海洋ゾーン通路の生きものたち+海辺の危険な生きもの
京都訪問 in 2014秋編・第7回


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「地上最大の甲殻類」


「海洋ゾーン」の入口に戻ります。
通路の左手からは吹き抜けになった「大水槽」の上層部を見ることができます。
その反対の右手壁際には小さめの水槽がいくつか並び、いろいろな生きものが展示されています。
今回はその中からいくつか紹介していきます。
また後半では「海辺の危険な生きもの」にふれます。


表紙の写真は、「ヤシガニ」です。
名前は「カニ」ですが、分類上は「エビ目オカヤドカリ科」に属する「ヤドカリ」の仲間。
陸上に生息する「甲殻類」の中では世界最大です。
基本的に陸上で生活するため泳ぐことはできませんが、産卵のときだけ海に入るとのこと。
といっても泳げないため波打ち際までしか入らないようです。

「うみで うみます
 普段は陸の上にいますが、産卵は海の中でおこないます。」



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「ヤシガニ」の顔を正面から狙ってみました。
初見ということもありますし、小さい水槽なのでいろんな方向から見られるというのがうれしかったので。
さすがは地上最大というだけあってかなりの大きさ、そして強力そうな「ハサミ」もインパクト大。
さらに赤い目を持っているので迫力があります。
「RPG」なんかの敵キャラにいそうですよね。


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となりは「ダイヤモンドガメ」
正式名は「キスイガメ」(汽水亀)。
その名の通り淡水域と海水域の両方に対応している「カメ」ですが、これはめずらしいんだそう。
別名は「甲羅」の形からつけられたもので、英名も「Daiamondback terrapin」となっています。

「カメでは珍しく真水と海水の間に生息していて 甲羅の模様がダイヤの形です」


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一見すると岩のように見える「オオモンカエルアンコウ」
「カエルアンコウ」の仲間では大型種で、30cmほどになるものもいるそう。
ほかの仲間同様に頭についている飾りを動かしてエサとなる小魚をおびき寄せます。

「釣りざおつきの岩
 岩などにばけて、釣りざおのような頭の飾りで小魚をおびきよせます」



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正面から見るとこんな感じ。
皮膚が微妙にデコボコしているところがまさに岩のようです。
ただ意外にも(?)体の厚みは薄いんですね。


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小脇に花束を抱えているような「クロウミウマ」
「タツノオトシゴ」の仲間の中では大型種で、全長30cmほどに達します。
メスはオスのお腹にある「育児嚢」(いくじのう)に卵を産みつけ、オスは孵化するまでそれを保護します。

尻尾が巻きつけられているピンク色の生きものは何でしょうね?
このほんの少し前には花のようなものを広げていたんですが、何かに弾みで引っ込んでしまいました。
いいシャッターチャンス!と思ったんですけどね~(^^;

「パパがママ
 メスがオスのお腹にある袋に卵を産み、赤ちゃんはオスが産みます」



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砂の中から顔を出しているのは「チンアナゴ」「ニシキアナゴ」
白い体にゴマ粒模様、大きな黒い斑点を2つ持つのが「チンアナゴ」、黄色と白の縞模様が「ニシキアナゴ」です。
全長は40cmほどになるそうですが、その大部分は砂の中に入っているために全体を見ることはまれ。
過去に1度だけ、泳いでいる姿を「スカイツリー」のおひざ元にある「すみだ水族館」で見たことがあります。
それと比べると、この子もずいぶん出ていますね。

「海の全部がトイレ
 ウンチは砂の中から排泄孔を出して海の中へばらまきます」


「チンアナゴ」の全体像を撮った記事はこちら
2013年8月16日の記事 海のゆりかご ~ サンゴ礁


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「イソギンチャク」との共生でおなじみの「クマノミ」の一種、「ハマクマノミ」
共生する相手は決まっているようなんですが、目がある「クマノミ」はともかくとして
「イソギンチャク」はどうやって見分けてるんでしょうね?

「家は一生ものを
 クマノミは種類によってすみかとなるイソギンチャクが違います」




ここからは「海辺の危険な生きもの」のエリアです。
おなじみの顔ぶればかりですけど(^^;

「海辺の危険な生きもの
 海辺には、うっかり触ると刺したり、鋏んだり、咬んだりする危険な生きものがいます。」



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まずは「アカエイ」
「尾びれ」のつけ根近くに「毒トゲ」を持っています。
海岸に打ち上げられているのを見かけたら近づかないように。

「毒棘で刺す
 身の危険を感じると尾を曲げて毒線のある棘で相手を刺し、毒を注入します。」



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しま模様がかわいい「ゴンズイ」
「ナマズ」に似た外観をしていますが、「ナマズ目ゴンズイ科」なので納得?
こちらも「毒トゲ」を持っている上に「ゴンズイ玉」と呼ばれる群れを作るので脅威です。
群れるのは幼魚のときほど多いようですが・・・・・。

「毒棘で刺す
 外敵から身を守るため背びれと胸びれに毒を持ちます。
 この毒はゴンズイが死んでも消えません。」



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「ウニ」の仲間の「ガンガゼ」
非常に長い「トゲ」の持ち主でそれだけでも十分なのに、そこに毒も持っているという最強の「ウニ」です。

「毒棘で刺す
 長い棘は身を守る役割があり、刺さると棘の先端から毒が注入されます。」



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小さくてかわいい「ハオコゼ」
色も結構きれいなんですが、その見た目とは裏腹に「毒トゲ」を持っているので要注意。

「毒棘で刺す
 背びれの棘には毒線があり、外敵から身を守ります。」



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「背びれ」をたたんでいる子もいました。
こうされると「ハオコゼ」に見えないかも?


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初見の「キハッソク」
こちらは「毒トゲ」ではなく「毒粘液」を出すタイプです。
実は「ハコフグ」も同様の習性を持っているんだそう。
小さな水槽で飼っていたら魚が全滅してしまった、という記事を見たことがありますがそれだけ強力なんですね。

「毒粘液を出す
 危険がせまると皮膚から粘液毒を分泌し、外敵から身を守ります。」



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最後は「ミノカサゴ」
「美しいバラには棘がある」の魚版といった感じ。
ゆったりと泳ぐその姿には優雅さすら感じてしまうほどですが、見た目に惑わされてはいけません。

「毒棘で刺す
 背びれや胸びれの棘には毒線があり、外敵から身を守ります。」



こうしてみると、撮ったのは「毒トゲ」ものばかりでしたね。
撮影条件が厳しいというのもありましたが、さすがにこれは偏りすぎ(^^;
もうちょっと考えておくべきでした(笑)


すべて D700+24-120mmF4G/VR


次回は、擬態するいきものたちです。
by sampo_katze | 2015-03-03 20:50 | 水族館 | Comments(0)


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