名古屋のシンボル・シャチとイルカ2種
名古屋訪問Ⅱ~名古屋港水族館編・第6回


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「最初の水槽」


今回は「名古屋港水族館」のシンボルでもある「シャチ」、そして「イルカ」2種を紹介します。
このエリアは入口がある「北館」を入ってすぐのところにあります。
このため今回の訪問でも最初に見たところですが、掲載順はちょっと入れ替えました。

「大海原への回帰  ・・・5500万年前の決断・・・
  この地球に初めて生命が誕生したのは約35億年前のことでした。そして、太古の海で、無数の生命たちが
 それぞれの進化を遂げ、3億5千万年前の古生代デボン期には、それまで水中生活をしていた魚の仲間の一つが、
 当時無限の可能性を秘めていた陸地に果敢な第一歩を印しました。
  そして時が経ち、1億数千年も地球を支配していた巨大な恐竜たちが滅んでいった時、彼らの陰で細々と生きていた
 小さな哺乳類が一気に陸の主役の座へと躍り出たのです。新生代(しんせいだい)、哺乳類の時代の到来でした。
  この頃、海を制覇していた狂暴な海生爬虫類も滅び、支配するものなき空白の時間が流れていました。そして
 哺乳類の中からふたたび生命の故郷・海へもどることを試みた動物がいました。約5500万年前の出来事でした。
 彼らこそ現在の鯨(くじら)へと進化していく動物だったのです。彼らは水中生活に適応するために、一切の無駄を取り去り、
 ついに言葉に尽し得ない見事な流線型の体を獲得していったのです。地球の長い時間と環境がつくりあげたフォルムです。
  今、私たちは自分以外の無数の生命の存在することの不思議さを忘れ、感動する心を失った虚像と実像の遊離する
 時代に生きています。水族館は、そんな失ってしまった心をとりもどす場としての大切な役割に取り組んでいるのです。
     名古屋港水族館」

※説明板より引用、以下同じ


表紙の写真は、最初の水槽「シャチプール」にいる「シャチ」と鑑賞する「ニンゲン」です。
現在「シャチ」を見られる施設はここと、「千葉県鴨川市」にある「鴨川シーワールド」の2か所だけ。
わたしも過去に見たのは「シーワールド」でしたが、その記憶がほとんどありません(^^;
もちろん撮影は初めてです。
ただ、ここでの一番の人気者といってもいいほどなので撮るのはちょっと大変でしたね。

「シャチ(サカマタ)
 マイルカ科  英名:Killer whale  学名:Orcinus orca
 海洋生態系において食物連鎖の頂点に立ち、「海の王者」と言われる。群れを作り共同で狩りをするなど
 社会性を持った動物として有名。

 体長 雄6~8m(最大9.8m) 雌5~6.5m   体重 雄3~7t 雌2~4t
 寿命 雄約50~60年 雌約80~90年   性成熟年齢 雄10~15才 雌6~12才
 妊娠期間 18ヶ月   出生時体長 約2m

 極めて高い環境適応性を持ち、赤道から極地まで世界の海に広く分布する。外洋でも沿岸でも生活し、河口域にも入る。
 雄は最大1.8mにもなる高く真っすぐな背びれを持つのが特徴である。社会性が強く、3頭から50頭ぐらいの
 群れ(ポッド)を作り、群れは母、娘、孫を中心に母系社会を構成する。血縁の近い群れ同士はそれぞれ
 特有の鳴き声(人間に例えれば方言)を持つ。サケ、ニシンなどの魚類、イカ類のほかアザラシ、アシカ、ラッコ、
 イルカなどの海生哺乳類や、ペンギンを含む海鳥、ウミガメなども捕食する。ときにはシロナガスクジラなどの
 大型のクジラを襲うこともある。同じ海域に棲みながら、異なる餌を採り遺伝的にも異なる集団(エコタイプ)が
 あることが知られている。」



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水槽の外に並んでいる「ニンゲン」たちに興味があるのか、こちらを向いています。
今日はいつもより多いな~とか思ってるのかな?
こちらとしては正面顔を撮れるチャンスですけどね。


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3ショット。
下を泳ぐ一回り小さい子が2012年11月13日に生まれた「リン」(メス 当時3歳)です。
あごの右下の白い部分に不規則な黒い斑点が入っているところがチャームポイント。
また上の2頭のうち1頭は母親の「ステラ」で、もう1頭は姉の「ラン」(9歳)。
彼女たちの区別はちょっとわかりません。
白の斑点の大きさや位置がちがっているんでしょうけどね。


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「リン」と自分の大きさを並んで比べることができるパネルがありました。
生まれてすぐのときの体長は約200cmでしたが3歳になるとほぼ倍になり、体重も約5倍と急成長しています。

「実物大!リンと比べてみよう!
 誕生時 体長:約200cm 体重:160~180kg
 3歳  体長:375cm 体重:900kg」



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笛による指示に従って体重計に乗っている写真です。
おそらくこれが最初の体重測定かと思われ。
誕生してからこれまでは体の大きさからの推測なんですね。
「シャチの公開トレーニング」でも似たような様子を見ることができるようです。
イベントスケジュールをチェックしていれば見られたんですが、このときは気づきませんでした(^^;

「1歳10か月
  体重計に乗って体重が測れるようになりました。
  この日の体重は715kg!!(2014年9月30日撮影)」



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左横顔。
「リン」もこちら側には斑点がないので、これが誰かはわかりません。
ほかの2頭と並んでいれば大きさで「リン」かどうかくらいはわかりますけどね。


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続いてはおなじみの「バンドウイルカ」(ハンドウイルカ)。
単に「イルカ」というとこの種をイメージする方も多いでしょうね。
ここでは底の方でたわむれる3頭をとらえてみました。

「バンドウイルカ(ハンドウイルカ)
 マイルカ科  英名:Bottlenose dolphin  学名:Tursiops truncatus
 映画やテレビ、そして水族館でもおなじみのイルカ。好奇心が強く、人間に慣れやすいため、
 漁師と協力して魚の追い込み漁をおこなったり、沿岸に棲みついて一緒に遊んだりすることもある。

 体長 雄約3m 雌約2.9m   体重 雄約340kg 雌約300kg   寿命 30~45年(日本近海で測定された平均値)
 性成熟年齢 雄8~10才 雌7~10才   妊娠期間 12ヶ月   出生時体長 1~1.1m

 主要分布域
  多くは世界中の暖かい海に生息するが、冷温帯から熱帯までと幅広い。体の大きさや体色などは、分布域により
  極めて変異に富み個体差も大きい。群れをつくり、100頭から多いときには数千頭にもなる。魚類やイカなど、
  主に群集性の獲物を集団で効率的に捕食することが多いが、カニやタコなども食べる。
  英名のBottle dolpin(ボトルノーズドルフィン)は、吻(ふん 口先)から頭部が瓶の形に似ていることから名づけられた。
  船首波(せんしゅは 船が進むときに舳先(へさき)にできる波)や、航跡にできる波に好んで乗ることが
  知られており、航行中の船舶からその姿を観察できることがある。」



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しばらく見ていると目の前を横切るようになったのでショット。
それほど速くは泳いでいなかったので、比較的撮りやすかったです。


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たまにこうしておなかを上に向けてスイーっと泳いでくるときもあります。


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そして頭を上に向けて直立したりすることも。
口を開けてくれたので、規則正しく並ぶ歯の様子も見ることができました。


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こんどは逆立ちを始めました。


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そしてそのまま水面へと徐々に上昇していきます。
水面側から見ると、尾びれを水上に出す様子が見られたかもしれませんね。


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3種目は「カマイルカ」です。
「バンドウイルカ」とはちがってお腹は白、側面から背中にかけては黒と灰色の2色を塗り分けたような体色をしています。

「カマイルカ
 マイルカ科  英名:Pacific white-sided dolphin  学名:Lagenorhynchus obliquidens
 北太平洋の温帯域に広く分布し、日本近海でもよく観察される。カマイルカの和名は背びれの形や色合いが
 草を刈る鎌(カマ)に似ていることから由来する。

 体長 1.7~2.5m(生息域による差が大きい)   体重 75~198kg(生息域による差が大きい)
 寿命 雄 最高42年 メス 最高46年  性成熟年齢 雄9~12才 雌8~11才
 妊娠期間 11~12ヶ月   出生時体長 90~100cm

 主要分布域
  群れで行動することが多く、時には数百頭から数千頭の群れを作る。セミイルカやハナゴンドウなど、
  他の小型のクジラ類と一緒に行動することもある。動きが非常に俊敏で瞬発力があり、ジャンプや宙返りなど
  アクロバティックな遊びが観察される。白と黒のコントラストが美しい体色をしている。その模様は非常に変化に富んでいる。
  群集性の魚類やイカ類を捕食する。日本の水族館ではバンドウイルカに次いで多くの園館で飼育されている。」



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こちらもあおむけ?になってスイーっと。


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西側に回ると幅29mにもわたる巨大な「アンダーウォータービュー」があります。
「メインプール」の下層部分を横から眺められるところで、パフォーマンスの最中は水中でどのような動きをしているかを
観察することもできますよ。
このときは何頭かが並んであおむけで泳いでくる様子が見られました。
おもしろいことにこちらに向かってくるときはあおむけで、向こうに戻るときは普通の姿勢に変わるんですよ。
誰かが考え出した遊びなんでしょうね。

「世界有数の巨大水槽
 このプールは鯨類(げいるい)飼育水槽としては世界有数の規模をほこるものです。
 ・メインプール 13,400トン
 ・メインプールの規模 長さ60m、幅30m、水深12m(最大)
 ・アンダーウォータービュー
  開口部の大きさ タテ4m×ヨコ29m  アクリルの厚み 38cm(最大)」



すべて D700+24-120mmF4G/VR


次回は、進化の海のエリアです。
by sampo_katze | 2016-05-02 21:00 | 水族館 | Comments(0)


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