"Kurage Life"のエリア
鴨川シーワールド編・第9回


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「クラゲエリアのエントランス」


「エコアクアローム」の最後のエリアは「Kurage Life」です。
いうまでもありませんが、ここではいろいろな「クラゲ」が展示されています。
この後にもう1つエリアがあったんですが、とても暗くて撮影が難しかったためパスしています(^^;

ところで、「クラゲ」ってどういう生きものなんでしょうか?
「カサ」とその下に伸びる「触手」を持っていて海底をふわふわとただよっていて、さされると痛い。
ざっくりいうとそんなイメージでしょうか。
でもそれは1つのグループで、なんと「イソギンチャク」「サンゴ」も同じなんだとか。
そしてもう1つ、別の形態を持ったグループもあるんですね。
知らなかった・・・・・(^^;

「クラゲってなに?
 クラゲと呼ばれる仲間には大きく分けて2つのグループがあります。
 一つは「刺胞(しほう)動物」、もう一つが「有櫛(ゆうしつ)動物」のクラゲです。
 ミズクラゲやエチゼンクラゲ、アカクラゲなど、なじみのあるクラゲは刺胞動物の仲間です。
 この刺胞動物にはクラゲ以外にもイソギンチャクやサンゴの仲間もふくまれます。

 有櫛動物
  体に「櫛板(くしいた)」とよばれる細かい繊毛(せんもう)が並んでいて、これを動かして泳ぎます。
  キラキラ反射して見えるのが櫛板です。ポリプ世代を持たず、卵からふ化するとそのまま成長していきます。

 刺胞動物
  体に毒のつまった「刺胞」とよばれるカプセルを持っています。
  クラゲにさされるのは、このカプセルから毒針が発射されて体に刺さるからです。
  イソギンチャクとクラゲとでは、着底生活をおくるポリプ型と浮遊生活をおくるクラゲ型とで体制にちがいはありますが、
  体のつくりは基本的によくにています。イソギンチャクやサンゴの仲間は一生着底生活をおくりますが、
  クラゲの仲間は着底生活(ポリプ世代)と浮遊生活(クラゲ世代)の両方をおくります。」

※説明板より引用、以下同じ


表紙の写真は、「Kurage Life」エリアの入口です。
イラストや写真などはなく、黒地に白い文字が浮かび上がるだけというシンプルさ。
ちょっとびっくりです。


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まずは国内で見られる「アカクラゲ」
「カサ」の中心から放射状に延びる褐色の線が特徴で、「触手」もかなり長いです。

「英名:Brown jellyfish
 学名:Chrysaora pacifica
 カサ径20cmほどになるクラゲで、日本各地で見ることができます。
 カサの赤いしま模様と長い触手が特徴です。刺されるといたいクラゲです。」



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下向きになって「触手」をたなびかせています。
この種だけではありませんが、あまりに長くてほかの個体のとからまっていることがよくあります。
ここでもなってまして、いずれはほどけるんでしょうけどなんだか心配になるんですよね~(^^;


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お次は「スナイロクラゲ」
説明を見ると、「カサ」の大きさは先の「アカクラゲ」と同じくらいに大きくなるようです。
ですが、ここにいた個体は結構小さかったですね。
8月中旬ごろになると「黒潮」に乗ってここの沖合付近にも現れるとのこと。
秋の訪れを告げる風物詩になっているみたいですね。

「英名:Rhizostomous jellyfish
 学名:Rhopilema asamushi
 カサ径20cmほどになるクラゲで、九州から青森の日本海沿岸で多く見られます。
 カサは半球状で肉があつく、食用となるクラゲです。」



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そしてお気に入りの1種の「タコクラゲ」
「カサ」の下に伸びる「口腕」(こうわん)はふさ状になっています。
また「カサ」の表面には白い斑点が入っていてかわいらしいですね。
体色は「タコ」に似た色になるものが多いですが、中には青っぽいものもいます。
どうしてこうもちがいが出るんでしょうかね?

「英名:Spotted jellyfish
 学名:Mastigias papua
 カサ径10~20cmほどになるクラゲで、姿や色がタコに似ていることが名前の由来です。
 体は褐色でカサの表面に白い斑点があります。体内に植物(褐虫藻)が共生していて、光を浴びて栄養をつくります。」



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少し寄ってみましょう。
「カサ」はきれいな半球状で、トレードマークの白い斑点が散りばめられています。
縁の部分が少しくぼみがついていて、斑点が縦長になっていますね。
「口腕」は8本あり、ふさ状の先にも腕のようなものが伸びています。
これは「付属器」とのことですが、どのような役割をしているのかはわかりません。


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華やかな装いの持ち主は「ハナガサクラゲ」
「カサ」は半透明で黒っぽくて細いラインが入り、中にはオレンジ色の「生殖腺」が見えます。
さらに「触手」の先端に蛍光色のようなオレンジや黄緑が入っているのでとても鮮やか。
でもとても強い「刺胞毒」を持っていて、それを使って小魚などをとらえて食べるとのこと。
もちろん「ニンゲン」にも影響があり、死亡例はないものの猛烈に痛むそうです。

「英名:Flower hat jellyfish
 学名:Olindias formosa
 カラフルな装いが大変美しいクラゲです。
 昼間は岩場でじっとし、夜になると泳ぎ出す夜行性のためあまり目にすることがありません。
 毒が強く、刺されると痛みを感じます。」



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一転してシンプルな色とフォルムをした「ギヤマンクラゲ」
今回紹介する「クラゲ」の中ではもっとも小さいです。
「カサ」のふちから「触手」が長く伸び、中央からは口と胃が外に出ています。
そう聞くとちょっとグロい感じがしますね(^^;
でも見た目はとてもかわいらしく、お気に入りの1つです。

ちなみに「ギヤマン」とは「江戸時代」に伝わった言葉で「ガラス」のこと。
語源は「オランダ語」「ダイヤモンド」なんだそうですね。

「英名:Hydrozoan jellyfish
 学名:Tima formosa
 カサ径4cmほどになるクラゲで、東北から北海道沿岸に多く見られます。
 口の基部が長く、胃がカサの外に突き出しています。」



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今回紹介する中で最も大きい「アメリカヤナギクラゲ」
個人的には英名の「パシフィックシーネットル」の方が通りがいいです。
というのも、「新江ノ島水族館」で初めて見たのがその名前だったからなんですが(^^;
赤褐色の大きな「カサ」ととても長い「触手」、さらに白い「口腕」を持ち優美な姿を見せてくれます。

「英名:Pacific sea nettle
 学名:Chrysaora fuscescens
 カサ径50cmほどになるクラゲで、赤褐色のカサと長い触手が特ちょうです。
 カリフォルニアやオレゴン沖で見られる種類です。」



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一風変わった生態を持つ「サカサクラゲ」
その姿はまるで「温泉マーク」のようですね。
海中にただようのではなく、その名の通りに砂の上で逆さになるという生活を送ります。
「タコクラゲ」と同様に体内に「藻類」が入っていて、そこから栄養をとっているんだそう。

「英名:Upside-down jellyfish
 学名:Cassiopea ornata
 熱帯のサンゴ礁の砂の上でカサを下にして生活し、カサ径15cmほどになるクラゲです。
 体の中に藻類がくらしていて、この植物が光合成をして作った栄養を利用しています。」



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触手をアップにしてみると、まるで「サンゴ」のようです。
「クラゲ」の形をしつつ「サンゴ」のように水底で生活するという、中間的な生態なんですね。


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最後は「刺胞動物」つながりで「ミドリイソギンチャク」
「サカサクラゲ」の水槽と並んでいました。
冒頭の説明文もここにあり、「クラゲ」と「イソギンチャク」との比較などがわかるようになっていました。

「英名:Sea anemone
 学名:Anthopleura fuscoviridis
 日本近海で普通に見られる、直径10cmほどの大型のイソギンチャクです。
 砂の中に緑色のイボのある体をうずめて生活します。」



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次回は、ベルーガのいるマリンシアターです。
by sampo_katze | 2016-11-06 21:00 | 水族館 | Comments(0)


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