世界の海・太平洋Ⅰのエリア
夏は涼しい水族館へ!葛西臨海水族園に行こう!編・第4回


c0081462_2164626.jpg
「圧倒的な存在感!」


最初の「大洋の航海者」のエリアの次は「世界の海」のエリアです。
わたしたちが住んでいる「地球」全表面の約7割を占める海。
それらはすべてつながっているのに、まるで境界線があるかのように地域ごとに異なった環境があります。
そしてその生活環境に合わせるように実にさまざまな生きものたちが住んでいます。
このエリアでは3つの「大洋」を中心に、いろいろな海域の生きものたちを紹介しています。
まずは世界で最も大きな海である「太平洋」のエリア・その1から見ていくことにしましょう。

「太平洋Ⅰ
 太平洋は、世界の海の面積の45%を占める世界で一番広い海です。
 赤道近くには、南シナ海やグレートバリアリーフ、ハワイ諸島、バハカリフォルニアなど、
 一年中温かい海が東西に広がっています。
 太平洋の北と南の端は、北極と南極の二つの極洋に接した冷たい寒帯の海です。
 熱帯の海と寒帯の海にはさまれたところは、チリ、オーストラリア南部、日本などがある温帯の海です。
 それぞれの海は水温などの環境が大きく違い、独特の生物がみられます。
 太平洋はとても広く、変化に富んだ海です。」

※説明板より引用、以下同じ


表紙の写真は、「南シナ海」の水槽にいる「タマカイ」です。
この水槽の中ではもっとも大きく、全長は120cmもあるんだそう。
もしかしたらここ「葛西臨海水族園」の魚たちの中で最も大きいかもしれないですね。
体格もご覧の通りの横綱級なので迫力がありますし、見栄えもするのでお気に入りの1種。
これはたまたま下から見上げるようなアングルで撮れたんですが、ほんと圧倒されます。


blogram ランキング参加中!よろしければクリックをお願いします。
blogram投票ボタン









c0081462_2171945.jpg
顔のアップ。
黒っぽい体に白のまだら模様が入っています。
そしてギョロっとした大きな目、なんでも飲み込んでしまいそうな巨大な口!
くちびるもかなり厚めでぽってりとしています。
大型の「ハタ」の仲間に共通してみられる特徴ですね。


c0081462_2172992.jpg
口元をさらにトリミングで。
口の中に小さな歯がたくさん並んでいるのがわかります。
鼻の穴も2つあり、それぞれが別方向を向いてますね。


c0081462_2173982.jpg
この「タマカイ」のツーショットは初。
今回で4回目の訪問なんですが、それまでワンショットしか見たことがなかったのでうれしかったですね。
あるいは空白の2年の間に新しく仲間入りしたのかな?


c0081462_217489.jpg
背中側から。
ひれのふちは黄色になっていて、いいアクセントになっています。
全体に地味な色合いですからね。


c0081462_2175686.jpg
やや大型の「フグ」の仲間の「ネズミフグ」
「ハリセンボン」の仲間で、体にはトゲがあります。
でもその長さは短めで、密度も小さくまばらな印象ですね。


c0081462_218821.jpg
目を通るやや濃いめのラインが目立ちます。
1つ前の写真では薄くなっていますが、これは光の加減と思われ。


c0081462_2181720.jpg
水槽の左隅の穴から顔を出していたのは「ドクウツボ」
結構暗いところだったのでほとんどのお客さんはその存在に気づいていません。
わたしもその1人でしたが、偶然発見しました(^^;

名前の由来は体内に「シガテラ毒」を持ち、食べると「食中毒」を起こすことから。
その毒は食物によるもので、生息環境によっては毒がなく食用にされることもあるんだそう。


c0081462_2182870.jpg
こちらは別の子で、右の穴から尻尾を出しているところ。
下の白っぽいのは「ニセゴイシウツボ」ですね。
コワモテですが、白っぽい体なので結構かわいく見えてしまいます(^^)


c0081462_2184069.jpg
これもお気に入りの1種の「ハナミノカサゴ」
よく似た種に「ミノカサゴ」がいて、一見しただけではどっちがどっち?と悩んでしまいます。
でも区別は意外と簡単で、こちらの「ハナ~」は背びれと尻びれ、そして尾びれに黒い斑点が入っています。
これに対し「ミノカサゴ」は斑点がなく透明。
ほかにも胸のあたりにしま模様があるかでわかるそうですが、ひれの斑点のあるなしの方がわかりやすそうです。


c0081462_2185072.jpg
魚たちがやけにそわそわしているな?と思ったら、上からエサが下りてきました。
もうスタッフが近づいてくる気配でわかってるんですね。
そしてエサには「魚の健康のために小松菜を与えています」の札が。
そういえば「八景島シーパラダイス」「キイロハギ」「レタス」を食べてました。
海のものではなく丘のものを与えるというのは面白いですね(^^)


c0081462_219084.jpg
ちょっと変わった生態を持つ「オーストラリア北部」水槽の「ナーサリーフィッシュ」
和名では「コモリウオ」と呼ばれます。
背中が大きく盛り上がっているところと、尻びれの幅(?)が大きいところが特徴的です。
また「アジ」のような「陵鱗」(りょうりん、ゼイゴとも呼ばれる)もありますね。
照明は相当暗くなっていますが、これは濁った水中に生息するためのようです。
幸い説明にあるようにほとんど動かないのでなんとか撮影はできましたが(^^;

「ナーサリーフィッシュ  スズキ目クルトゥス科  nurseryfish gulliveri

 ずうっと動かないの?
  このナーサリーフィッシュ、動かないようですが、実はえさをつかまえるときはとてもすばやく動きます。
  ふだんは、写真のように泥でにごった川の中で、あまり泳ぎまわらずに生活をしています。
  そして、エビなどが目の前を通ると、大きく口を開けていっしゅんで飲みこみます。
  みなさん、そうぞうできますか?」



c0081462_2191156.jpg
水槽内にオスがいるはずなのですが、ほとんど動かない上にかなり暗いので発見できず。
代わりにネームプレートに描かれていたイラストでお茶を濁します(^^;
オスの頭にはかぎ状のフックがついていて、メスの産んだ卵をここに引っ掛けて保護します。
「タツノオトシゴ」に代表されるお腹の袋で保護するタイプや、口の中で保護するタイプがいますが
このような仕組みで保護するのはこの種のみ。
ずいぶん変わっていますね。


c0081462_2191926.jpg
最後は「カナダ沿岸」の水槽にいる「シャイナーサーフパーチ」
こちらもちょっと変わった生態を持っていて、卵ではなく子供を産む「卵胎生」と呼ばれるタイプ。
「サメ」などもこのタイプですね。
生まれたての稚魚は天敵に食べられてしまいがちですが、体内で成長させることでそのリスクを減らしているようです。
子孫を残すための有効な手段の1つといえるでしょう。

「子供を産む魚 シャイナーサーフパーチ
 北太平洋の沿岸に分布するシャイナーサーフパーチ(ウミタナゴの仲間)は卵ではなく子供を産みます。
 オスのしりびれは前のほうが長くのびて交尾器になっています。受精した卵はメスの体の中でふ化し、
 栄養をもらいながら、自分で泳げるほどに大きくなってから産み出されます。」



すべて D700+24-120mmF4G/VR


次回は、オーストラリア南部の水槽です。
by sampo_katze | 2015-09-29 21:10 | 水族館 | Comments(0)


<< 世界の海・太平洋Ⅱのエリア 大洋の航海者:マグロのエリア >>