サンゴ礁の海~東京湾のエリア
サンシャイン水族館2016夏編・第2回


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「南の島でダイビングしている気分?」


館内入口すぐの「ケロレンジャー2016」(今年は7月3日に終了)の小コーナーの次は「サンゴ礁の海」のエリアです。
海はいろいろな顔を持っていますが、まずは暖かい海から始まります。

「さまざまなオアシス  Variety of Oasis
 暖かい海、冷たい海、太陽のふりそそぐ海、暗黒の深海。海中は陸地以上にさまざまな環境がある世界です。
 そして驚くべきことに、そのいずれにも多種多様な生命(いのち)があふれています。
 オアシスの多様さこそが、生命の多様さの理由です。」


「サンゴ礁の海
 暖かく澄んだ海、サンゴ礁。サンゴ礁の海には多くの生き物が暮らしています。
 色鮮やかな魚たち、サンゴを隠れ家とする小さな生き物たち。
 色とりどりの美しい美しいサンゴの仲間。さまざまな生き物が暮らすサンゴ礁は海のオアシスとも呼ばれています。」

※説明板より引用、以下同じ


表紙の写真は、「サンゴ礁の海」の水槽とそれを眺めるお客さんたちです。
開館してすぐ入場したためか、お客さんの数もそれほど多くありません。
これが夏休みになると水槽に近づくのもちょっと大変になりそうですが(^^;


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水槽に近づいてみましょう。
色とりどりの「サンゴ」があり、そのまわりを魚たちが思い思いに泳ぎ回っています。

ところで「サンゴ」は「植物」でしょうか?それとも「動物」
一見すると派手な動きがないので、海底に生えている「植物」のように見えますよね。
でも実は「動物」なんですね。
詳しくは次の説明をご覧ください。
ちなみに分類では「イソギンチャク」と同じ「刺胞動物門花虫綱」(しほうどうぶつもん かちゅうこう)に属しています。

「サンゴは植物?動物?
 サンゴはよく植物と間違われますが、動物の仲間です。
 サンゴの多くはポリプと呼ばれる個体が集まり、集合体となって生活しています。ポリプの断面図を見て分かる様に
 ポリプには触手に囲まれた口があり、ここでエサを食べたり排泄や産卵などを行っています。
 また体内には植物の仲間である褐虫藻(かっちゅうそう)が共生し、褐虫藻が光合成を行った時に生じる栄養素をもらっています。」



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「サンゴ礁の海」にいる魚たちをいくつかピックアップしてみます。
まずはお気に入りの1種の「プテラポゴン・カウデルニィ」
「アマノガワテンジクダイ」という「和名」があるのにもかかわらず、なぜか舌をかみそうな「学名」で呼ばれます。
長く伸びた背びれ、尻びれ、尾びれのシルエットが美しく、散りばめられた白い斑点はまるで星空のよう。
とくに腹びれと尻びれに多く、その様子が「アマノガワ」の名の由来になったんでしょうね。
動きもゆったりとしているので撮影も比較的簡単なところもお気に入りの理由です(^^;


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鮮やかなオレンジ色の体に黒いラインが入る「フレームエンゼルフィッシュ」
それほど大きな魚ではありませんが、色合いが派手なので遠目でもその姿を見つけることができます。
手前の個体は中央の2本の黒ラインの真ん中にオレンジの差し色が入っていますね。


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全体が明るい黄色の細長い体をした「しょうたいふめい」(^^;
背びれの前方に小さな黒い点がワンポイントで入っています。


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こちらは蛍光ペンのグリーンのよう。
よく似た体形ですが、微妙にこちらは体高が高いように見えます。
同種だと思うんですが・・・・・。


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水槽の下の方を見るとド派手な色と模様をまとった魚がいました。
ネームプレートなどがありませんでしたが、のちに「ニシキテグリ」とわかりました。
オスもメスもこのような鮮やかな色と模様を持っているようです。


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「サンゴ礁の海」を後にして次は円筒形の水槽へ。
ここにはたくさんの「マイワシ」が泳いでいます。
体の中心に黒点が横一列に並んでいるのが外観上の特徴で、別名「ナナツボシ」と呼ばれることも。
ただ個体差があり、中央に写っている個体には黒点が見えません。
またすべての個体が上から見たとき時計回りになるように泳いでいますが、たまに逆方向に泳ぐ個体もいるんですよ。

「生命の躍動
 生き残るために群れ、子孫を残すために群れる。
 何千何万という生命(いのち)が集まり、刻々と形を変えていく。
 イワシの群れ、それはまさに生命の塊。イワシの動き、それはまさに生命の躍動なのです。」



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水槽の壁に沿って円を描くように泳ぎ回る「マイワシ」たち。
光の具合によっては青く輝きますが、その群れの中に赤い体をした魚が見えます。
体の形も「マイワシ」が細長いのに対し、長方形のようになっていて明らかにちがいますね。


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水槽の手前側に来たところをつかまえました。
これは「コブダイ」です。
大きいものは1mほどになる大型の魚で、額が大きくふくらんでコブのようになるのが特徴。
といってもこれはオスにだけ見られるものです。
アゴもかなりがっちりしていて、硬い殻を持つ貝類や甲殻類を殻ごと食べてしまうんだとか。
その大きなコブとアゴのためか、横顔が「ニンゲン」っぽく見えなくもない?



続いては「東京湾」の水槽です。
都心から最も近い海なんですが、いろいろな種類の生きものがいます。
意外かもしれませんけど。

「生命の海・東京湾  The Tokyo Bay, The Sea of Life
 大小さまざまな船舶が行き交う東京湾。水面下には波のうねりを受けながら育まれる生命(いのち)があります。
 口の中で卵を守る魚。花のように美しいイソギンチャク。かつては死んだ海とも呼ばれていましたが、今は恵みの海となっています。」



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明るいオレンジ色の体が美しい「ネンブツダイ」
目を通る短く太目の黒ラインと、目の上から背中にかけて長く伸びる細い黒ラインが特徴。
尾びれの付け根にも黒点がありますね。

これととてもよく似たそっくりさんに「クロホシイシモチ」がいます。
ただ見分けるポイントは明確なので、それをつかんでしまえば簡単。
「ネンブツダイ」は先に書いたとおり、目の上のラインが背中のほうまで長く伸びています。
対して「クロホシ~」は目の上のラインの代わりに黒点が入る、またはあっても短く背中までは伸びていません。
また両者の体の色にもちがいがあるようですが、黒ラインに比べるとわかりづらいかもしれません。


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群れをなして泳いでいるのは「ゴンズイ」
動きが結構速かったこともあって、少々不鮮明になっているところはご容赦を(^^;
「ナマズ」のように口の周りにひげがあり、茶色い体に黄色の細いラインが入るのが特徴。
またこのように群れで固まって泳ぐ姿がよく見られます。
また背びれと胸びれの1番目の「棘条」(きょくじょう、ひれの硬いすじ)に毒を持っているので要注意。
刺されると激しい痛みに襲われますよ!


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底の方に目を向けると岩の上に色鮮やかな「ウミシダ」がいました。
これまでもいたとは思うんですが、今回はなんだか気になったので撮ってみました。
よく見ると左下に「ウツボ」が写っていますね。
こちらも気づかなかったな~(^^;


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ピンク色のきれいな「ベニウミトサカ」・・・・・かな?
これもなんだか気になったのでとってみたものです。
「サンゴ」と同じく「花虫綱」に属しています。


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その近くにいたのはいかつい顔をした「トラウツボ」
グワッと開いた口とそこに並ぶ鋭い歯の列は凶悪そのもの!?
目の上に飛び出した角のようなものは実は「鼻」で、正確には「後鼻孔」(こうびこう)といいます。
上あごの先にも細い小さな管のようなものが出ているのが見えますが、こちらは「前鼻孔」(ぜんびこう)。
コワモテだけどちょっとおちゃめな顔をしているんですね。


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最後は岩の上にたたずむ「オキゴンベ」
オレンジ色をした丸っこい体を胸びれで支えているその姿がかわいらしいんですよね。


すべて D700+24-120mmF4G/VR


次回は、生き物たちの不思議のエリアと冷たい海の水槽です。
by sampo_katze | 2016-09-27 21:00 | 水族館 | Comments(0)


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