ジンベエホールと特別展
赤い電車に乗って水族館に行こう!八景島シーパラダイス編・第2回


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「従者を抱えて?」


「アクアミュージアム」を入ってすぐのところにある「ウェルカム水槽」
その奥には「ジンベエホール」があります。
このホールは東日本初の「ジンベエザメ」の展示施設で、2010年10月5日から一般公開が始まりました。
その当時からいたのが「八兵衛」(はちべえ)ですが、残念ながら今年7月11日に亡くなったそう。
現在は「七海」(ななみ)が優雅に泳いでいる様子を見ることができます。

また、ホール手前のスペースでは特別展が開催されていました。
11月3日までなので現在は終了していますが、なかなか面白かったですよ。


表紙の写真は、「ジンベエホール」から眺めた「七海」です。
この水槽は「アシカ」「イルカ」のパフォーマンスが見られる「アクアスタジアム」と同じところ。
そのため、ショーが行われていないときはスタンドから見ることもできるんです。
もっとも上の方からはよく見えませんし、スタンド側のガラスには近づくことができないんですけどね。


ジンベエザメ@Wiki


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水槽の外周をゆっくりとした速さで泳ぐ「七海」。
このように目の前を通り過ぎるので、このときがシャッターチャンスです。
たまに上の方を通っていって姿が見えないときもありますが、あきらめないで何度か周回するのを待つのもコツです。


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一緒に泳いでいるのは「コガネシマアジ」
横しまと金色のヒレが特徴的ですが、これよりも前の段階では全身が金色でしま模様も黒くハッキリしています。
さらに成長するとしま模様がほとんどなくなり、単独で行動するようになるんだそうです。

コガネシマアジ@Wiki


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泳ぐ速度は時速約4kmとゆっくり歩くのとほぼ同じくらい。
だいたい1周するのに約2分ほどかかります。
そしてシャッターチャンスは目前を通るときと、向こう側を泳いでいるときの2回だけ。
待ち時間は結構ありますね(^^;
撮影機材も「スマホ」が多く、「DS」らしきものも。
時代は確実に変わってますね~。


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ここでガラスを掃除している潜水スタッフとの大きさ比較。
スタッフの頭からひれの先までを2mとすると、「七海」の全長は約7mほどでしょうか。


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目の前を通過中!
ガラスに近いと入りきらないので、少し離れたところから撮るといいかも。
人垣ができているのでちょっと大変ですけどね。


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で、ホールの手前で開催されていたのが「特別展 キモカワ!うまっ!」
前半の「キモカワ」はありがちのパターンですよね。
そこに「うまっ」(美味っ or 旨っ)という食の要素を加えるというちょっと大胆な企画です。
さすがにここでは「実食」の場はありませんでしたけどね(^^;
※改めて、現在は終了しています。


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トップバッターはおなじみの「ミノカサゴ」
見た目のインパクトからか、ふつう食べるという発想が出てきません。
でも「カサゴ」の仲間なので味はいいようですね。
って、どこで食べられてるんだろう?
ちょっと謎です。

「キレイな花には毒がある!
 長いヒレをゆっくり動かして泳ぐ姿は、とっても優雅。
 水族館ではおなじみの魚だけど、「カサゴ」っていうだけにとってもうまい!
 バター焼き最高!でも、ヒレに毒があるから気を付けてね。

 ミノカサゴ
  分類:フサカサゴ科
  学名:Pterois lunulata
  分布:北海道南部以南;~インド・西南太平洋
  体長:20cm
  長いヒレが美しい魚で観賞魚としても人気があるが、背ビレに毒トゲを持つ。
  攻撃的な魚で、海中で近づいても逃げることは少なく、逆にヒレを広げ威嚇してくることもある。」

※説明板より引用、以下同じ


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トゲトゲ仲間の「イガグリガニ」
甲羅にトゲがある「カニ」といえば「ケガニ」が有名ですが、こちらはトゲレベルがかなり高いです。
そして「カニ」だけに、やっぱりおいしいらしい・・・・・。

「なんでだろう?
 これのどこが「かわいい」って?
 推薦者曰く「トゲトゲ」と「まるっこい」という相反するところがたまらなく「かわいい」んだそうです。
 でも「クリ」に「ウニ」に「ハリセンボン(ややネタバレ)」、
 どうして「トゲトゲ」している生きものはおいしいんだろう?

 イガグリガニ
  学名:Paralomis hystrix
  分類:タラバガニ科
  分布:東京湾以南
  体長:甲長15cm
  名前に「カニ」とついているが、タラバガニと同じくヤドカリのなかまで、脚もハサミ脚をいれ八本しかない。
  背中側だけでなくおなか側・脚の先までするどいトゲにおおわれており、このトゲのためか食用にはあまりされない。」



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かたいウロコで身を守る「マツカサウオ」
その模様から、見た目が「パイナップル」に見えなくもないですね。

「これがおいしいなんて・・・?!
 今や「光る魚」で有名ですが、この魚が光ることは、
 水族館で飼育されていて停電が起きた時に偶然見つかったんだとか・・・?!
 「松ぼっくり」みたいだけど、焼いて食べても、刺身で食べても実はとってもおいしいんです。
 
 マツカサウオ
  学名:Monocentris japonica
  分類:マツカサウオ科
  分布:南日本;インド洋、西オーストラリア
  体長:8cm
  下あごに発光バクテリアを共生させており、暗闇で光るがその理由ははっきりとはしていない。
  背ビレと胸ビレには鋭いトゲがあり、全身をおおう大きくて固いウロコと合わせて敵から身を守る。
  光るため「深海魚」と思われがちだが、それほど深い場所ではくらしていない。」



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危険な魚の1種として知られる「オニダルマオコゼ」
「背びれ」にあるトゲに刺されると命にかかわることも。
でも、やっぱり「オコゼ」の仲間なので・・・・・。
ちなみにトゲ以外は危険な部位はありません(たぶん)。

「実は高級食材!
 「オコゼ」という名前は、「笑っちゃうぐらい不細工なお魚」という意味なんだそう。
 でも前から見ると離れた目とへの字に結んだ大きな口がちょっと「キュート」。
 「猛毒魚」として有名な魚だけど、白身の肉は淡泊でとってもおいしくて高級食材なんだとか。

 オニダルマオコゼ
  学名:Erosa erosa
  分類:オニオコゼ科
  分布:奄美大島以南;~インド・西大平洋
  体長:30cm
  背ビレに強力な毒トゲを持っていて、刺されると呼吸困難に陥り命を落とすこともある非常に危険な魚。
  しかも背中のトゲはビーチサンダルぐらいは貫いちゃうぐらい太くて頑丈!
  岩そっくりの姿から英語では「stone fish」と呼ばれる。」



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「ホンドオニヤドカリ」なんですけど、肝心の「中身」の姿が見えません。
すみかにしている「サザエ」の貝殻が転がっているようにしか見えませんね(^^;

「「鬼」なヤドカリ
 大きいと「オニ」ってつきます。
 トンボだと「オニヤンマ」、クモだと「オニグモ」、ヒトデだと「オニヒトデ」。「オニヨメ」は違います。
 貝殻に入っているプニプニした部分は、量はほんのちょっぴりだけどめちゃくちゃ美味!

 ホンドオニヤドカリ
  学名:Aniculus miyakei
  分類:ヤドカリ科
  分布:房総半島以南~九州(太平洋側)、新潟~鳥取(日本海側)、台湾
  大型のヤドカリのなかまで、サザエの殻に入っていることが多い。
  脚には太くてかたい剛毛が生えているが、脱皮のときはこの毛も一緒に抜けてしまう。」



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平べったい体をしている「ウチワエビ」
今回紹介されている中では唯一食べたことがあり、なかなかの美味です。
しかも幅が広いので可食部も多いような気が?

「「エビ」ですから
 砂に潜りやすいようにこんな形しています。でも「エビ」です。
 不細工ですが「エビ」なので、敵から逃げる時はやっぱり後ろのジャンプします。
 水の抵抗大きそうですが・・・。そして「エビ」なのでやっぱりおいしいです。

 ウチワエビ
  学名:Ibacus ciliatus
  分類:セミエビ科
  分布:房総半島以南、東シナ海、フィリピン
  体長:20cm
  比較的暖かい海の浅い砂地や泥地でくらします。
  砂や泥に潜って生活をし、泳ぐことはできないため、海底を歩いて移動します。」



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もはや説明不要(?)の「ハコフグ」
これも食べられるんです。

「「かっとっぽ」
 「さ●なくん」の帽子でおなじみのあのお魚。
 小さいころは黄色地に黒の水玉模様がとっても可愛いのに、大きくなるとだんだん変な色に・・・。
 「フグ」って名前ですが食べれます。
 おなかをくりぬいてお味噌とあえて焼いた「かっとっぽ」は、長崎県五島列島の郷土料理です。

 ハコフグ
  学名:Ostracion immaculatus
  分類:ハコフグ科
  分布:岩手県~四国
  体長:28cm
  名前の通り固い箱に入ったようなフグのなかまで、箱に入っているため目・口・各ヒレしか動かせない。
  肉には毒がないため食用になるが、皮ふから「パフトキシン」という毒を出す。」


パフトキシン@Wiki


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正面顔!


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最後はハリセンボン
やっぱりトゲトゲがある生き物はおいしいんですね~。

「トゲトゲいがぐり
 おめめパッチリですが、見る角度によってたまに「目つき悪っ」なんて声も。
 ふくれた姿はなかなか見られませんが、見れたらなんかいいことあるかも?!
 フグのなかまだけど毒はなく、沖縄では「あばさー」って呼ばれていて、
 「あばさー汁」は沖縄の郷土料理のひとつです。

 ハリセンボン
  学名:Diodon holocanthus
  分類:ハリセンボン科
  分布:世界中の熱帯、温帯域
  体長:29cm
  暖かい海にくらすフグのなかま。水や空気を吸い込んで体をふくらませ、トゲを立てて身を守る姿が有名。
  トゲはウロコが変化したもので、名前は「針千本」だが実際に数えると350~400本程度。」



別エリアの「うみファーム」では、ここにいる生き物たちはいませんが(たぶん)
実際に釣ったり獲ったりした魚を調理してもらい、食べることができるようになっています。


最後に、以前「新江ノ島水族館」を訪ねたときにエリア紹介で掲げられていた一文を引用します。

「命をいただくから「いただきます」と言う。
  日本は豊かな海にかこまれた国。
  わたしたち日本人は、海の命をいただくことによって生きてきました。
  食卓にのぼる魚や、カニ、タコ・・・、かれらが生きているときの、
  美しくいきいきとした姿をよく憶えておいて下さい。
  「いただきます。」の言葉は、かれらの命に対する感謝の気持ちをあらわしているのです。

 Table Fish
  Japan is a group of islands surrounded by rich seas
  that have provided us with abundant marine life for our table.
  We Japanese have taken such life as fish, octopus, and crabs live from the sea,
  and created beautiful and tasty dishes for the table.
  For this we give thanks, and say 'itadakimasu' before we begin each meal.」

 


すべて D700+24-120mmF4G/VR


次回は、3階の海の生きものたちのくらしゾーンです。
by sampo_katze | 2014-12-02 21:15 | 水族館 | Comments(2)
Commented by HN未定 at 2014-12-02 22:19 x
こんばんは~。
私もつい先日シーパラに行ったので、ブログでもシーパラの写真中心に掲載中です。
散歩猫さまは私とはまた違った視点から写真を撮られているのだろうなと思うと以降の記事も楽しみです。
シーパラのジンベエザメは今年1匹(1頭?)死んでしまったのが残念です。
2匹いた頃は、コガネアジが片方のジンベエにだけくっついており、もう片方になにもついていないのがなんとも不思議でした。
Commented by sampo_katze at 2014-12-04 21:49
HN未定さん、こんばんは☆

シーパラは埼玉在住のわたしからはアクセスが少々大変。
なので「えのすい」も行きたいんですけど、ずいぶんご無沙汰です。

ジンベエの八兵衛がいないのはほんとに残念でした。
前回訪ねたときはあまりの人の多さに、ジンベエホールはスルーしてしまったので。
コガネアジの追従は当時から七海の方だったんでしょうか。
でもなんで片方だけだったのか、ちょっと不思議ですね。


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