京都梅小路にある水族館
真夏の出張2016のオフタイム編・第6回


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「水の生きものの浴衣」


翌8月7日(日)。
この日は「京都水族館」を訪ねました。
2014年10月に初めて訪問して以来2回目です。

前日は猛暑の中を「彦根城」に行ってきたんですが、あまりの暑さにコテンパンにやられました。
こんな日に屋外を歩くのは危険すぎる!
ということで、屋内施設を訪ねようと思ったわけです。
近くには「京都鉄道博物館」があり、そろそろ訪ねてみたいとは思っているんですが~。
4月末にオープンしてまだ半年たってませんし、何より夏休み真っただ中なので混雑は必至。
なので訪問はまた先延ばしにしました(^^;


表紙の写真は、入口付近に展示されていた「浴衣」です。
「京都水族館のいきもの」をテーマにしたもんだそう。
涼しげでいいですな~。

「京都市立芸術大学生による「京都水族館のいきもの」浴衣
 京都水族館、京都市交通局及び京都市立芸術大学では、文化によるまちの賑わい創出と公共交通の利用促進に向けた取組を
 三者連携の下、積極的に展開しています。
 この度、京の七夕開催に合わせ、京都水族館において「京都水族館のいきもの」をテーマにデザインされた浴衣を展示します。
 この浴衣は京都市立芸術大学ビジュアル・デザイン専攻4回生が京都水族館でのスケッチをもとにデザイン制作しました。
 また展示期間中は会場などを巡るすいすいスタンプラリーを実施しています。
 ■会期:平成28年8月6日(土)~8月12日(金)

 ~産官学連携の取組について~
  京都市立芸術大学大学院生が、京都駅と京都水族館を結ぶ「水族館シャトル」のラッピングをデザインしたことを契機に、
  平成25年度から、文化によるまちの賑わい創出と公共交通の利用促進に向けた産官学連携取組を開始し、
  これまで4回の取組を実施しました。」

※説明板より引用、以下同じ


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最初は「京の川」ゾーン。
ここには「特別天然記念物」に指定されている「オオサンショウウオ」が展示されています。
特徴などを図示したこのパネル、なんと「チョーク」で描かれているんですよ!
スタッフの手描きによるものなんでしょうけど、とてもリアルでビックリです。

「オオサンショウウオ
 Japanese Giant Salamander  大山椒魚  Andrias japonicus

 愛知県・岐阜県以西の本州と四国・九州の一部。大きさは50~120cm。
 清流と呼ばれる川の中流~上流域にすんでいます。魚類やサワガニなどを食べます。

 鼻先は平たい  イボは対にならない  小さな模様」



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こちらが実物の「オオサンショウウオ」。
顔は平たく、イボがたくさんついているところが特徴。
ここでは人為的に持ち込まれた「チュウゴクオオサンショウウオ」と、それらとの交雑種が展示されています。
市内を流れる「鴨川」にも生息していましたが、2012年度の調査を最後に野生種は見つかっていないとのこと。

「チュウゴクオオサンショウウオ」との違いについてはこちら
2015年2月13日の記事 梅小路公園の市電とオオサンショウウオ


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大きな水槽にはたくさんの「オオサンショウウオ」が折り重なっています。
夜行性ということもあって、このようにじっとしているようです。
それにしてもすごい数ですね(^^;


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同居している「イワナ」「ヤマメ」
小さな白っぽい斑点がたくさん入っている方が「イワナ」で、小判のような模様が並んでいるのが「ヤマメ」です。


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尻びれが長く伸びているのが特徴の「オイカワ」
周りにいるひれの一部がオレンジ色の種はわかりません(^^;


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館内では「若冲とさかなたち」をテーマにしたパネル展示もされていました。
これはご当地生まれの絵師「伊藤若冲」(いとうじゃくちゅう)の生誕300年に合わせたもの。
こちらは「動植綵絵」(どうしょく さいえ)の中の1幅、「蓮池遊魚図」(はすいけ ゆうぎょず)です。

「江戸時代の京都が生んだ天才画家、伊藤若冲。
 錦小路(にしきこうじ)の青物問屋(あおものといや)に生まれ、若い頃から、鶏や野菜、虫の写生に熱中していたといわれています。
 若冲は「動植綵絵」(どうしょく さいえ)や「鳥獣花木図屏風」(ちょうじゅう かぼくず びょうぶ)を中心にたくさんの動植物を
 描いており、いきものに向けられたあたたかなまなざし、いきものの美しさを描き出すこまやかさは、世界的にも高く評価されています。

 京都水族館と小学館は、生誕300年を迎える若冲と、彼の描いたさかなたちに注目しました。
 絵を泳ぐさかなたちと、水槽を泳ぐさかなたちをじっくり見比べてみてください。
 少し違っていたり、実にそっくりだったり。
 若冲とはまた違う、あなたの目に映るさかなたちには、いろいろな秘密がありそうです。
 (協力:宮内庁三の丸尚蔵館)」


「「蓮池遊魚図」(宮内庁三の丸尚蔵館蔵)  この絵の季節はいつ?
  きれいな川に生息するさかなの代表、アユとオイカワが真ん中に描かれています。
  しかし、さかなたちを囲んでいるのは、池によく咲くハスの花。川と池なので、普通はありえない組み合わせです。
  しかも、ハスが水中で咲いているようにも見えるので、不思議な構図の作品として有名です。
  さかなたちに注目しましょう。
  上で群れるアユは、旬の時期。成長した美しい姿です。そして、下で一匹だけ泳ぐオイカワは産卵期。
  婚姻色(こんいんしょく)や追星(おいぼし)といったその時期ならではの特徴をもつ、美しいオスが描かれています。
  アユ、オイカワ、そしてハスの花。どれも初夏から夏の様子です。うだるような暑さの京都にあって、
  夏を彩るさかなたちや花を一緒に描き、少しでも涼しげな絵にしたかったのかもしれません。」



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絵の下の方を切り取ってみます。
「アユ」の群れの下の方にいる1匹の「オイカワ」。
ひれの色が鮮やかに描かれていますが、体色もとても鮮やかになるそうですよ。


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ちょっと先に進んで「京の海ゾーン」の大水槽。
魚も多いですが、夏休みですから見学する人も多かったです。
なので今回は全体を撮っただけで終了・・・・・(^^;

「京の海ゾーン」の魚たちの様子はこちら
2015年2月25日の記事 大水槽のいろいろな魚たち


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「大水槽」の近くにあった「動植綵絵」の中の1幅、「群魚図」(ぐんぎょず)。
「タイ」を中心に18種の魚たちが描かれています。
個人的には「タイ」の後方にいるちょっと奇妙な形をした「ウミテング」がツボですね。

「動植綵絵「群魚図」(宮内庁三の丸尚蔵館蔵)  市場で買ったさかな?
 「群魚図」は、「諸魚図」(しょぎょず)と対の作品。おなじみのさかなたちが見事に描かれています。
 さかなたちは海底をバックに左下に向かっており、海中を泳ぐイキイキとした様子を描きたかったのだと考えられています。
 しかし、よく見てみると、すべてのさかながひれおピンと広げた状態。この姿は図鑑に描かれる標本にそっくりです。
 実は、若冲が育った京都の青物問屋(あおもの といや)の横には魚市場があったとされ、さかなのひれを持ち上げたり、
 ひっくり返したりと、じっくり観察できたようです。若冲は当時流行していた「博物学」という自然の研究に影響を
 受けていたこともあり、さかなたちの特徴が細かく描かれています。」



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大きな「タコ」が目を引くのは「動植綵絵」の中の1幅、「諸魚図」(しょぎょず)。
説明では描かれている「タコ」のあしの数が取り上げられています。
そして「三重県鳥羽市」にある「鳥羽水族館」では50本以上もある驚異の「多足タコ」の標本がありました。

「動植綵絵「諸魚図」(宮内庁三の丸尚蔵館蔵)  イカとタコのあしって何本?
 「諸魚図」には、沖合いを泳ぐカツオやアカヤガラ、深い海を泳ぐイトヨリダイやキアンコウなどが描かれています。
 中でも目を引くのが大きなタコ。そのあしの1本には、小ダコがまとわりついています。
 そして、大ダコをよく見ると真ん中に再生途中のあしのような、小さな突起が描かれています。
 これを含めて数えると、あしが9本!通常より1本多くなります。同じように、対の「群魚図」では、イカのあしが1本
 ちぎれていますが、ちぎれたものを含めるとなんと11本。不思議ですね。
 また、大ダコは他の魚とくらべて大きく描かれ、全長2m以上ありそうです。どちらもマダコだと考えられていますが、
 その大きさから、京都北部の深海から水揚げされる世界最大のタコ、ミズダコである可能性もあり、
 小ダコはその大きさを際立たせるために描かれたのかもしれません。」


驚異の「多足タコ」の標本はこちら
2013年4月4日の記事 Day1-7・伊勢志摩の海 日本の海のエリア


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最後は「ダイオウイカ」の乾燥標本。
巨大な「スルメ」にしか見えません(笑)

「ダイオウイカ(乾燥標本)
 採集日時 2014年12月23日  採集場所 京都府宮津市  全長 320cm(乾燥前)
 大きなものは全長20mを超えるともいわれ、世界最大級の無脊椎動物として知られている。
 生物界で最大級ともいわれる巨大な目によってごくわずかの光をもとらえ、深海の暗闇においても視力を発揮できる。」



すべて D700+24-120mmF4G/VR


次回は、かいじゅうゾーンとペンギンゾーンです。
by sampo_katze | 2016-12-18 21:00 | 水族館 | Comments(0)


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