白保・カリブ海・グレートバリアリーフの魚たち
納涼には水族館!サンシャイン水族館に行こう!編・第8回


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「幸せの黄色いモンガラ?」


2階の「水辺の旅」、最後に紹介するのは「地球は宇宙のオアシス」のエリアです。
この後には「日本の清流」があるんですが、小型種が多いためパスしたので・・・・・(^^;

「地球は宇宙のオアシス
 地球の美しさは、青く輝く水によるものです。
 水は0℃~100℃というわずかな温度の中でしか存在しない奇跡の物質で、
 地球のような惑星は、他にまだ発見されていません。
 水族館に再現された青い世界は、宇宙のオアシスである地球そのものなのです。」

※案内板より引用、以下同じ


このエリアには4つの大きめの水槽が並んでいます。
「沖縄の海 ~白保~」「大西洋 ~カリブ海~」「オーストラリアの海 ~グレートバリアリーフ~」
そして「クマノミとイソギンチャクの海」の順です。
どの水槽にも色とりどりの鮮やかな魚たちが泳ぎ回っているので、見た目にも楽しいですね(^^)


表紙の写真は、「沖縄の海」にいた「モンガラカワハギ」・・・・・でしょうか。
このシルエットに加え、最大の特徴である体の下半分にある丸くて白い斑紋があるので間違いないと思うんですが。
でも本来なら口のまわりや「尾びれ」付近にだけに見られる黄色が、体全体に分布しているんですよね。
また目の下にかけて斜めに入る細いラインも気になります。
成長過程なんでしょうか?

「沖縄の海 ~白保~
 石垣島白保の海には世界最大級の青サンゴ群落が広がります。
 人の活動によって環境が破壊されてきた中で、極めて良好な状態で残されたこのサンゴ礁は、
 多くの生き物たちを育むだけでなく、人々にも恩恵をもたらしています。」



WEB魚図鑑


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「世界のサンゴ礁
 サンゴ礁は、赤道を挟んで北緯30度から南緯30度の範囲の熱帯、亜熱帯地域に発達しています。
 これはサンゴの生息に適している水温が25~30℃(年間を通じて最低水温が18.0℃)であるためです。
 またサンゴ礁は、外洋からの波を防ぐ防波堤の役割を果たすため、その内側には穏やかな海が広がっており、
 生き物にとって過ごしやすい場所となっています。
 さらにサンゴ礁が作り出す複雑な地形は、小さな生き物たちにとっては隠れ家となり、
 それを捕食するために大きな生き物が集まります。
 まさにサンゴ礁は熱帯の海に広がるオアシスなのです。
 世界の海はつながっているように見えますが、大陸や海流、海溝などによって隔てられています。
 サンゴも含め、生き物たちは環境に適応しながら繁栄をしてきました。
 このため同じような気候の場所であっても、海域によって生息する生き物たちの姿や形が異なります。

サンゴ礁とは
 サンゴ礁は、サンゴだけでなく石灰質や有孔虫(ゆうこうちゅう)、貝類などの石灰質の骨格や殻を持つ
 生物の死骸が固まり、それらが長い年月をかけて積み重なってつくられたものです。
 サンゴ礁は、地殻変動や浸食による島の沈降、あるいは海面の上昇など、形成のされ方や形状によって、
 大きく3つのタイプに分けられます。

サンゴ礁のタイプ
1:裾礁(きょしょう)
 陸の周りを礁が囲み、海岸と接しています。日本のサンゴ礁ではこのタイプが多く見られます。
2:堡礁(ほしょう)
 陸と礁の外縁が離れていて、その間に深い海、礁湖(ラグーン)があります。
 オーストラリアのグレートバリアリーフはこのタイプです。
3:環礁(かんしょう)
 陸地が見られず、リング状の礁だけが海面にあらわれます。南太平洋の島々に多く見られます。」



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「背びれ」の一部、正確には「第4棘」(きょく)が長く伸びる「ハタタテダイ」
黒の太い横じまが2本に「背びれ」から「尾びれ」にかけてが黄色いです。
目の上にも黒いラインが入りますが、こちらの子はあまり目立ちませんね。

これとそっくりさんに「ムレハタタテダイ」というのがいます。
群れをつくることや黒いラインが「背びれ第4棘」にまで伸びるなど、細かい違いがあるそう。
でも、パッと見には見分けられそうもありません(^^;


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細長い体の「クギベラ」
鳥のくちばしのように細長く伸びた「吻」(ふん)を持つのが特徴です。

「ベラ」の仲間は雌雄で体の色が異なる種が多いですが、これも同様。
緑色をしているこちらは「オス」で、「えら」の後ろあたりに黄色の線がアクセントとして入ります。


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こちらが「メス」
一転して全体が明るい色となり、体の前後で白と褐色に塗り分けられています。
「吻」の上半分がオレンジ色になっているのがアクセント。
ピントが甘いのはご容赦ください(^^;
過去のを出してもよかったんですけどね~。


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やや大柄の「サザナミヤッコ」
暗褐色ですが口まわりや「胸びれ」、「背びれ」の先端に黄色が差し色として入ります。
幼魚のときは「尾びれ」から波紋が広がるように「横じま」が入っていて、成魚とはまったく異なる姿をしているそう。
名前はその姿からつけられています。



続いて「カリブ海」のエリアから。

「大西洋 ~カリブ海~
 大西洋に広がるエメラルドグリーンの海。
 カリブ海は大陸と島々に囲まれていることにより、独特の環境となりました。
 このため他の海域とは異なる多種多様な生き物たちが集う場所となっています。」



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見た目のインパクトが大きい「ルックダウン」
「シロガネアジ」という和名もありますが、あまり一般的な呼び名ではないようですね。
でも「アジ科」の最大の特徴たる「ゼイゴ」がはっきりとわかります。

それにしても、ほんとに奇妙な外見をした魚ですよね(^^;
口は体の下の方についていて、「ウマヅラハギ」もビックリ?の長い顔。
しかも頭頂部から口へはスパッとカットされたかのように一直線。

でもそれで驚いていてはいけません。
これを真正面から見るとなんと薄っぺらのペラペラなんです!
中央やや右寄りに後姿が見えますが、体をちょっとひねってあってもこれだけの薄さ。
1度でいいので正面から撮ってみたいんですが、これがなかなか難しいんですよね。


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「アトランティックスペードフィッシュ」、和名は「シロガネツバメウオ」です。
先の「ルックダウン」のように口はやや下方についていますが、頭部が盛り上がっているのでそれほど違和感を感じません。
というかあちらが特殊すぎるんでしょうけど。


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「ポークフィッシュ」、和名は「クロオビダイ」
「イサキ科」に属しています。
「ポーク」は言うまでもなく「豚」のことですが、この魚とどう結びつくんでしょう?(^^;
食味が「豚肉」に似ている、なんてことはないでしょうし。
また和名の方も黒いラインは2本だけで、黄色や水色あるいは銀色の帯の方が目立つような気がしますね。
まぁ名前の由来はともかく、かなり目立つ色なので撮りたくなる1種です。


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「フレンチエンゼルフィッシュ」の幼魚。
目と「胸びれ」の後ろに2本の横じまが入っていますが、成魚になるとこれが消えて黄色い斑紋が目立つようになります。


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初見の「フライングガーナード」
直訳すると「空飛ぶホウボウ」という意味。
「ホウボウ」によく似た雰囲気をしているな~と思っていたんですが、そのものだったんですね。
ただどちらも同じ「カサゴ目」ですが、それぞれの「科名」を持った近縁種といったところのよう。
また「トビウオ」のように水面上を飛ぶことはないそうです。

セミホウボウ科@Wiki


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意外にも?活発に水槽の中を泳ぎ回ります。
各「ひれ」をぴったりと折りたたみ、高速巡航体勢!
これはこれでカッコいいですが、やはり最大の特徴である大きな「胸びれ」を広げたところを見せてほしかったです。



ここから「グレートバリアリーフ」のエリアだったかな?
ちょっとあいまいになってますが(^^;

「オーストラリアの海 ~グレートバリアリーフ~
 サンゴの成長は1年にわずか数センチ。
 そのサンゴが長い年月をかけて繁殖と成長を、繰り返し世界最大のサンゴ礁となりました。
 今も成長を続けるサンゴ礁は、さまざまな生き物にとって安住の地となっています。」



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奥の方でたたずんでいたのは「ヒレナガハギ」
「背びれ」と「腹びれ」は折りたたまれていますが立てるとかなりの高さになります

体にあるしま模様は独特で、これだとわかりづらいですが目を通るしまには水玉のような模様が入っています。
また白と灰色っぽい2色の太い帯のほかに、細めの黄色いラインが全体に入っています。
しかも黄色のラインは一部が途切れていたり点線だったりと個性が出ているようです。


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「オニハタタテダイ」
先の「ハタタテダイ」同様に「第4棘」が長く伸びるんですが、向こう側に隠れているのか見えません。
目のまわりが黒く、頭に突起が出ているのが大きなちがいですね。


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「タテジマキンチャクダイ」
体に「縦じま」が入るのが大きな特徴ですが、幼魚のときはまったく異なり「渦巻き」のような模様をしています。

この個体をよく見てみると、体の「縦じま」は途中で途切れているのが何本かあります。
また「尻びれ」には楕円のような形がまぎれていますね。
ということは若い成魚なのかもしれません。


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華やかな色合いの「スミレナガハナダイ」
四角い大きな斑紋があるのが特徴ですが、これは「オス」だけに見られるもの。
そしてこの種は「性転換」をします。
生まれたときはすべて「メス」ですが、群れの中で最も大きな個体が「オス」に変わります。
「魚類」では約300種類ほどが「性転換」をおこなうそうですが、そのパターンは種により様々です。


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灰色地に黒い水玉模様の「サラサハタ」
ここの水槽の中では大きい部類に入ります。


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そしておなじみ「ハリセンボン」もいました。
これも活発に動き回っていたので追いかけるのに苦労しました(^^;



最後は「クマノミ」のエリアです。

「クマノミとイソギンチャクの海
 海の中は危険がたくさんありますが、クマノミたちはイソギンチャクによって守られて暮らしています。
 クマノミの卵は両親に大切に育てられ、孵化します。
 孵化した子供たちは過酷な大海原を漂い成長してからイソギンチャクとの共生を始めます。」



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黒っぽい体なので単なる「クマノミ」ではなく別種だと思うんですが、名前はわかりません。


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「アラルズアネモネフィッシュ」

後で円を描いているのがおなじみの「カクレクマノミ」です。
「カクレ~」は結局撮れずじまいでした(^^;
ちなみに「ニモ」のモデルと思われますが、実は「イースタンクラウンアネモネフィッシュ」が正解だそう。
で、こちらの「カクレクマノミ」は正確には「ウェスタンクラウン~」というそう。
う~ん、ややこしい!(^^;


すべて D700+24-120mmF4G/VR


次回は最終回、屋外のマリンガーデンをめぐります。
by sampo_katze | 2014-08-04 22:05 | 水族館 | Comments(0)


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