相模湾ゾーンの干潟とアマモ場
新江ノ島水族館に行こう!編・第4回


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「砂地にまぎれて・・・」


ここからは「海岸水槽」のエリアです。
「相模湾ゾーン」の中で比較的小さな水槽で飼育されている生きものたちが見られます。
今回はその中から「干潟」「アマモ場」を取り上げてみたいと思います。

「海岸水槽
 海岸は海と陸の境目です。
 相模湾の海岸には砂浜~干潟、アマモ場、サンゴの仲間がくらす逗子(ずし)沖、
 流れ藻がたどり着く江の島の磯や岸壁など、さまざまな環境があり、生物は習性や成長に応じて、
 一番適した場所にすんでいます。」

※説明板より引用、以下同じ


表紙の写真は、「干潟」の水槽にいる「トビハゼ」「ヤマトオサガニ」です。
どちらも体はかなり小さく体色も砂地と似たような感じなので、目が慣れないと見つけにくいかも?
でもここには結構たくさんいるので、探してみましょう。
浅く水が張られていますが、ほとんどが水の外にいますからね。


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「自然の浄化装置 ~干潟~
 川と海の境目、河口に広がる干潟は、川から運ばれてきた有機物を豊富に含んだ泥に覆われています。
 泥に含まれた有機物は、ゴカイ類やカニ類など多くの生物に消費され、これらの生物は魚や海鳥の餌となり、
 干潟から運び去られます。
 干潟は生き物たちによって川からの汚れをきれいにしてくれる浄化装置として重要な場所です。」


「江奈湾[三浦市]
 潮が引くと砂泥の広い干潟があらわれます。
 ここは有機物や栄養分が豊富で、四季を通じてさまざまな生き物が見られます。
 中でもカニ類が多く見られ、泥の中にはテッポウエビや二枚貝、ゴカイなどがくらしています。」



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ちょっとだけ寄ってみます。
マクロや望遠を使えばもっと寄れるんですが(^^;
「ヤマトオサガニ」は水の中に体を入れて目だけ水上に出しています。
一方の「トビハゼ」は水際にいて水の中には入っていないようですね。
普通の魚は「エラ」で呼吸するので水中でなければ基本的に生きられません。
でも「トビハゼ」は皮膚呼吸ができるなど、外でも動き回ることができるようになっています。
しかもその名の通り、ピョンピョンと飛び跳ねることもできるんですよ。
この中でもたまに見ることができますが、さすがに撮るのは難しいですね。


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「ヤマトオサガニ」のアップ。
ニョキッと突き出した目がトレードマーク?
甲羅の大きさと比べてはさみが小さく見えます。



続いては「アマモ場」の水槽です。

「海のゆりかご ~アマモ場~
 陸上のイネ科植物に近い海草類のアマモは、波の穏やかな内湾で太陽の光が十分届く浅い砂泥底に根を張って育ちます。
 アマモが密生している場所は"アマモ場"と呼ばれ、幼魚や小さな生物の隠れ家や餌を見つける場所として重要で、
 生き物たちを育む海のゆりかごの役割があります。」


「長井(小田和湾・おだわわん)[横須賀市]
 アマモは陸上植物と同じ仲間で、花が咲き実を結びます。
 まとまって生えている場所をアマモ場と呼びます。
 多くの生き物たちがここでくらし、産卵にやってくるので「海のゆりかご」とも呼ばれます。」



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まずは「ボラ」から。
「アマモ」の葉を引っ張っているように見えますが、これは表面に着いた何かを食べているところです。
葉は固定されていないのでどんどん動いて行ってしまうんですが、器用に追いかけていました。
うまいもんです。


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砂地の上にいるのは「アシジロハゼ」
初見です。
もう少し前に出てきてほしかったんですが。


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これも奥の方にいた「クモハゼ」
ネームプレートにあった写真は明るい褐色をしていたので、あれ?と思ったんですが(^^;
繁殖期になるとオスはこのように黒ずんだ色になり、背びれや尾びれが明るい色になるとのこと。


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「カミナリベラ」のオス。
例によってこの種も雌性先熟で、オスへと性転換します。
目のあたりを青いラインが入るんですが、光の加減もあってあまり目立ちませんね(^^;


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こちらは「カミナリベラ」のメス。
全体的にオレンジ色で、胸びれの付け根あたりから後方へ黒いラインが1本入ります。
メスは赤っぽく、オスは青っぽいのは「ベラ」の仲間ではよくありますね。


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初見の「ギマ」
銀色の輝くその体から「サバ」「アジ」の仲間かと思いきや、「フグ目」の魚です。
確かに体型や口元は「カワハギ」に近いですね。
分類上は「フグ目ギマ属ギマ科」で、かなり小さいグループのよう。
背びれはたたまれていますが、これは速く泳いでいるためかと。
図鑑写真などではピンと立っている様子が見られます。
背びれの付け根が黒っぽいですが、ほかのひれは黄色っぽい色でアクセントになっていますね。


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そして「アマモ場」ではおなじみの「アミメハギ」
「カワハギ科」の仲間ですが、体長は7~8cmとかなり小ぶりです。
初めは「カワハギ」の幼魚か?と思ったこともありましたが(^^;
体色は個体差が大きいですが、褐色をベースに白っぽい斑点が入っているというイメージがあります。


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こちらは全体的にやや色が薄めですね。


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こちらは腹びれが長く伸びているような感じ。
その先端が黒っぽくなっているので、まるであごひげを蓄えているように見えてしまいました。
そして思わず頭に浮かんだのが「次元大介」・・・・・(^^;
背びれも黒っぽいので、トレードマークの帽子のように見えてきそうです。


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次回は、海のお花畑~逗子沖~の水槽です。
by sampo_katze | 2015-11-02 21:30 | 水族館 | Comments(0)


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