Ringed Seal」とそのまんま。
というか、和名は直訳なんでしょうね。

ワモンアザラシ@Wiki


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ときおりこうしてガラスの近くを泳いでくれます。
ただでさえ水中では屈折が大きいのに、球面ガラスなので「魚眼レンズ」を通して見ているような感じですね。


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3階に上がると先ほど下から眺めていた「ワモンアザラシ」がいるエリアに出ます。
水上に顔を出してプカプカ浮いているところ。
下からではわかりませんでしたが、大きくてつぶらな目をしていますね。


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16:40過ぎ。
ちょうど2回目の「お食事タイム」です。
2階から上がってすぐのエリアはアクリル板越しに見られます。
でもその奥は上半分くらいが開いているので、仕切りなしで見ることができるんですよ。
もちろんその分人気があるので、ゆっくり観察するなら手前がオススメ?


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食事のあとは運動するよ~!
とばかりに氷の山を前肢を使ってカキカキします。
この日は暑かったので気分転換にもなるのかな?


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「クロール」の次は「背泳ぎ」
「2個メ」で次の「五輪」を目指す!?
ただし「200m個人メドレー」ではなく「2種目個人メドレー」で・・・・・って、そんなのない。


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あまりに夢中になりすぎて氷が柵をこえてお客さんにかかってしまいました。
「ありゃ、ちょっとはりきりすぎた・・・・・ごめんね~」
なんてことは思ってないでしょうが(笑)、そんな感じに見えました。


最後は「フォークランド諸島」「モルディブ諸島」のエリアがあります。
生き物たちにふれることができる場所もありました。
ですが写真がないので省略(^^;
以上で「海遊館」めぐり編は終了です。



それにしても、さすがに「日本最大級」とうたうだけあって見ごたえのある展示でした。
入口を入ってすぐの床に「777」(だったと思う)と数字が書かれていて、これはなんだろう?
と思っていたら先の進むにつれて数字がカウントダウンしていきます。
どうやらこれは出口までの距離が表示されているようで、出口の階段では「0」になっていました。
普通に館内を歩いただけでも約800mもあるんですからかなりの長さですね。

また館内には、見学ルート後半の4階に「コーヒーラウンジ マーメイド」があります。
「軽食」までなので、しっかり食事をするなら隣接する「天保山マーケットプレース」へ。
「海遊館」は再入場ができますからね。

そしてタイミングによっては、「海遊館」前の広場で「ストリートパフォーマンス」が見られるかも。
わたしは「渡辺あきら」さんの「ジャグリングパフォーマンス」を後半からですが見ることができました。
館内は空調が利いていましたが、外に出るとおそらく35℃前後の猛暑!
西に傾きかけたとはいえ、それをさえぎるものもまったくない広場。
見る側もまったく同じでしたけどね(笑)
そんな中で大汗をかきながらも、素晴らしいパフォーマンスを披露していました。
観客にいた子供たちのノリのよさ&掛け合い(?)も面白かったです☆

天保山マーケットプレース


すべて D700+24-120mmF4G/VR


次回から新シリーズ、交通科学博物館を訪ねます。
by sampo_katze | 2013-09-21 22:35 | 水族館 | Comments(0)


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