南洋からもやってくる、東京の海のエリア・その2
夏は涼しい水族館へ!葛西臨海水族園に行こう!編・第9回


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「鳥みたいな口を持つ魚」


「葛西臨海水族園」編の最後は「東京の海」のエリアの後半です。
前半では主に「小笠原諸島」の魚たちを紹介しましたが、今回は「伊豆七島」「東京湾」が中心。
といっても厳密に区別したわけではないので、結構混じってしまってるかもしれません。
そのあたりはご容赦のほど・・・・・(^^;

「伊豆七島の海  黒潮にのってやってくる魚たち
 黒潮はフィリピン沖から伊豆諸島近海まで日本列島をなめるように流れている暖流です。
 その流れは一定ではなく、時として蛇行したり、枝分かれしたりして、伊豆七島の島々に南からさまざまなものを運んできます。
 海にくらす魚の多くは、卵や卵からふ化してまもない時期に水中を浮いて漂うくらしをしています。
 黒潮はこうした魚たちも運んでくるのです。伊豆七島の海では、シラコダイやニザダイなどの温帯性の魚とともに
 サザナミヤッコやアカハラヤッコなど南の海にくらす魚も見ることができます。」



表紙の写真は、「アオブダイ」です。
その名の通り独特の青っぽい体色と、鳥のくちばしのような形をした口が特徴的です。
この魚は内臓、特に肝臓に「パリトキシン」という猛毒を持つことがあります。
その強さは「フグ毒」の数十倍ともいわれるほどで、死に至ることも。
海域によってその毒の強さは異なるそうですが、いずれにしても内臓は食べてはいけないとのことです。
毒に対する感受性も人によって違ってきますからね。


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こちらは「タテジマキンチャクダイ」
濃いめの青い体に黄色い縦じま模様が入っていて、なかなか派手な体色が目を引きます。
尾びれ全体が黄色というところも特徴的ですね。
幼魚の頃は濃紺に白い渦巻状のラインが入るというまったく異なる姿を見せます。
これは成魚のなわばりに入ったときに攻撃されないようにするためというのが有力ですが、ほかにも諸説あるようです。
いずれにしても面白い習性(?)ですね。
ちなみに英名では「Emperor angelfish」といいます。


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黒地にちいさな白いまだら模様をまとった「ユウゼン」
「チョウチョウウオ」の仲間なんですが、全体にシックで地味な印象なので意外?
でも背びれ・尻びれ・尾びれの後端は鮮やかな黄色と華やかさもありますね。


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一転して細長い体をした「クマササハナムロ」
「タカサゴ科」の仲間で、代表種の「タカサゴ」とよく似ているんだそう。
尾びれの上下先端部分に黒っぽい帯が入るのがこの種の特徴で、見分けのポイントになっています。


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こちらも「タカサゴ科」の「ウメイロモドキ」
明るい青色の体に背びれから尾びれにかけて鮮やかな黄色がとても美しい種です。
わたしがここを「D300」を持って初訪問した時にも撮ってます。
暗い館内でろくに撮影もできずに凹んでいたときにこの種を見てひとめぼれ。
おかげでずいぶん気が楽になったものです(^^)


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一転して地味な色合いの「スジクロハギ」
「カワハギ」ではなく「ニザダイ」の仲間です。
目の後ろあたりに白黒の太いラインが入っているのでアクセントになってますね。
ただ「ニザダイ」の仲間の特徴として尾びれのつけ根にトゲ状の「骨質板」があるんですが、
この写真ではちょっとわからないですね。


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「ナメモンガラ」のオス。
体全体がやや控えめな彩度の黄色をまとい、背びれ・尻びれの先端の黄色と尾びれの赤とともにかなり派手な色合いです。
今回メスは撮ってない(探してない・・・・・^^;)のですが、全体が暗褐色の地味な色合いなんだそう。
オスメスで色合いが違うのはけっこうよくある話ですね。


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浅い海に草原を作り出しているのは「アマモ」
一見すると「海藻」のようですが、実は地上で生育するものと同じ「種子植物」です。
この水槽にはかなりの種類の生きものがいるんですが、結構小さいのでなかなか撮れません(^^;

唯一撮れた、というか根性で?撮ったのがこの「アミメハギ」
お気に入りということもあり、どうしても外せなかったんです。
全長10cm足らずの小さな「カワハギ」の仲間で、小さなひれをピコピコ動かしながら泳ぐところがかわいいんですよ。

「アマモ場
 青あおとした細長い葉の海藻がアマモです。陸上の植物のなかまで、花を咲かせます。
 光のよくあたる内湾の浅い砂泥底(さでいてい)に生えます。
 アマモが草原のように茂る場所-アマモ場はさまざまな生き物の生活の場です。
 アマモの間を探して見てください。いろいろな生き物が見つかるはずです。
 波が静かでよいかくれ場所になるアマモ場は、すみかとして好都合です。
 アマモの葉の表面には藻類が育ちます。それを食べる小型の巻き貝や甲殻類もいます。
 隠れ場所やエサになる小動物が豊富なアマモ場は、さまざまな生き物が子どもの時期に生育の場として利用する
 大事な環境です。
 ところが、東京湾のアマモ場は埋め立てによって大幅に減少してしまいました。」

※説明板より引用、以下同じ


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底の方にいたのは「タコノマクラ」
まるでまんじゅうのようなシルエットをした「ウニ綱」の生きものです。
この上に「タコ」が寝るというわけではないんでしょうけど、いいネーミングですね。


すべて D700+24-120mmF4G/VR


次回は最終回、東京湾の生きものたちです。
by sampo_katze | 2015-10-09 21:15 | 水族館 | Comments(0)


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