カリブ海&北極・南極の海のエリア
夏は涼しい水族館へ!葛西臨海水族園に行こう!編・第7回


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「ダイビングしてる気分?」


今回は暖かい「カリブ海」の水槽と、地球上で最も寒い海のある「北極・南極の海」のエリアです。
両極端のエリアを同時に紹介するのはどうかとも思うんですが、写真の数などいろいろ都合がありまして~。
ってそんなことはどうでもいいですね、ほんと(^^;

この2つのエリアの間には「深海」があるんですが、あまりにも暗い上にお客さんも多い。
ねばればそれなりの写真が撮れるとはいえ、この状況で水槽前に張りついたままというのはちょっと問題ですし。
普段の週末ならそれなりに空いているのでできるんですけどね。
こういうときはあきらめが肝心。
水槽に近づくこともなく華麗にスルーしました。
そんなこんなで両極端ともいえるエリアがつながってしまったわけです。

では、まずは「カリブ海」の水槽から見ていくことにしましょう。
暖かい海だからか、やはり色鮮やかな魚たちが多くて目移りしてしまいます。


表紙の写真は、「カリブ海」の水槽をやや下から眺めた様子です。
色も鮮やかで種類も豊富なのがここの特徴。
まるでダイビング中に水中から情報を見ているような気分にひたれました。
ちなみにダイビングは完全に未体験ですが(^^;


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「ベラ」の仲間の「スポットフィン ホグフィッシュ」
赤と黄色のコントラストが鮮やかで、あごから体の真ん中へと至る白いラインも目立ちます。


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2本の長いひげを持つのは「イエローゴートフィッシュ」
黄色い「ヒメジ科」の魚と訳せます。
この2本のひげをつかってエサを探すとのこと。
「ゴート」(goat)は日本語で「ヤギ」を意味しますが、まさにその姿は「ヤギ魚」ですね。
さすがに手紙は食べませんが(^^;


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「ストップライト パロットフィッシュ」「イニシャルフェイズ」
「パロットフィッシュ」は「ブダイ科」のことで、「ストップライト」というと赤信号?
でも赤いというイメージとはちょっと結びつかないですね。
なお「イニシャルフェイズ」については次の説明をどうぞ。

「見かけだけじゃわからない
 ベラやブダイの仲間には、大きくなるとからだの色やもようが変わるものが多くいます。
 最初はメスとして生まれ、大きくなるとオスになり、同時にすがたが変わるのだと考えられていました。
 ところがその後、メスとされていた最初のもようにもオスがいる種が見つかっています。
 外見だけではオスとメスは区別できないのです。
 そこで、メスとされていたすがたをイニシャルフェイズ(初めのすがた)、オスとされていたすがたを
 ターミナルフェイズ(最終的なすがた)とよんでいます。」

※説明板より引用、以下同じ


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この水槽では地味目な「バター ハムレット」
「ハタ」の仲間ですが、大きさは10数cmと小型です。
前回の最後に紹介した「ペインテッドコンバー」と同じく雌雄同体で、産卵するときは2匹がペアになり
オス役とメス役を交代しながら行うんだそう。
性転換する魚の話は知ってましたが、雌雄同体の種もあるというのは実は今回初めて知りました(^^;


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黄色に黒という警戒色(?)をまとった「ロック ビューティー」



ここからは「エンゼルフィッシュ」を3種続けてご紹介。
日本で「エンゼル~」というと淡水系の「熱帯魚」のことですが、英語では「キンチャクダイ科」のことも指します。
それぞれ頭に「Freshwater Angel~」「Marine Angel~」とつけて区別するようですね。


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まずは「クイーン エンゼルフィッシュ」
黄色をメインに一部青みを帯びる体色をしています。
特徴的なのは目の上にある青い大きな斑点で、これが王冠のように見えることからその名がつけられています。
同じように王冠のような斑点を持つ「パッサーエンゼル~」、別名「キングエンゼル~」もいますが、残念ながらここにはいません。
さらに和名「タテジマキンチャクダイ」は英名では「エンペラーエンゼル~」と呼びます。
なんだか「ペンギン」のラインアップみたいですね(^^;


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園内で最長寿魚の1つがこの「グレイ エンゼルフィッシュ」
青みがかっていますがこれはホワイトバランスの問題で、実際にはその名の通り白っぽい色です。
1989年(平成元年)の開園以前から飼育されていたそうなので、少なくとも26年以上生きていることに!
ただ前回の訪問時には複数の個体を確認しているので、そのうちのどちらかなのか両方なのかはわかりませんが(^^;
いずれにしても飼育環境下とはいえ、かなりの長寿といえるのではないでしょうか。


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そしてもう1種がこちらの「フレンチ エンゼルフィッシュ」
青地に黄色の指し色が入ってなかなかきれいな体色をしています。


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なかなか見られない正面顔!
口と鼻のまわりは白いんですね。


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ここからは「北極・南極の海」です。
水温はなんと1℃!
そんな環境の中でも体の仕組みを変化させた生きものたちがいます。
最初は「南極」におすまいの「ブルヘッド ノトセン」
大きな頭と分厚いくちびるが特徴的。
体色は地味目ですね。

「凍らない魚
 この魚が採集された南極の海は、冬には表面に厚く氷がはってしまう、とても冷たいところです。
 そのときの水温はマイナス2℃にもなります。ふつうの魚ならば凍ってしまう温度です。
 南極の魚たちは大丈夫なのでしょうか?
 ブルヘッドノトセンなど南極中心に見られるノトセニアの仲間は、体液中に特別な糖タンパク質を
 持っています。これが体が凍ってしまうことを防いでいます。」



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顔のアップ。
まさにたらこくちびる!


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「ヒトデ」の1種の「オドンタステル ヴァリドゥス」
この中ではめずらしく赤系の鮮やかな色をしています。


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こちらは「北極」におすまいの「サドルド イールパウト」
初見で、茶色っぽい体に白いラインが不規則に入っています。

「バンクーバー水族館からやってきました
 水槽のサドルドイールパウトは、2011年にカナダのバンクーバー水族館からやってきました。
 当初は全長10cmほどの幼魚でしたが、ここまで大きくなりました。皮ふはやわらかく、うろこはあまり発達していません。
 海底でくらし、下向きについた口で海底の生き物を食べています。」



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最後はこれらの生きものを採集したスタッフの雄姿(?)です。
真水が凍るほどの冷たい海に潜るので耐寒装備は必須。
とはいえ完全に冷たさをしのげるわけではないので相当大変みたいですね。
さらに「南極」に船で行くときには「吠える40度、狂う50度、叫ぶ60度」という海域を越える必要があります。
その呼び名の通り、猛烈な風と波が待ち受ける海域なんだそう。
わたしは無理だな~(^^;
でも熱心なスタッフはそんなことはものともせずに出かけていくんでしょうね。

「冷たい海にもぐる
 北極、南極での採集はおもにもぐって行います。海水温はなんと-1℃から2℃!
 流氷が浮いている海の中にもぐるためには特別な装備が必要です。なるべく体が冷えないように保温性の高い下着をつけ、
 ドライスーツと呼ばれる体が濡れない潜水服を着ます。そしてフードとぶ厚い手袋をつけます。
 それでも水中は寒く、30分もすると指が思うように動かなくなってくるのです。
 南極の出張に行ったスタッフのなかにはウエットスーツでもぐった強者もいます。」

「北極・南極に行ったスタッフから一言
 ・あまりの冷たさに芯から冷え、指は動かず、オムツの必要性も感じた。
 ・水温0℃と-1℃では天国と地獄の違い。
 ・わずかな食事と寒さでひもじく、採集以外はずっと寝ていた。
 ・常に空腹だった。一日5食ぐらい食べていた。
 ・寒くても、もう一度もどりたい場所。
 ・間近で見るペンギンに感動!
 ・24時間、日が沈まないので、気がつくと深夜まで作業していた。」



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次回は、東京の海のエリア・その1です。
by sampo_katze | 2015-10-05 21:35 | 水族館 | Comments(0)


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