変わった姿と生態~珍しい魚たちのエリア
赤い電車に乗って水族館に行こう!しながわ水族館編・第7回


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「大開脚!」


「世界の大河から」の次は「珍しい魚たち」のエリアです。
通路の左右に小さな水槽が並んでおり、変わった姿や生態をもつ生き物たちが展示されています。

今回は撮ってませんが、エリアの一番奥には「デンキウナギ」がいます。
発電する魚として知られ、今どれくらいの電気を発生させているかをメーターと音で表現しています。
最大電圧は600~800Vですが、平静なときは低い電圧(いくらかは覚えてませんが^^;)にとどまります。
何しろ発電するには自分自身のエネルギー(体力?)を必要としますからね。
ちなみに「クリスマス」になるとツリーに施したイルミネーションを点灯させるというアルバイト(?)をすることも。
でも、さすがに発生させる電気だけでは点灯させることはできません。
本気でそんなことさせたらすぐに弱ってしまいますね、たぶん(^^;


表紙の写真は、世界最大の「タコ」の仲間の「ミズダコ」です。
通路の左側にある1つ目の水槽にいます。
底の方でじっとしていることが多いですが、このときは活発に動き回ってくれていました。
しかもこんなに大きく足を広げて伸ばしているところを撮れた!
惜しむらくは66mmとやや望遠寄りになっていたところですね~。
あまりのとっさだったとはいえ、ちょっともったいなかったかも。

「ミズダコ
 タコの仲間では大型で、最大3mにもなります。本州中部以北の100~200mの深い海底にすみ、
 トロール網でよく捕獲されています。正月用のタコの太い腕はこのミズダコが多く、
 その吸盤は、大変感覚器官が発達していて、ものの識別や味がわかるようになっています。
 産卵は春から初夏にかけて行われ、およそ200日ぐらいでふ化します。」

※説明板より引用、以下同じ


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となりはおなじみの「ピラニア・ナッテリー」
コワい魚というイメージがありますが、実は非常に臆病な性格なんだそう。
またお腹のオレンジ色やキラキラ光るウロコなど見た目はなかなか美しいです。
ちなみに現地「アマゾン」ではタンパク源の1つとして食べられているそうです。
ちょっと食べてみたい気も?

「ピラニア・ナッテリー
 この魚は、アマゾンの人食い魚としてあまりにも有名です。
 しかし、それらの話しには、たぶんに誇張されているものもあるようです。
 ピラニアの凶暴性は、種類や時期・場所によってことなるようですが、産卵後オスが卵を守っている時期は
 特に攻撃的になるようです。」




3つ目は「タスマン海」に棲む魚たちの水槽です。
「タスマン海」とは「オーストラリア」の南東・「タスマニア島」「ニュージーランド」にはさまれた海域。
海域の幅でもっとも短いところは約1,600kmほどで、これは「旭川」から「長崎」までに相当します。
かなり広いですね。

「タスマン海の生物たち
 オーストラリア大陸の東岸とニュージーランド西岸に挟まれた海、それが、タスマン海です。
 この海は、暖流の南赤道海流から分岐した"東オーストラリア海流"と寒流の"南極周極海流"とが交差する海域です。
 この海域はどちらかというと、水温は、さほど高くありません。
 このような海域に生息している北半球にはいない生物達を展示しています。」



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ややずんぐりとした体形をした「ムーンライター」(Moonlighter)。
褐色の横じまが6本入っていますが、体にある5本は平行ではなく外側ほど広がるようになっています。
おかげで平たい魚なのに丸みを帯びているように錯覚してしまいそうです。


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「ムーンライター」の薄帯色。
上の個体と比べると全長が長くなっているように見えるので老成魚なんでしょうかね?


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長いヒレが印象的な「オールドワイフ」(Oldwife)。
こちらも褐色の横じまが入りますが、面白いことに細いラインと太いラインが交互になっているんですね。
ここのも含めて何度も見ている種なんですが、このことには初めて気がつきました(^^;


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正面から見たところ。
目の上が黄色いんですね。
平たい体がしま模様のおかげでより細く見えるような感じもします。


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とても細かい縦じま模様が入った「オーネイト・カウフィッシュ」(Ornate cowfish)。
「ハコフグ科」に属するようですが、詳細はわかりません(--;


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「バーバーパーチ」(Barber perch)。
いうまでもなく(?)「Barber」とは「床屋」のことですが、名前の由来とどんな関係があるんでしょうね?


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4つ目の水槽にいるのは「オオカミウオ」です。
コワモテの持ち主で、大きな口とそこからのぞく頑丈そうな歯はインパクト大!
でも見た目とはちがって温厚な性質らしいです。
ただ説明にある通り、オスが卵を守っている間はかなり神経質になるので要注意でしょう。
またそうでなくても硬い殻を持つ「貝」「甲殻類」をバリバリ食べてしまう力の持ち主ですから。
もっとも寒い地域の冷たい海に棲息しているので、自然下で出会うことはないでしょうけどね(^^;

「オオカミウオ
 世界中には5種類の仲間が生息し、日本では1種のみが北海道以北~オホーツク海・ベーリング海に分布しています。
 水深50~100mの岩場にすみ、両顎には4本の犬歯が並び、甲殻類や貝などをかみくだいて食べています。
 産卵は10~11月でオスが卵塊(らんかい)を抱き、ふ化するまで守ります。」



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通路右側の水槽に移ります。
まずは「生きている化石」「オウムガイ」
名前には「貝」とありますが、「イカ」や「タコ」と同じ「頭足類」(とうそくるい)に属します。
ただしこの分類は非常に広範囲で、「は虫類」「哺乳類」と同じレベル。
ということは似て非なるものといってもいいのかもしれません。

「和名 オウムガイ
 分類 オウムガイ目オウムガイ科オウムガイ属
 英名 Chambered nautilus
 学名 Nautilus pompilius
 飼育水温 18 ℃
 棲息環境 水深100~200m
 食性 死んだ魚介類や脱皮した殻など
 産卵 交接腕を使って、オスがメスに精子を渡しそれを受精させます。卵は硬い殻に覆われており、10ヶ月前後で孵化します。
    幼体は成体とほぼ同じ姿をしています。
 全長 30cm
 生態など イカ・タコと同じ仲間(殻に入った頭足類)ですが、墨汁の袋は持っていません。
      90本ほどある触手を使いエサを捕食します。殻の内部は規則正しく仕切られていて、細かい部屋に分かれています。」



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ガラスに張りついていてくれたので、初めて正面(?)から見ることができました(^^)
たくさんある足の下に「漏斗」(ろうと)のようなものがついています。
微妙ですがこれが広がったり縮まったりしていて、ここで呼吸をしているのかな?と。


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世界最大の「タツノオトシゴ」の仲間の「ビッグベリーシーホース」
顔や背中は「ワッフル」のような凸凹があるんですが、お腹だけは丸っこく膨らんでいます。
これを見るとメスかな?と思われるかもしれませんが、実はオス。
このお腹は「育児嚢」(いくじのう)になっていて、ここで卵を守るんですね。

「和名 ビッグベリーシーホース
 分類 トゲウオ目ヨウジウオ科タツノオトシゴ属
 英名 Big-belly seahorse
 学名 Hippocampus abdominalis
 飼育水温 18 ℃
 棲息環境 沿岸の岩礁域、藻場、水深100mのところまで棲息
 食性 動物プランクトン、カイアシ類、ヨコエビ
 産卵 春と秋が繁殖期です。メスがオスの腹部にある育児嚢(いくじのう)に産卵し受精します。
    オスは育児嚢の中で孵化した稚魚を産出します。
 全長 20cm
 生態など 世界最大のタツノオトシゴの仲間です。「シーポニー」や「ポットベリーシーホース」などの
      別名をもっています。体色は個体によってさまざまです。」



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こちらがメス。
体全体が「ワッフル」のようでしょ?


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ここには「トラザメ」が同居中でした。
サイズからして幼魚のようですね。


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となりの「ヘコアユ」がいる水槽へ。
といっても肝心の主はあまりいいのが撮れなかったので、同居人を2種紹介します。
こちらは「アカスジモエビ」あるいは「アカシマシラヒゲエビ」
背中が赤く、そこに白いラインが入ってなかなか派手&おめでたい色合いです。
体長よりも長い白いひげを持つのが名前の由来かな。
以前訪ねた「京急油壺マリンパーク」では「ウツボ」の口の中を掃除している様子が見られました。
ほかの魚の体を掃除する性質を持っているんですね。


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もう1種は「シロボシアカモエビ」
全体が赤く、胴体に白点がいくつか入っていてさらに脚が真っ白というこちらも派手ないでたちです。
こちらもほかの魚の体を掃除するようです。

「和名 シロボシアカモエビ
 分類 十脚目モエビ科ヒゲナガモエビ属
 英名 White-socks shrimp
 学名 Lysmata debelius
 飼育水温 25~27 ℃
 棲息環境 サンゴ礁域、水深20m前後のサンゴ礁斜面や水路斜面にある岩礁の岩穴などに生息しています。
 食性 魚の体表についた寄生虫など
 産卵 不明
 全長 8cm
 生態など 体は鮮やかな赤色で複数の白色点があります。赤い体によく映える白い脚を持っているため、
      ホワイトソックスともよばれます。ウツボなどほかの魚の体表についた寄生虫を食べ掃除することから、
      クリーナーシュリンプとしても有名です。」



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「メガネモチノウオ」の幼魚。
「ナポレオンフィッシュ」のほうが通りがいいでしょうか。
別の水槽では成魚を見ることができますが、それについては次回に。

「和名 メガネモチノウオ
 分類 スズキ目ベラ科モチノウオ属
 英名 Humphead wrasse
 学名 Cheilinus undulatus
 飼育水温 25~27 ℃
 棲息環境 サンゴ礁、岩礁域
 食性 小魚や貝類など
 産卵 通常は単独で生活していますが、繁殖期になると群れをつくります。
 全長 2m
 生態など 世界最大のベラの仲間。若いとき眼の後ろに黒い線があり、それが和名の由来です。
      別名ナポレオンフィッシュともよばれ、成長するとおでこがコブ状につきだし、
      その形がフランスの皇帝ナポレオンがかぶっていた帽子(軍隊帽)に見えることが由来です。」



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落ち葉に化ける?「忍者」のような魚、「リーフフィッシュ」です。
シルエットもさることながら、やや下向きになってじっとしているという技も合わせ持っています。
似たような色の葉っぱ(レプリカ?)も入っているので、パッと見だけではわからないかも?
少し時間が経つとわかりますけどね。


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鼻先が伸びた独特のシルエットを持つ「エレファントノーズフィッシュ」
でも実際の「ゾウ」とは異なり、下あごが伸びています。
この部分を使って水底に隠れたエサを探すんだそうで、「シャベル」のような役割をしているんですね。
また「尾びれ」から微弱な電流を流してレーダーのように使うなど、なかなかの芸達者(?)でもあります。

「和名 エレファントノーズフィッシュ
 分類 アロワナ目モルミルス科グナソネムス属
 英名 Elephantnose fish
 学名 Gnathonemus petersii
 飼育水温 25~27 ℃
 棲息環境 水底が泥上の流域
 食性 泥の中に潜む虫など
 産卵 不明
 全長 20cm
 生態など 下顎が象の鼻のようにみえるためこの名前がつきました。濁った川に生息しているため、
      これを使い泥や砂利の中にいる餌を探します。尾鰭の付け根に発電器官があり微弱な電流を流し、
      磁場を発生させレーダーのように使用しています。」



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最後は「レモンテトラ」「アルビノ」
ほかにも確か2種ほどいましたが、これが最も多かったので。

「和名 レモンテトラ
 分類 カラシン目カラシン科ヒュフェッソブリコン属
 英名 Lemon tetra
 学名 Hyphessobrycon pulchripinnis
 飼育水温 25~27 ℃
 棲息環境 流れの緩い河川
 食性 水草のやわらかい部分(新芽)を好む。
 産卵 100~200個くらいの卵を産み、1日で孵化します。稚魚は物陰に隠れる習性があり、成長は遅いといわれています。
 全長 4cm
 生態など レモンイエローの尾鰭がきれいなテトラで、大人になると尾鰭の黄色が目立ちます。
      目の上が赤いのも特徴です。

 和名 レモンテトラ(アルビノ)
 英名 Albino Lemon tetra
 学名 Hyphessobrycon pulchripinnis var.
 生態など レモンテトラの色素をもたない種類で、眼が白いのも特徴です。東南アジアでよく養殖されています。」



すべて D700+24-120mmF4G/VR


次回は最終回、海の楽園のエリアとシャークホールです。
by sampo_katze | 2014-12-28 21:00 | 水族館 | Comments(0)


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