水から陸へ ~両生類の世界~
納涼には水族館!サンシャイン水族館に行こう!編・第6回


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「幼生みたいだけど成体」


2階のエリアの中ほどには「両生類」「爬虫類」が登場します。
通路の左に「両生類」が、右側に「爬虫類」という感じで分かれています。

今回は「両生類」を取り上げますが、ここは「カエル」の種類が豊富な感じがしますね。
来園者の中には苦手な方もいらっしゃるようですが(^^;

「水辺の楽園
 水中と陸上のどちらにも適応しなくてはならない湿地は、多くの生物にとって快適とはいえない場所です。
 しかし、水辺に強く依存する両生類とハ虫類たちにとっては、今もかけがえのないオアシスです。」


「水から陸へ ~両生類の世界~
 太古の昔、魚の一部が陸に上がり両生類に進化しました。
 鰓(えら)呼吸から肺呼吸へ、鰭(ひれ)から四肢(しし)へと変化をしましたが、完全に水から離れることはできませんでした。
 カエル、イモリ、サンショウウオ、水辺では両生類の多様に富んだ生態をみることができます。」

※説明板より引用、以下同じ


表紙の写真は、「サンショウウオ」の1種の「メキシコサラマンダー」です。
通称「ウーパールーパー」の方が通りがいいでしょうか。
体色はこのような白のほか、黒っぽいものもいます。
大きな特徴はブラシのように見える「外鰓」(がいさい)。
これは通常「幼生」にのみ見られるものですが、「メキシコ~」は成長してもこの姿を保ったまま。
そのちょっと変わった姿から1985年に大ブームになったこともあります。
あっという間に去ってしまいましたけどね(^^;

両生類
メキシコサラマンダー
※いずれも@Wiki


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「両生類とは・・・?
 両生類の仲間は世界で5,000種類以上が確認されており、サンショウウオやイモリなどの有尾目(ゆうびもく)、
 カエルなどの無尾目(むびもく)、アシナシイモリなどの無足目(むそくもく)の3グループにわかれます。
 両生類は脊椎(せきつい)動物の歴史の中で初めて陸上に進出したグループです。
 鰓(えら)呼吸から肺呼吸、鰭(ひれ)から四肢(しし)へと体のつくりも変化していきました。
 しかし、乾燥に弱い両生類の皮膚は常に湿ってなくてはならず、ほとんどの両生類が水辺環境で生活しています。
 多くの両生類は水中や水辺で産卵し、幼生期を水中で過ごします。
 その後、陸上生活に適応するため体の特徴を大きく変化させる「変態」を行ないます。
 このような幼生から成体への過程で劇的な変化を遂げる生き物は、
 例外を除き脊椎動物の中でも両生類だけに見られる特徴です。

無尾目(カエルの仲間)
 両生類の中で最も種類の多い仲間で、変態すると尾がなくなるのが特徴です。
 前肢(ぜんし)や後肢(こうし)には吸盤や水かきがあり、ものをつかみ泳ぐことができます。
 オスの個体には鳴嚢(めいのう)と呼ばれる袋があり、鳴き声でコミュニケーションをとるのが特徴です。

有尾目(イモリ、サンショウウオの仲間)
 一生を通じて長い尾を持っており、両生類の祖先に近い形をしています。
 ほとんどの種類が暑さに弱く、草かげなどの暗く、涼しい場所で見られます。

無足目(アシナシイモリの仲間)
 両生類では最も種類の少ない仲間で、165種ほどが知られています。
 四肢を欠きミミズのような形をしており、多くの種類が穴を掘って土中で生活しています。」



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実は、最初に見られるのはこの「コモリガエル」です。
「のしいか」のようにも見えるその姿から「平面ガエル」の異名を持ちます(うそ)
底の方でじっとしていてめったに動くことがありません。
前回訪問時は水面に向かって泳いでいく様子を偶然見ることができましたが。

「背中で子守りをするカエル
 メスが産んだ卵をオスがメスの背中に埋め込みます。
 卵はメスの背中で保護されながら成長します。
 子どもは幼生(オタマジャクシ)になってもメスの背中から離れません。
 カエルの姿まで成長すると親の背中から飛び出します。」



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迷彩柄をまとった「ベルツノガエル」
周りが黒っぽい土なのでとても目立ちますが、湿原のようなところだったら周囲にとけこんでしまいそうです。
かなりのぽっちゃり体型でその姿が「ベル」のようだからその名がついた、と思ったらやはり間違い(笑)
発見者か命名者かはわかりませんが、人名だそうです。
「ツノ」もほとんど目立たないというより、どこにあるのかすらよくわかりません(^^;

ベルツノガエル@AllAbout


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となりにいるのは近縁種の「クランウェルツノガエル」です。
「ベル~」の流れからして「クランウェル」も人名でしょうね、きっと。
しばらく見ていましたが、このように後ろ向きになったまま。
こっちを向いてよ~!と念じてもムダでした(笑)

色はやや地味で、黒い斑紋はやや大きめ。
背中全体に小さな突起が並んでいて、目の上(?)にある「ツノ」はやや目立ちます。
見る角度にもよるんでしょうか。


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赤みを帯びた「サビトマトガエル」
まだ熟していない「トマト」といった感じの色合いです。
英名は「False tomato frog」で直訳すると「ニセトマトガエル」
実際、もっと赤い「アカトマトガエル」というのもいるんだそう。

サビトマトガエル@AllAbout


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奥にいる個体はかなり赤みが強いです。

でもリニューアル前の2009年秋に訪ねたときはもっと赤みが強くて、なかなかのインパクトがありました。
もっとも「完熟トマト」というよりは、名前の通り「赤サビ」の色でしたが(^^;

その時の様子はこちら
2009年11月5日の記事 両生類・爬虫類(ちょっとキケン!)


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おなじみ「ニホンアマガエル」
黄緑色が一般的なイメージですが、右の個体のように枯れ枝や枯草のような茶色っぽい灰色のもいます。

ニホンアマガエル@Wiki


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「自動販売機」にはりつく「ニホンアマガエル」。
約10年前に「高知県」の最東端付近に位置する「甲浦駅」(かんのうら)前で撮ったものです。

いろいろな商品が並ぶ中、彼ら(?)の目の前にあるのはペットボトルの「お茶」
そう、外装が緑色をしているものです。
仲間と勘違いしているのかどうかはわかりませんが、面白い習性ですね(^^)


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これは初見の「イエアメガエル」
見た目は「アマガエル」風ですが、かなり大きく10cmほどになるんだそう。

英名は「White's tree frog」
「White」から「白アマガエル」と呼んでしまいそうですが、これは命名した人の名前にちなむもの。
確かに見た目は白くないですし(^^;

イエアメガエル@Wiki


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ここからは「ヤドクガエル」の仲間たちを。
まずは最も危険な「モウドクフキヤガエル」
名前からしてヤバそうな雰囲気ですが、宿す毒は「生物」の持つ中では最大級の危険度なんだとか。
そして体の色も自然界にはそぐわないほど鮮やかな黄色。
こうすることで危険な生物であることをアピールしているようです。

モウドクフキヤガエル@Wiki


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別角度から。
サイズは最大で5cmほどで「ニホンアマガエル」よりやや大きい程度です。
毒はエサから摂取~体内に蓄積するようです。
そのため繁殖個体では無毒のものもいて、それらは「ペット」として流通しているんだそう。
確かに見た目はきれいですからね。


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青い色の「アイゾメヤドクガエル」
「ヤドクガエル属」の中では最も大きいですが、それでも最大6cmほどとかなり小型です。
体全体に細めの白いラインが入っていてなかなかきれいですね。


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こちらも青がきれいな「コバルトヤドクガエル」
黒斑が小さいため、地の青が「アイゾメ~」と比べて目立っています。


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黄色と黒は勇気のしるし?の「キオビヤドクガエル」
「ヒョウ」の模様に近い感じもしますね。


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最後は「マダラヤドクガエル」
って、水槽の外に出ている!?

実は手前にいるのは見学に来ていた男の子が置いたもので、「ガチャガチャ」で取った景品だそう。
よく見ると頭に小さな「ストラップ」がついているでしょ?
面白いのは水槽の中にいる「本物」がこれに気づいて近づいてきたこと。
縄張り意識からなんでしょうか。
偶然とはいえ、いいものを見せてもらえました(^^)


8枚目 Coolpix5000
ほかはすべて D700+24-120mmF4G/VR


次回は、は虫類のカメ&トカゲです。
by sampo_katze | 2014-07-31 21:45 | 水族館 | Comments(0)


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