相模の海からのエリア・その1
赤い電車に乗って水族館に行こう!油壺マリンパーク編・第4回


c0081462_2011546.jpg
「色鮮やかなハゼ」


2番目のテーマは「相模の海から」です。
通路の向かって右側には前回紹介したような資料展示や標本の展示があります。
左側には小さめの水槽がたくさん並んでいて、「相模湾」で見られるさまざまなシチュエーションに合わせた
生き物たちの展示がされています。
種類が多いので、このエリアを2回に分けて紹介することにしましょう。

まず最初は「アマモ場の生き物」です。
「アマモ」とは「海草」の1種で、漢字では「甘藻」と書きます。
字面では「ワカメ」「コンブ」に代表される「海藻」と同じようですが、実は異なります。
詳しいことは省きますが(^^;

「アマモ場の生き物   Life in the Sea-jungle
 海底に比較的大型の植物が繁茂しているところを藻場といいます。
 三浦周辺の内湾ではアマモ類の群生がみられ、多くの生き物の生息場所となっています。
 飼育水:海水   水温:原水温   飼料:魚肉、アミ、アカムシ」

※説明板より引用、以下同じ


表紙の写真は、「ハゼ」の仲間「チャガラ」の群れです。
ここではかなり白っぽく映ってしまっていますが、オレンジ色のラインが入っていてなかなかきれいなんですよ。

「チャガラ
 英名:Whitegirdled goby
 学名:Pterogobius zonoleucus (Jordan et Snyder,1901)
 分類:脊索動物門 硬骨魚綱 スズキ目 ハゼ科
 分布:青森県~九州;朝鮮半島

 生態
  浅い沿岸や磯、藻場に住み、動物プランクトンや小型甲殻類を食べて暮らしています。
 人とのかかわり
  釣りなどで釣れても食用にされることはありません。
  きれいな色彩をしているので、観賞魚として飼育されることがあります。」


アマモ@Wiki
チャガラ
※以下、特記なきものは@WEB魚図鑑


blogram ランキング参加中!よろしければクリックをお願いします。
blogram投票ボタン









c0081462_20113892.jpg
小型の「カワハギ」の仲間、「アミメハギ」
ほかの水族館でもこのサイズの「カワハギ」類を見たことがあり、てっきり幼魚だと思ってました(^^;
このサイズで成魚なんですね。

「アミメハギ
 英名:Net-work filefish
 学名:Rudarius ercodes Jordan et Fowler,1902
 分類:脊索動物門 硬骨魚綱 フグ目 カワハギ科
 分布:房総半島以南;~朝鮮半島南部

 生態
  水深20m以浅の岩礁の藻場や、内湾のアマモ場に生息します。
  ゴカイやイソメ類のほか、小型の甲殻類などを小さな口で巧みに食べています。
  夜になると、海藻の端をくわえて、ぶら下がるようにして眠る習性があります。
  幼魚は流れ藻などにつくことが多いです。
  産卵期は6月から9月頃で、日の出前後の早朝に産卵活動が行われます。
  卵は海草に産みつけられ、孵化するまでは雌が保護する習性があります。
 体の特徴
  小さな白斑が体中にあります。小さな魚で、成魚でも全長10cmに満たない大きさです。」


アミメハギ


c0081462_20114932.jpg
初見の「ヒイラギ」
「サバ」「アジ」のように体が光っているように見えます。
これは「発光細菌」によるものだそうですが、その目的や効果はよくわかりません。

「ヒイラギ
 英名:Spotnape ponyfish
 学名:Leiognathus nuchalis (Temminck & Schlegel,1845)
 分類:脊索動物門 硬骨魚綱 スズキ目 ヒイラギ科
 分布:琉球列島を除く南日本;台湾、中国沿岸

 生態
  沿岸の浅いところや内湾、川の水が流れ込む河口などに住みます。
  突出する口を斜め下方に長くのばし、そこに住む小動物を食べます。産卵期は初夏です。
 体の特徴
  胸部にはうろこがありません。さわるとぬるぬるしているので、"ハナタレバエ"と呼ぶ地方もあります。
  一方で、背びれと尾びれには鋭いトゲを持っています。
  また、発光細菌と共生しているため、体の一部が光ります。
 人とのかかわり
  可食部が少ない上に、取り扱い時にぬめったりトゲが刺さるため敬遠されがちですが、味がとても良いために
  一部の地域では高値で取引されています。身は白身で、塩焼きや唐揚げ、酢の物などで食べられています。」


ヒイラギ


c0081462_2012291.jpg
こちらは「ハオコゼ」
粉をまぶしたように見えるところがあってちょっと不恰好ですが、体色はオレンジ色でとても鮮やかで目を引きます。
でも「ひれ」の先にある棘には毒があり、とても強烈なので要注意!

「ハオコゼ
 英名:Firefish
 学名:Hypodytes rubripinnis(Temminck et Schlegel,1844)
 分類:脊索動物門 硬骨魚綱 カサゴ目 ハオコゼ科
 分布:本州中部以南;朝鮮半島南部

 生態
  波の穏やかな藻場や岩礁の浅いところ、潮だまりなどに住み、そこに住む小動物を食べています。
  あまり泳ぎまわらずに、岩の陰などでじっとしていることが多いです。
  警戒心があまりなく、人間が近づいてもほとんど逃げません。
 体の特徴
  体長は最大でも10cm程度と小型ですが、背びれ、腹びれ、尻びれに毒があり、刺されると強烈に痛みます。
  体は、白色と鮮やかな赤色のまだら模様をしています。」


ハオコゼ



次は「港内の生き物」です。

「港内の生き物   Life in the port
 三浦半島の最南端にある三崎港。
 波の静かな湾内では、温暖な黒潮の影響もあって、様々な生き物が居ついています。
 飼育水:海水   水温:原水温   飼料:魚肉、オキアミ」



c0081462_20121473.jpg
縦じまが並ぶ「シマイサキ」
背中側は直線と点線が交互に並んでいるところが面白いですね。
名前に「イサキ」とありますが、別の仲間なんだそう。

「シマイサキ
 英名:Sharpnose tigerfish
 学名:Rhyncopelates oxyrhynchus(Temminck & Schlegel,1843)
 分類:脊索動物門 硬骨魚綱 スズキ目 シマイサキ科
 分布:南日本;~フィリピン」


シマイサキ


c0081462_20123497.jpg
「キタマクラ」
見ての通り、「フグ」の仲間です。
皮膚に毒を持ちますが、さわっても問題はないようです。
もちろん食べてはダメですよ!

「キタマクラ
 英名:Scribbled toby
 学名:Canthigaster rivulata(Temminck et Schlegel,1847)
 分類:脊索動物門 硬骨魚綱 フグ目 フグ科
 分布:南日本;インド・西太平洋、ハワイ

 生態
  サンゴ礁や岩礁に住んでいます。小さな口には鋭い門歯が生えていて、藻類や棘皮動物(きょくひ)などを食べています。
  産卵期は夏で、粘着性の沈性卵を産みます。
 体の特徴
  フグの仲間にしては珍しく、左右から押しつぶされたような形をしています。
  卵巣と筋肉は無毒ですが、皮膚に強毒、肝臓と腸に弱毒があります。
 名前の由来
  この魚を食べると中毒死して、北向きの枕で寝かされることになってしまうことから、この名前がつきました。」


キタマクラ


c0081462_20124879.jpg
初見の「テンス」
独特のシルエットをしていて、目が上の方についているところもめずらしい形態です。

「テンス
 英名:Blackspot razorfish
 学名:Xyrichtys dea(Temminck et Schlegel,1845-1846)
 分類:脊索動物門 硬骨魚網 スズキ目 ベラ科
 分布:南日本;~東インド」


テンス



続いて「砂底に住む魚」です。

「砂底に住む魚   Roaming about the Sandy Bottom
 砂場は岩場に比べると単調、で海藻はアマモ類がみられる程度です。
 ここに住む魚は砂中に潜ったり、砂の中から餌をさがすなど、砂場に合った生活をしています。
 飼育水:海水   水温:20℃   飼料:魚肉、エビ、オキアミ」



c0081462_2013447.jpg
「ベラ」の仲間「キュウセン」
この赤っぽい色はメスで、オスは緑っぽい色をしています。
砂の中で眠るという習性があるんですよ。

キュウセン@Wiki


c0081462_20131466.jpg
最後は初見の「ムスメベラ」
シルエットは先の「キュウセン」そっくりですが、模様はざっくりしてます(^^;

「ムスメベラ
 英名:Blackstripe wrasse
 学名:Coris musume(Jordan et Snyder,1904)
 分類:脊索動物門 硬骨魚網 スズキ目 ベラ科
 分布:千葉県以南;台湾、ニュージーランド、オーストラリア南西部」


ムスメベラ


すべて D700+24-120mmF4G/VR


次回は、相模の海からの後編です。
by sampo_katze | 2014-11-18 20:15 | 水族館 | Comments(0)


<< 相模の海からのエリア・その2 横浜の高層ビルに茜色 >>