チョウザメの見本市?(4種ですが)
赤い電車に乗って水族館に行こう!油壺マリンパーク編・第2回


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「大型魚がゴロゴロ」


入り口入ってすぐのところにあるのが「昔のままの姿で」のエリア。
そこには4種類の「チョウザメ」および「アリゲーターガー」が展示されています。

「チョウザメ」は名前に「サメ」とついてはいますが、実はまったく異なる仲間。
「サメ」が「軟骨魚網」に属しているのに対し、「チョウザメ」は「条鰭網」(じょうきこう)に属します。
ではなぜ「サメ」という名がついたのかというと、見た目が似ているからなんだそう。
かなり安直ですな~(^^;
そういえば「タイ」とは縁もゆかりもないのに、名前に「タイ」がつくのも多くいますけどね。
また「チョウ」は体の側面についている「硬鱗」(こうりん)が「チョウ」=「蝶」のように見えるからだそうです。


表紙の写真は、水槽内にたたずむ「チョウザメ」たちの様子です。
体つきはかなり大柄な上に数もそこそこいるので、なかなか見ごたえがあります。
まぁ泳いでいる個体が少ないところは目をつぶっていただいて(笑)

ちなみに、「マリンパーク」の開館は1968年(昭和43年)4月と歴史は古いです。
そのため全体的に「昭和チック」な雰囲気になっている感じがしますね。



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展示されているのは「シロチョウザメ」「シベリアチョウザメ」「イケチョウザメ」、そして「バルチックチョウザメ」の4種。
特に「バルチック~」は「CITES Ⅰ類」(サイテス)に指定され輸出入が禁止されており、
国内ではここでしか見られない「希少種」になっています。

「古代の魚(チョウザメ類)
 飼育水:淡水  水温:18℃  餌料:アジ エビ

 チョウザメ類はシーラカンスや肺魚類と共に、古代からの姿や形を現代に伝える魚です。
 北半球にのみ分布し、そのうち15種がヨーロッパからアジアにかけて、9種類が北アメリカに生息しています。
 水産上も重要な魚であり、魚肉は食用になる他、卵巣の塩蔵品は珍味、キャビアの名で有名です。
 種類によっては生息数が著しく減少しており、バルチックチョウザメの入手は、今後期待できません。」

※説明板より引用


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もっとも数が多いのがこの「シロチョウザメ」
4種の中では鼻先が最も短く、丸っこくなっているのですぐわかります。
また名前の由来ともなった「硬鱗」もかなり大きくて目立ちます。


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頭部に寄ってみたところ。
体の大きさの割には小さい目をしています。


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やや下から。
口は体の下の方にあり、先ほどの目と同様に「サメ」の特徴に近いものがありますね。
鼻の下にはやや太く長めの「ひげ」が4本あり、先端部分は体の後ろの方に曲がっているのもわかります。


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お次は「イケチョウザメ」。
一見すると「シロ~」に似ていますが、鼻先はややとがり気味で「硬鱗」の三角形も目立ちません。


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3種目の「シベリアチョウザメ」。
鼻先がまっすぐ伸びていて、体色はやや白っぽい感じ。


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最後が「バルチックチョウザメ」。
かなり黒っぽい体色をしているのでわかりやすいかな?


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鼻先はややとがっており、さらに上に向かってそり返っているので「シロ~」とともに見分けやすいと思います。
「硬鱗」は細く稜線状に並んでいますが、「チョウ」を連想させるような形にはなっていないようです。
もっともこれは個体差である可能性が高いかな?
奥にいるのは「イケ~」ですね。


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この「バルチック~」はなんと飼育38年目!
ほかにも「シベリア~」が39年、「シロ~」は42年と「チョウザメ」の仲間は長寿ぞろいです。


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最後は「アリゲーターガー」。
「ガー目」では最大種で約2mにもなり、記録では3mもの個体も。
ここにいるのはそれほど大きくはないようで、「シロ~」のほうが目立ちます(^^;
「白亜紀」から「始新世」の地層から化石が見つかっていますが、
その姿は現存する種とほとんど変わっていないんだそう。
「生きている化石」なんですね。


すべて D700+24-120mmF4G/VR


次回は、展示されている資料の一部をご紹介します。
by sampo_katze | 2014-11-12 20:00 | 水族館 | Comments(0)


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