世界の大河からのエリア
赤い電車に乗って水族館に行こう!しながわ水族館編・第6回


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「ヘビー級の魚が勢ぞろい!」


「海の宝石箱」の水槽の反対側には水中のハンター「テッポウウオ」の水槽があります。
口から水を射出し、虫などを射落として捕えるという唯一無二の特技を持っています。
これにもフィーディングタイムがあり、「海の宝石箱」に引き続いて行われます。
スタッフがエサを張りつけたボードを掲げると、それを狙ってショット!
めったに見られないショーなので、ぜひ時間を合わせて見てみてください(^^)

さて、「海の宝石箱」の次は「世界の大河から」のエリアです。
左側にある大型水槽には、これまた巨大な魚たちがたくさん集まっているんですよ。
また右側には小さな水槽があり、小型の生きものたちが展示されています。

「世界の大河から
 はるか彼方の山々に降った雨は、やがて一つになり、あらゆる生物を優しく包み、時には激しく拒む大河になります。
 この水槽に展示されているおおきな魚たちは、世界中の大河、湖から集められたもので、
 彼らを育んだ自然のスケールの大きさを感じさせてくれます。
 また水槽では光・スコール・霧を使って、熱帯雨林の一日の情景を演出しています。
 フィーディングタイム:毎週火・木・土曜日、15:10から
 水温:24.0℃ / 水量:22トン / 淡水」

※解説帳より引用、以下同じ


表紙の写真は、「世界の大河から」の水槽の一部を切り取ったところです。
当たり前ですが、いるのは大型魚ばかりなので迫力満点!
かなり暗いですが、スポット的に照明が当たる中央付近は比較的撮りやすくてオススメかと。


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「コロソマ」×2。
ですが、困ったことに解説資料には「レッド」「ブラック」の2種が記載されていました。
同じ名前がついていますが、それぞれ「ピアラクツス属」「コロソマ属」で異なります。
奥は真っ黒なので「ブラック」のようですが、手前はどっちでしょう?
顔の下部がほんのり赤みを帯びてはいるんですけど、決め手に欠ける感じです。

「和名 レッド・コロソマ
 分類 カラシン目カラシン科ピアラクツス属
 英名 Pirapatinga
 学名 Piaractus brachypomus
 飼育水温 25~26 ℃
 棲息環境 河川・池沼
 食性 雑食性
 産卵 不明
 全長 80cm
 生態など 幼魚は、銀色で顎が赤く黒斑があり、ピラニア・ナッテリーに似ています。
      これは、ピラニアから襲われないようにするためだと考えられています。
      体型はピラニアに似ていますが、肉食ではなく、草食性の強い雑食性で、
      他の魚を襲うことはありません。」


「和名 ブラック・コロソマ
 分類 カラシン目カラシン科コロソマ属
 英名 Cachama
 学名 Colossoma macropomum
 飼育水温 25~26 ℃
 棲息環境 河川・池沼
 食性 雑食性
 産卵 雨季に番(つがい)で寄り添い、卵を水草等に産みつけます。
 全長 1m
 生態など 体型はピラニアに似ていますが、性質は穏和で、肉食ではなく、草食性の強い雑食性です。
      上下の顎には臼歯が並び、固い木の実なども噛み砕いて食べます。
      現地では「タンバッキー」とよばれ、食用魚として人気が高く、市場やレストランなどで
      目にする魚です。」

※解説帳より引用、以下同じ


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赤みを帯びた方の顔のアップ。
2種いることがわかっていたら、もう一方もちゃんと撮っておくべきでした(^^;


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「アカメ」かな?
光の具合によりますが、目が赤く見えることが名前の由来。
でも普通に見ている分には普通にしか見えないんですよね。
「ニンゲン」でも暗いところで「フラッシュ」を使って撮ると目が赤くなることがありますが。
だからといってここで「フラッシュ」と使うわけにはいきませんし、使ったところでどうなの?と。

「和名 アカメ
 分類 スズキ目アカメ科アカメ属
 英名 Japanese lates
 学名 Lates japonicus
 飼育水温 25~26 ℃
 棲息環境 河口・湾内
 食性 魚類、甲殻類
 産卵 6~8月に海で産卵します。
 全長 1m
 生態など 日本の固有種です。通常、目は他の魚と同様に黒いですが、薄暗いところでは、赤く見えます。
      これは、瞳孔に虹彩や網膜にある血液の色が反射して見えるためです。
      アカメという和名はこれに由来します。仔稚魚・幼魚期はアマモ場で過ごします。」



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派手なしま模様をまとっているのは「ナマズ」の仲間の「タイガーシャベルノーズキャットフィッシュ」
鼻先がすっと長く伸びていて、スピード感あるシルエットをしていますね。
ちょっと「500系新幹線」に通じるような感じ?
でも見た目のカッコよさとは裏腹に、なんでも食べてしまう「大食漢」だそうです(^^;

「和名 タイガーシャベルノーズキャットフィッシュ
 分類 ナマズ目ヒメロドゥス科プセウドプラティストマ属
 英名 Barred soruim
 学名 Pseudoplatystoma fasciatum
 飼育水温 25~26 ℃
 棲息環境 比較的流れの速い河川
 食性 魚類
 産卵 不明
 全長 1.5m
 生態など 頭はやや平たくスマートな流線型をしており、体には十数本のトラのような横縞が入っています。
      シャベルのような平たい大きな口を振りかざし、餌と思うものは片っ端から飲込んでしまうほどの大食漢です。」



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赤い「尾びれ」を持つ「レッドテールキャットフィッシュ」
2009年に「サンシャイン国際水族館」(当時)を訪ねたときに見かけて以来、お気に入りになった1種です。
以前訪ねたときもそうだったんだと思うんですが、水槽の右端の底の方にたたずんでいます。
ここでは泳いでいる姿を見た記憶がありません(^^;
お客さんがいないときでないと動かないのかな??

「和名 レッドテールキャットフィッシュ
 分類 ナマズ目ヒメロドゥス科プラクトセファルス属
 英名 Redtail catfish
 学名 Phractocephalus hemioliopterus
 飼育水温 25~26 ℃
 棲息環境 河川の流れの緩やかな水域
 食性 肉食性
 産卵 不明
 全長 1m
 生態など ナマズの中でも派手な体色をもつ魚です。背面は黒褐色で腹面は白く、尾鰭は名前の通り赤みを帯びています。
      成長するに従い、この尾鰭の赤色が濃くなります。
      丈夫で飼育しやすい種類ですが、魚病の治療薬に対しては敏感で、すぐに餌を食べなくなってしまいます。」



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水面近くを泳ぐ「シルバーアロワナ」
昔見た「魚図鑑」では、大きな「淡水魚」の代表格2種のうち1種はこれでした。
目や口は上向きについていますね。
水面上にジャンプして虫などを捕えることもあることから、このようなスタイルになったのかな。
またこの写真では少々わかりづらいですが、下あごの先には1対の「ひげ」があります。

「和名 シルバー・アロワナ
 分類 オステオグロッスム目オステオグロッスム科オステオグロッスム属
 英名 Arowana
 学名 Osteoglossum bicirrhosum
 飼育水温 25~26 ℃
 棲息環境 大きな河川や湖沼など
 食性 魚類、昆虫類
 産卵 直径8~12mmのオレンジ色の卵を100~300個産みます。産み落とされた卵は、オスがくわえ、
    保護し孵化させます(マウスブリーダー)。仔魚は40日以上でオスの口から出てきます。
 全長 1m
 生態など 産まれて間もない稚魚は4cm程ですが、1年で30cm以上にもなり、急速に成長します。
      20年以上も生きた記録があるほど長生きをする魚としても有名です。
      また、水上に1m以上もジャンプをして小枝に止まっている昆虫類を食べることもあります。」



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眠たげな目つき。
実際は下の方を見ているところなんですが、このまままぶたを閉じてしまいそうにも見えます(^^;


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細長い口を持つ「アリゲーターガー」
閉じられた口の中には歯が並んでいるとのことですが、残念ながらそれを見ることはままなりません。

「和名 アリゲーター・ガー
 分類 レピソステウス目レピソステウス科アトラクトステウス属
 英名 Alligator gar
 学名 Atractosteus spatula
 飼育水温 25~26 ℃
 棲息環境 大きな河川の下流域や湖沼など
 食性 魚類
 産卵 春頃、大きな卵を水草に産み付けるといわれています。
 全長 3.5m
 生態など ガーの中では最大種です。
      ぎっしり歯が並んでいる口と、ワニのような幅の広い口先にちなんで、この名前が付けられました。
      メスの方がオスより大きくなります。
      これはおそらく、メスの寿命は約50年、オスの寿命は約25年と、メスの方がオスより寿命が長いためと思われます。
      人為的な影響で棲息環境が劇的に変化し、繁殖が非常に困難になってきているため、
      個体数は減少の一途をたどっています。」



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この水槽の「横綱」ともいうべき存在の「ピラルク」
とにかくデカいです!
が、体の大きさの割に小顔なんですよね。

また顔の周辺には細かな模様が浮き出ているのがわかります。
この模様が何でできているかというとよくわかりませんが、そのちがいで個体識別はできそうです。
もっとも複雑すぎて、パッと見では無理でしょうけど(^^;

「和名 ピラルク
 分類 アロワナ目アロワナ科アラパイマ属
 英名 Arapaima
 学名 Arapaima gigas
 飼育水温 25~26 ℃
 棲息環境 熱帯雨林地帯の河川やその周辺の湖と湿地
 食性 魚類
 産卵 オスは、卵を口の中に抱えて保護し、つがいで生まれた仔魚の子育てをします。
 全長 3m
 生態など 世界最大の淡水魚です。ピラルクの舌は、まるでおろし金のように、歯状の突起がたくさんついています。
      獲物を丸のみにし、このおろし金のような舌ですり潰して食べます。
      また、ピラルクは鰾(うきぶくろ)に肺胞状の構造が発達しており、鰓呼吸以外に、鰾を用いて肺呼吸も行います。」



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「アリゲーターガー」と「ピラルク」の大きさ比較。
「ピラルク」は「アリゲーターガー」に対して体高はざっと2倍、全長も1.5倍ほどでしょうか。
「アリゲーターガー」も大型種ですが、「ピラルク」と並べてみると霞んでしまいそうです(汗)
ただしここにいる個体同士の比較においてですが。


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「アロワナ」と「ピラルク」の比較。
大きさもさることながら、その体型もずいぶんちがっています。
「アロワナ」は水面近くを泳ぐためか、背中側は曲線が緩やかで口も上向きです。
対して「ピラルク」はお腹側がほぼ水平で背中側が大きく盛り上がり、口は上あごがやや上向きながらも
前方寄りに開くような構造になっているようです。


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四肢を大きく開き、尻尾も伸ばして飛んでいるように見えるのは「スッポンモドキ」です。
もちろん水中なので飛んでいるわけではありませんが、英名は「Fly river turtle」
直訳すると「飛ぶ川亀」って感じでしょうか(^^;
やや長く伸びた鼻先に開いている鼻の穴の様子から「ブタハナカメ」「Pig-nose turtle」という別名も。

「和名 スッポンモドキ
 分類 カメ目スッポンモドキ科スッポンモドキ属
 英名 Fly river turtle
 学名 Carettochelys insculpta
 飼育水温 25~26 ℃
 棲息環境 河川の下流域、沼、池など
 食性 雑食性(木の実、魚類、巻貝)
 産卵 乾季の後期や末期に川岸の砂や泥に深い穴を掘り、薄い殻の球型の卵を15個程度産みます。
    卵の中で完全に成長しても雨季が始まり巣に川の水が流れてくるまで休眠します。
 全長 70~75cm
 生態など 1属1種の大型のカメで、産卵以外は陸に上がらず完全に水中で生活をしています。
      吻端が豚の鼻のような形をしていることから、別名ブタバナガメともよばれています。
      スッポンと似ていますが、スッポンはスッポン科、スッポンモドキはスッポンモドキ科と分類上大きく異なります。
      また、スッポンは甲羅が柔らかく、前肢(ぜんし)の第1~3指に爪がありますが、スッポンモドキは甲羅が固く、
      前肢の第1~2指に爪があります。」



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最後は右側の小さな水槽にいる「メキシコトラフサンショウウオ」
「ウーパールーパー」の方が通りがいいですね。

「メキシコトラフサンショウウオ
 メキシコトラフサンショウウオはメキシコ市近くのソチミルコ湖とその周辺にのみ生息し、
 ほかのサンショウウオと違って一生を水の中だけで過ごします。
 「アホロートル」の名前で有名ですが、この名は幼生の形態のまま成体になるサンショウウオの総称です。
 この特徴的な成熟はネオテニー(幼形成熟)と呼ばれ、オタマジャクシのように体の大半を占める尾と
 頭の後ろから生えている羽状のエラがついた状態を指します。」



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後ろから見たところ。
ブラシのようなものが左右2本ずつ見えますが、これが「えら」です。
実際には3本あるんですが、この写真ではもう1本が重なってしまっているようで見えません。


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愛嬌ある顔です(^^)


すべて D700+24-120mmF4G/VR


次回は、珍しい魚たちのエリアです。
by sampo_katze | 2014-12-26 21:05 | 水族館 | Comments(0)


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