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京都動物園の熱帯動物館
秋の京都出張でのオフタイム編・最終回


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「泳ぐのも得意です」


「京都動物園」の訪問は初めてですが、残念ながら園内の大半は工事中。
また今回は「Nikon1 V2」を持ち込んだんですが、どうも「動物」を撮るにはペースが合いません。
「フォーカスポイント」をころころ変えるのが原因なんですが(^^;
おかげで(?)テンションが下がり気味になってきました。
でも大して撮ってないから出るのはもったいないな~、と思っているときに目に入ったのが「熱帯動物館」

ピーカンの日の下でもこの状態なのに、屋内で大丈夫なのか?
そう自問しましたが、せっかくきたので入ってみることにしました。
確かに暗いけど、まぁ何とかなるでしょうと前向きに考え直して。


表紙の写真は、入り口すぐのところにいた「カピバラ」です。
「ネズミ目」(齧歯目・げっしもく)の仲間では最大種で体長は約130cm、体重は65kgほどになるものも。
意外にも(?)泳ぎが得意で、よく見ると足には「水かき」がついているのがわかります。
また寒いのが苦手なので、時期によっては展示されていないことも。
それを逆手にとって?「温泉」を用意しているところもあるようですね。
「温泉」といえば「地獄谷」の雪降る中でお湯につかる「ニホンザル」があまりにも有名ですが。


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「リクガメ」の1種の「ホウシャガメ」
昨年6月に「サンシャイン水族館」で初めて見て以来の再会です。
個体はちがいますが(^^;

「ホウシャガメ  爬虫綱カメ目リクガメ科
 英名:Radiated Tortoise
 学名:Astrochelys radiata
 分布:マダガスカル南部
 
 乾燥した低木林や草地に生息しています。自然環境での食性や繁殖生態などはあまり詳しくわかっていないのですが、
 草や果実などを食べていると思われます。美しい放射状の模様をした甲羅を持ち、最大甲長は約40cmになります。」

※説明板より引用、以下同じ


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「ホウシャガメ」を構成するパーツ?の一部。
「甲羅」の背と腹、そして「頭蓋骨」です。
背側は先の写真を見てもわかる通り中央が大きく盛り上がっており、さらに中ほどの7か所は突起状に膨らんでいます。
その突起の中央から放射線状の模様が入ることからその名がつけられました。

腹側は手前が頭側で、奥が尻尾側です。
手前側には真ん中に線が入る突き出た部分がありますが、これは首の下にある部分。
つまりここは本体(?)を裏返しても見えない、内側の部分なんですね。
そのことに気づいたのは、実はこの記事を書いている最中のこと。
ぜんぜん意識してなかったな~。


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かわいらしい名前を持つ「パンケーキリクガメ」
実はこれも「サンシャイン水族館」にいたんですが、残念ながらその姿は見ることができずじまい。
「ネームプレート」を撮っただけで終わっていただけに、その姿を見ることができてうれしかったです。
砂にまみれていて、周囲と同化しているのは・・・・・まぁ仕方ないですね(苦笑)

その由来はそのまんま、「パンケーキ」のように薄い体をしていることから。
でも身を守るために体を膨らませることもできるという特殊な体の構造をしているそうです。
硬いイメージがある「甲羅」も意外とやわらかいんだとか?
どれくらいのものなのか、さわってみたいところです。

「パンケーキリクガメ  爬虫綱カメ目リクガメ科
 英名:Pancake Tortoise
 学名:Malacochersus tornieri
 分布:アフリカ東部
 
 サバンナや乾燥した藪地の岩場に生息しています。食性は植物食で、草や多肉植物を食べます。
 カメ目内でも極めて扁平な甲羅を持ち、岩のすき間に潜んでおり敵が来ると体を膨らまし、
 すき間から抜けないようにして身を守ります。」



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続いては「ヘビ」の仲間から「ボールニシキヘビ」
全長180cmと聞くと大きく感じますが、「ニシキヘビ」の仲間としては小柄だそうでちょっと意外。
でも考えたら最大種の「アミメニシキヘビ」は約10mにもなるんですよね(^^;
また性質もおとなしいという異色の存在のようです。

右下に移っている半透明の部分は「観察ドーム」
通路からもぐりこむことで、ここに顔を出して間近で観察することができるんですよ。
今回は入りませんでしたが、「D700」を持ってきてたら何かしら撮っていたかもしれません(^^;

「ボールニシキヘビ  爬虫綱有燐目ニシキヘビ科
 英名:Ball Python
 学名:Python regius
 分布:西アフリカ~中部アフリカ
 
 全長は100~180cmになります。ニシキヘビの仲間としては小型で、おとなしく、神経質です。
 身を守る行動として頭部を中に入れてボール状に丸くなることから、この名前が付きました。」



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こちらは木の上にいた別の子。
垂れ下がっている半透明の膜状のものは、脱皮後の「抜け殻」です。
これって「金運」アップなどのお守りになるという話がありますよね。
これだけ大きいものだとさぞかし・・・・・なんて妄想が膨らみそう?
でもそんな邪念が入るのはよくないですよ~、きっと(笑)


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新緑のような鮮やかな色をした「ミドリニシキヘビ」
似たような種で「グリーンボア」というのを図鑑でですが見たことがあり、これと全く同じ姿のイラストが描かれていました。
木の上で生活し、木に巻きつくようにとぐろを巻くという性質は同じようですが、まったくの別種のようですね。

ミドリニシキヘビ=ニシキヘビ科
グリーンボア=エメラルドツリーボア=ボア科


「ミドリニシキヘビ  爬虫綱有燐目ニシキヘビ科
 英名:Green Tree Python
 学名:Morelia viridis
 分布:インドネシア、オーストラリア、パプアニューギニア
 
 熱帯雨林に生息しています。完全樹上棲・夜行性で、昼間は枝の上でとぐろを巻いてじっとしています。
 体色は黄緑や緑色をしています。爬虫類、鳥類、小型哺乳類等を食べます。」



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一風変わった名前の「ミルクヘビ」
由来は説明にある通りですが、「牛小屋」で見かけられたのは「ネズミ」などが入り込むからでしょうね。
「ヘビ」が牛乳を飲むなんていうのはちょっと考えられませんし。
ってか、お腹こわしそう・・・・・(^^;

「ミルクヘビ  爬虫綱有燐目ナミヘビ科
 英名:Milk Snake
 学名:Lampropeltis triangulum
 分布:カナダ南東部、アメリカ、中米、ベネズエラ、エクアドル
 
 全長0.5~1mで、鮮やかな赤色の体色に黒色と黄色(白色)の模様が入っています。
 トカゲ・ネズミなどの小型の哺乳類を食べています。
 ミルクヘビの名前の由来は、かつて牛小屋でよく見かけられ、牛のミルクを飲みに来ていると思われていたからです。」



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砂に埋もれているのは「ケニアスナボア」
頭としっぽの先だけが表に出ていて、あとは砂の中に隠れています。
「指宿温泉」(いぶすきおんせん)名物の「砂むし温泉」を堪能しているかのようです(^^)

ところで頭は2つ出ていますが、奥に見える尻尾は1本だけ。
もう1匹は尻尾も完全に隠れてしまっているようです。

「ケニアスナボア  爬虫綱有燐目ボア科
 英名:Kenyan Sand Boa
 学名:Eryx colubrinus
 分布:アフリカ北東部とアラビア半島南端
 
 アフリカ北東部とアラビア半島南端のサバンナや砂漠・岩場に生息しています。
 頭はくさび形をしており、穴を掘って進むのに適しています。
 地中に潜り、小型の哺乳類を食べています。卵胎生で、卵ではなく子ヘビを産みます。」



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砂から出した顔をアップに。
これだけ見るとなかなかかわいらしいですよね。


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「ワニ」の仲間から「ニシアフリカコガタワニ」
2頭いて、こちらはオスの「ノック」と思われ。
性格は「心やさしいジェントルマン」とのこと。

「ニシアフリカコガタワニ  爬虫綱ワニ目クロコダイル科
 英名:West African Dwarf Crocodile
 学名:Osteolaemus tetraspis
 分布:中央アフリカ
 
 クロコダイル科の中で最も原始的な仲間です。全長は1~1.8mで、口吻(こうふん)が短いのが特徴です。
 奥歯が大きく球状に発達し、貝や甲殻類など硬いものをかみ砕くのに適しています。」



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こちらはメスの「ヒトミ」
「食べるの大好きおてんばムスメ」だそうです(^^;
大きな口とそこに見える鋭いキバは迫力ありますが、名前の由来となった(?)大きなお目目はかわいいです☆


ほかにもいろいろ見られたんですが、いかんせん高感度に弱いのでこれくらいが限界。
出張なので仕方ありませんが、「D700」だったらな~と思わずにいられませんでした(^^;


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最後は「ライオン」
こちらはメスの「クリス」です。
ガラスのすぐ向こう側にいるので結構迫力!

「ライオン  哺乳綱食肉目ネコ科
 英名:Lion
 学名:Panthera leo
 分布:熱帯雨林を除くサハラ砂漠以南のアフリカ
 
 オスはたてがみが発達し、その威厳ある容姿から「百獣の王」と呼ばれます。
 1~3頭の成獣のオスと15頭くらいのメスとその子どもたちからなる群れ(プライド)を作って生活しています。
 狩りはメスが協力して行い、オスはなわばりとメスを他のオスから守っています。」


「クリス Cris
 性別:メス (Female)
 出生日:1998年5月26日 (26.May.1998)
 出生地:白浜アドベンチャーワールド (Adventure World in Shirahama)
 来園日:2000年11月6日 (6.Nov.2000)
 ひとこと:いつもはおだやかな性格ですが、吠えるとオスのナイルも逃げる迫力です。」



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大あくび!
とっさのことでしたが、いいタイミングで撮ることができました(嬉)
大きくて鋭い「犬歯」がよく見えます。
「ネコ科」なのに「犬歯」とはこれいかに、ですが(^^;


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そしてやっぱり「肉球」
足が大きいので「肉球」も大きいです。


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眠り顔。
穏やかな表情です。


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一緒にいるのはオスの「ナイル」
ぐてーっとしていますね(^^;
威厳も何もあったものではありません。
でも、基本的にオスの「ライオン」はこんな感じですよね。
それに「ナイル」は結構なお歳だそうですし。

「ナイル Nile
 性別:オス (Male)
 出生日:1994年3月9日 (9.Mar.1994)
 出生地:白浜アドベンチャーワールド (Adventure World in Shirahama)
 来園日:1997年7月14日 (14.Jul.1997)
 ひとこと:たてがみが立派なオスです。メスのクリスをいつもそばで守っています。」


「ライオン担当からのお願い
 ライオンのオスはプライド(群れ)を守るのに必死です。
 京都市動物園のナイルはライオンの中では、なかなかのおじいさん。
 本能的にプライドを守ろうとして向かってくることがあり、たくさんの人を相手にすると、とても疲れます・・・。

 ナイルが向かってきたら すこし離れて ご覧いただきますようお願いします。」



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傾きかけた秋の日差し。
直接目に入っているのでまぶしくないのかな?
そう思ってよく見てみると、「虹彩」の開いたところが「まぶた」の影になっていました。
なるほどね~。

また「ネコ」は明るいときは縦に細長い形になりますが、「ライオン」は真ん丸のまま。
同じ「ネコ科」でもちがうんですね。


すべて V2 + 1 NIKKOR VR 30-110mm f/3.8-5.6


次回から新シリーズ、日を改めて訪問した京都散策の様子です。
by sampo_katze | 2015-02-11 20:40 | 動物園 | Comments(0)


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