癒しの空間 ~クラゲファンタジーホール~
新江ノ島水族館に行こう!編・第9回


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「"ミズ"の流れに身をまかせ」


今回は3つ目の「クラゲファンタジーホール」です。
初めてここ「えのすい」を訪ねようと思ったきっかけになったのは、とある雑誌に掲載されていた訪問記。
その中でひときわ目を引いたのがさまざまな「クラゲ」を展示しているこの場所でした。
といってもその雑誌に掲載されていたのは2~3種でしたが、後で検索してみてこれは楽しそうだと思いまして。
もともと「クラゲ」は結構好きでしたのでさらに、ですね。

「クラゲファンタジーホール
 美しく無駄のない姿で太古から生き続けてきたクラゲ。
 ここは、"癒し"がコンセプトの、神秘的で幻想的なクラゲの空間です。
 美しきクラゲの世界をお楽しみください。」


「人類が誕生するよりもはるか昔  地球上に現れたクラゲ
 時の流れにのみこまれることなく  ゆったりと拍動する柔らかい生命
 ここは悠久の時を超えて  ふわふわと漂うクラゲの空間
 海月という宇宙です」

※説明板より引用、以下同じ


表紙の写真は、もっとも一般的な種類の「ミズクラゲ」です。
日本近海では普通に見られる種で、「クラゲ」を展示している場所では必ずといっていいほどいますね。
傘の中に四葉のようにならんだ「生殖腺」が特徴で、オスメスの区別もできるそう。
どこかでその見分け方が紹介されていましたが、結構微妙なのでわたしにはできそうもありません(^^;


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ゾーンの最初にいるのがこの「タコクラゲ」
傘に白い斑点が並んでいてなかなかかわいい姿をしています。
体内に「褐虫藻」(かっちゅうそう)を共生させ、それが光合成した栄養を利用するという変わった生態の持ち主。
体の色が褐色になることもあり、その様子が「タコ」のように見えることからその名がついたんでしょうか。
ここにいるのはかなり美白なものばかりですけどね。

「タコクラゲ
 蛸水母  Spotted jellyfish  Masteigias papua
 タコのように自由自在には動けませんが、明るい陽の光の下でプカプカするのが得意です。」



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体内の器官がオレンジ色のものと青いものがいました。
その2種がなかよく並んでプカプカしていたところをパチリ☆
青いのを見たのはこれが初めてだったような?


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英名そのまんまの「パープルストライプドジェリー」は、日本近海では見られない種なんでしょう。
どこに分布しているのかの説明もありませんでしたが(^^;
傘を閉じた瞬間を撮ったので、飾りつけをした照明か何かのように見えます。
触手を長くたなびかせた姿からは優雅な印象すら受けますね。

「パープルストライプドジェリー
 Purple striped jelly  Chrysoara colorata
 傘に縞模様が入る数少ない種類。色味のためか、清涼感があるように感じるのは私だけでしょうか。」



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名前の由来となった傘の模様。
はっきりしたラインとまだら状のラインが交互に入っているのがわかります。
また縁の近くには三角形のような形をした模様が並んでいますね。


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ふわふわ感がたまらない?「サムクラゲ」
英名では「目玉焼きクラゲ」(Fried egg jellyfish)と名づけられています。
この写真では色が淡いのでわかりづらいですが、傘の部分が白身と黄身に分かれているように見えるんですよ。
うまい名前をつけたものです。

「サムクラゲ
 Fried egg jellyfish  Phacellophora camtschatica
 蜘蛛の糸が舞っているかのような 繊細な触手のラビリンスへようこそ。」



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色鮮やかな「アカクラゲ」
日本近海に分布し、触手にある「刺胞」には毒が含まれていて刺されると強い痛みを感じます。
乾燥したものが鼻に入るとくしゃみを引き起こすことから、別名「ハクションクラゲ」と呼ばれることもあるんだそう。

「アカクラゲ
 アカクラゲ  Japanese sea nettle  Chrysaora pacifica
 優雅にたなびくこの美しい触手になら、巻きつかれてみたいとさえ、ふと
 思えてしまいませんか?」



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触手が絡んでしまった2匹。
どちらもなんとかほどこうと躍起になっているように見えます。


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しばらくするとほどけた、というか部分的には切れているように見えるんですが(^^;
なかよく上層の方へと上っていきました。
ところで、切れてしまった触手は再生するんですかね?


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円柱状のちいさな水槽にいた「ブラウンドットジェリー」
「タコクラゲ」を小さく丸っこくしたような形をしています。
ピコピコと元気よく動き回る姿がなんともかわいいです(^^)

「ブラウンドットジェリー
 Catostylus townsendi
 東南アジアに広く分布し、傘にそばかす状の斑点があります。」



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これまでの種とは一転。
まるで原形をとどめていないような姿をしているのは「ユウレイクラゲ」
どこがどうなっているのか?よく見ていてもわかりませんでした(^^;

「ユウレイクラゲ
 Cyanea nozakii
 小型の甲殻類の他に多種のクラゲも食べます。」



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規格外の大きさになるという「ブラックシーネットル」
最長6mってどんだけ大きくなるんだよ!と思わずツッコみたくなりますね。
また照明の関係なのか、赤っぽく見えてしまうのでどこがブラック?というツ(ry
でも触手の先は確かに黒っぽくなってます。

「ブラックシーネットル
 Black sea nettle  Chrysaora achlyos
 最長6mにもなるクラゲ。夢が叶うなら、クラゲに隠れる稚魚のように、
 いつか大海原で一緒に泳いでみたい。」



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「アトランティックシーネットル」はその名の通りに「大西洋」に分布。
白っぽい体に長い触手を持っていますが、これといった特徴がないのも1つの特徴でしょうか(^^;

「アトランティックシーネットル
 Atlantic sea nettle  Chrysaora quinquecirrha
 優雅に漂うシンプルなクラゲ。
 大西洋産ですが、和風のたたずまいも感じられます。」



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最後はお気に入りの「パシフィックシーネットル」
ここへ来るきっかけの1つとなった種です。
鮮やかなオレンジ色と長い触手がとても美しく、華やかな印象を与えてくれます。
しかも数が多く動きもあるので見ていて、そして撮っていて飽きません。

「パシフィックシーネットル
 Pacific sea nettle  Chrysaora fuscescens
 鮮やかな橙色をしていますが、これは薄い表皮の色。
 その下の中身は、本当に透きとおった無色透明です。」



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この水槽内で最も大きいと思われる個体を追いかけていると、ガラス面近くで反転してくれました。
ただでさえ見栄えがするのに、このようなダイナミックな動きが加わると迫力も出ますね。


すべて D700+24-120mmF4G/VR


次回は、太平洋ゾーンの冷たい海エリアです。
by sampo_katze | 2015-11-28 21:05 | 水族館 | Comments(0)


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