相模の海からのエリア・その2
赤い電車に乗って水族館に行こう!油壺マリンパーク編・第5回


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「エビの王様?」


「相模の海から」の続き、最初は「磯の生きもの」です。
このテーマは2つ水槽があり、見られる生き物の種類はかなり豊富です。
岩が複雑に入り組んでいる磯はあるものには隠れ家の宝庫、あるものには狩りの場となっているからでしょうか。

「磯の生きもの(無脊椎動物)   Life in shore Reefs(Infertebrates)
 海中の岩礁地帯では、岩の隙間を隠れ家とするイセエビや、岩に生えた海藻を主食とするサザエやアワビなど、
 さまざまな生きものがみられます。
 飼育水:海水   水温:原水   飼料:魚肉、エビ、アサリ」



表紙の写真は、「イセエビ」です。
青っぽい体に黄色いラインが入っていて、その派手な外見はいかにも「エビの王様」といった風情です。
・・・・・って、あれ?「イセエビ」って赤いんじゃなかったっけ?
そう、本来なら暗赤色のはずです。
また脚にはきれいにラインが入っているところから、これは近縁種の「カノコイセエビ」のようですね。

イセエビ@Wiki


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「イセエビ」のすぐ後ろにたたずんでいる「ウツボ」
もしかして獲物として狙っている?なんて思われるかもしれませんね。
でも実はこの両者は共生関係にあるんだそう。
というのも「イセエビ」の天敵に「タコ」がいるんですが、「タコ」は「ウツボ」の好物。
「海老で鯛を釣る」ならぬ「イセエビでタコを釣る」ですね。
そして「イセエビ」も天敵から身を守ってもらえて、お互い得をするというわけです。

ウツボ@Wiki
ウツボ@WEB魚図鑑



続いて「磯の生きもの」の第2水槽へ。

「磯の生きもの   Life in shore Reefs
 岩礁帯では岩石が複雑に入り組み、相模湾の東岸にあたる油壺周辺の海岸線では岩礁がよく発達しています。
 魚類の絶好の隠れ場となっており、魚種も豊富です。
 飼育水:海水   水温:20℃   飼料:魚肉、エビ、オキアミ」



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磯釣りでは人気のターゲットの1つとなっている「イシガキダイ」
白地の体ですが黒っぽい大きめの斑紋が全身にあるのが特徴で、その様子が「石垣」に見えることが名前の由来。
口先がまるでくちばしのようになっていますが、これは歯が融合してできたものなんだそう。
非常に頑丈にできていて、好物の「サザエ」の殻をかみ砕いてしまいます。

「イシガキダイ
 英名:Spotted parrotfish
 学名:Oplegnathus punctatus(Temminck et Schlegel,1844)
 分類:脊索動物門 硬骨魚網 スズキ目 イシダイ科
 分布:本州中部以南;南シナ海」


イシガキダイ@Wiki


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若魚のうちは黒っぽいですが、年を経るごとにこのように白っぽくなっていきます。
オスは同時に口の周りが白くなるそうですが、この個体は黒っぽいままなのでメスだと思われ。


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説明がなかった「ニザダイ」(^^;
でも「尾びれ」のつけ根に並ぶ黒い楕円形の斑紋で見分けることができます。
この斑紋の後ろ側には白っぽい突起が見えますが、これは「骨質板」というトゲのようなものでかなり鋭いそう。
口はややとがり気味で、「陵鱗」にも小さな黒斑が並んでいます。
「タイ」と名がつきますが「スズキ目ニザダイ科」に属していて別種です。
なお「タイ」は「スズキ目タイ科」です。

ニザダイ@WEB魚図鑑


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こちらは「コショウダイ」
全体が黒っぽく、背中からお腹や尾びれにかけて斜めにラインが入っています。
また背中から「尾びれ」にかけて小さな黒い斑点が並び、その様子が「コショウ」のように見えることが名の由来かと。

「コショウダイ
 英名:Three-banded sweetlip
 学名:Plectorhinchus(Temminck et Schlegel,1844)
 分類:脊索動物門 硬骨魚網 スズキ目 イサキ科
 分布:下北半島以南(沖縄を除く);~南シナ海、スリランカ、アラビア海」


コショウダイ@WEB魚図鑑


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隅っこの方にいた「メジロダコ」
「マダコ」「ミズダコ」はよく見かけますが、本種は初めてですね。
別名「ココナッツオクトパス」といい、「ココナッツ」の殻を隠れ家として利用する様子が見られたんだとか。
通常は「二枚貝」を利用していて、お気に入りは手放さずに持ち歩く様子が「YouTube」で見ることができました。
そんな面白い習性があるのに、説明がないなんて!

「メジロダコ
 英名:Sand bird octopus
 学名:Octopus marginatus Tak,1964
 分類:軟体動物門 頭足網 八腕形目 マダコ科
 分布:相模湾、瀬戸内海;紅海、インド洋、東南アジア他」




沿岸から離れて沖合へと出てみましょう。

「沖合の生きもの   Life around the Black Current
 相模湾は湾口が広いため、黒潮の分流が流れ込みます。
 沖合では、季節によって様々な種類の回遊魚たちが姿を見せます。
 飼育水:海水   水温:原水温   飼料:魚肉、エビ、オキアミ」



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なかなか派手な装いの「シマフグ」
白地に体の上半分は黒っぽい縦じまをまとい、目や口の周りやひれが黄色をしていてとても目立ちます。
毒はしっかり持っていますが、食用にもなるとのこと。
もちろん仮に釣り上げたとしても素人料理はダメですよ~!

シマフグ@WEB魚図鑑


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変換すると道路の名前になってしまう(笑)「カンパチ」
もはや説明不要のおいしい魚ですね(^^)

「カンパチ
 英名:Amberjack
 学名:Seriola dumerili(Risso,1810)
 分類:脊索動物門 硬骨魚網 スズキ目 アジ科
 分布:南日本;東部太平洋を除く全世界の温帯・熱帯海域」


カンパチ@Wiki


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「カイワリ」の幼魚。
下の方にいる「カンパチ」が1mほどになるのに対し、こちらは成長しても30cm程度までとやや小ぶりだそう。
なぜか「カンパチ」の後ろをついて泳ぐのが1匹いました。

「カイワリ(幼魚)
 英名:Whitefin crevalle
 学名:Kaiwarinus equula(Temminck et Schlegel,1844)
 分類:脊索動物門 硬骨魚網 スズキ目 アジ科
 分布:南日本;インド・太平洋域、イースター島」


カイワリ@Wiki



「沖合の生きもの2   Life in the offing
 相模湾の沿岸では、定置網漁業が盛んです。
 主な漁獲対象は、本州に沿って南北に移動する回遊魚で、私たちの食生活に深く関わっています。
 飼育水:海水   水温:原水温   飼料:魚肉」


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「ツクシトビウオ」
このように「トビウオ」の仲間が展示されているのは結構めずらしいですね。
ごくたま~に水中で長い「胸びれ」を片方だけ広げることがあるんですが、タイミングが全くあわず写真はありません。

「ツクシトビウオ
 英名:Narrowtongue flyingfish
 学名:Cypselurus doederleini(Steindachner,1887)
 分類:脊索動物門 硬骨魚網 ダツ目 トビウオ科
 分布:北海道石狩湾~九州西岸の日本海・東シナ海沿岸、北海道臼尻~仙台湾の太平洋沿岸、
    房総半島~屋久島の太平洋沿岸;朝鮮半島南部、ピーター大帝湾(稀)

 トビウオ類は、大きな胸ビレ・腹ビレと、紡錘形(ぼうすいけい)で細長い体を持ち、
 危険が迫ると尾びれを強く振って海面上を滑走し、胸ビレと腹ビレを拡げて揚力を得て飛行します。
 その飛行距離は、最長で300mにも及ぶといわれています。」


ツクシトビウオ@WEB魚図鑑


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最後は「イトヒキアジ」の幼魚。
ひし形で「背びれ」「尻びれ」の先端の一部が長くのびているのが特徴。
成長とともに体は細長くなり、一般的なシルエットに落ち着くそうです。

「イトヒキアジ
 英名:Threadfish
 学名:Alectis ciliaris(Bloch,1787)
 分類:脊索動物門 硬骨魚網 スズキ目 アジ科
 分布:南日本;全世界の熱帯域」


イトヒキアジ@Wiki


すべて D700+24-120mmF4G/VR


次回は、姿かたちを変えてのエリアです。
by sampo_katze | 2014-11-20 21:25 | 水族館 | Comments(2)
Commented by HN未定 at 2014-11-20 22:27 x
こんばんは~。
ここのメジロダコ、活発な時間帯には貝殻から出たり入ったり、貝殻をめぐって小競り合いが始まったりします。
すでに貝殻に入っているタコが、別のタコによって外へ引っ張り出されるようなこともあったり。
このタコを一躍有名にした「巣の持ち歩き」は私は今のところ目にしたことがないけれど、動き回っている様子だけで十分に楽しめます。
もしかしたら京急油壺マリンパークでいちばん見ごたえのある生き物のひとつかも?
Commented by sampo_katze at 2014-11-22 20:27
HN未定さん、こんばんは☆

今回初見のメジロダコですが・・・・・。
まさかそんな特技を持っているとは思わず。
しかも見かけたときはここから特に動きを見せなかったので軽くスルーしてました。
巣の持ち歩きはさすがに難しいようですが、動き回る姿だけでも楽しそうですね!
となれば、もう1度訪ねてみなくては?
遠いのがかなり難点ですけど(苦笑)


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