国内初繁殖のサメの幼魚と大洗の生物コレクション
アクアワールド茨城県大洗水族館に行こう!編・第2回


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「ウェルカムボードもハロウィン!」


「アクアワールド茨城県大洗水族館」の開館時間は09:00。
わたしは「大洗駅」からバスを利用しましたが、多くのお客さんは車を利用されてくる様子。
バスのお客さんはほとんどいなかったですが、開館前のゲート前には結構な数のお客さんが並びましたからね。
かく言うわたしも「水戸駅」近くで前泊しました。
場所柄、公共交通機関でのアクセスはちょっと不便です。
それゆえにこれまで訪問してこなかった・・・・・というのは言い訳ですね(笑)

さて、前泊したので見学には不要な荷物が少々あります。
パターンとしては「水戸駅」のコインロッカーに預ける手がありますが、帰りは「那珂湊駅」から乗る可能性も残されていました。
となると、「勝田駅」で乗り換えた後に1度「水戸駅」で途中下車をしなくてはなりません。
それは面倒なので調べたところ、入場ゲートを入ったところにコインロッカーがあることがわかりました。
これで身軽に見学することができるし、どちらからでも帰れるのでラッキー!
でも、さすがに大きな荷物は預けられないのでご注意を。


表紙の写真は、入場ゲートを入ってすぐ右手にあったウェルカムボードです。
入口すぐの「マーケットプレイス」からすでに飾りつけされていましたが、中も「ハロウィン」一色。
こちらの絵柄もそれをモチーフにしたものになっていました。
もちろんベースはここにいる生きものたちで、左下は「エトピリカ」
メイクをしたような顔ですが本物もこんな感じなんですよ(^^)


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ホールに設置された小さな水槽。
ここには国内の水族館では初めて繁殖に成功した「ポートジャクソンシャーク」の幼魚がいました。
幼魚といっても生まれてきた時点で約20cm弱と結構大きいですけどね(^^;

「ポートジャクソンシャーク  Heterodontus portusjacksoni
 ポートジャクソンシャークはオーストラリア・ニュージーランドの沿岸に広く分布するネコザメの仲間です。
 岩礁地帯で生息し、ウニや小魚などを食べて生活しています。
 ネコザメの仲間では最も大きくなり、通常全長は150cmくらいですが、237cmにまで成長したものが見つかった記録もあります。
 オーストラリア・シドニー近郊のポートジャクソン湾で捕獲された個体が最初に記載されたのでこの名前で呼ばれています。

 孵化幼魚と卵殻
  ポートジャクソンシャークは長さ約14cmもある大きな卵を産みます。
  卵殻はドリルの刃のように捻じれていて、岩の隙間に産み付けやすいようになっています。
  この卵は9~10か月でふ化し、全長約18cmの幼魚が生まれます。体は小さいですが、
  このサメの特徴であるタスキをかけたような独特の縞模様がくっきりと現れています。
  日本の水族館としては、当館が2015年8月に初めて繁殖に成功しました。」



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ふ化した直後の写真も展示されていました。
シルエットは「ネコザメ」そのものですが、明るめの配色なのでよりかわいらしく見えます。


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水槽の右上に置かれていたのは卵。
説明にあったようにドリルの刃のようならせん状の外観が特徴的です。
この卵からも幼魚が生まれるのかな?


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幼魚の実物。
2匹いたんですが、どちらも元気いっぱいに水槽の中を泳ぎ回るのでなかなかとらえきれません。
結構待った末にようやく落ち着いてくれたんですが、残念ながら後ろ向き(^^;
でも体に入る暗褐色のラインの形がよくわかります。



常設展示?のエリアへと進みます。
最初は「出会いの海ゾーン」です。

「A 出会いの海ゾーン  大洗の生物
 大洗は「出会いの海」。黒潮と親潮が沖で出会い、那珂川(なかがわ)と大平洋が河口で出会い、陸と海が磯や砂浜で出会います。
 その出会いの場所には、いろいろな生物がすんでいます。」



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左手にあるのは「大洗の生物1」エリアの「マイワシ」の泳ぐ円筒水槽です。
高さは2mほどあり、その中をたくさんの「マイワシ」が銀鱗を輝かせて泳ぐ様子が見られます。
水槽内には水流が作られているようで、目の前の「マイワシ」はゆっくりと進みます。


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水槽に少し寄ってみます。
入口から差し込む光がガラス面に反射してしまうので、撮影はちょっと大変(^^;
できるだけ反射の少ないところを探し、光の当たらないところに魚が来るようねらって撮りました。
ここでも結構時間がかかりましたね~。


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水槽の上にあった「シラス」「シラウオ」のちがい。
「シラウオ」は「宍道湖七珍」(しんじこ しっちん)の1つに数えられますが、あまりなじみがありません。
「サケ目」とありますが、「アユ」「シシャモ」などとともに「キュウリウオ目」に属しているよう。
またもう1種の「シロウオ」は初耳です。


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おとなりは「大洗の生物コレクション」の小水槽。
4つの水槽が並んでいます。


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1つ目にいるのは「シロウミウシ」
「ウミウシ」の仲間を見るのはずいぶん久しぶりのような気が?
ちなみに英語では「Sea Slug」、つまり「海のナメクジ」というそう(^^;

この「シロウミウシ」はたぶん初見。
2本の角(=触角)と白地に黒っぽい斑点のため、より「牛」っぽい感じがします(笑)

「シロウミウシ [イロウミウシ科]  学名:Chromodoris orientalis
 大きさ:5.5cm  分布:本州以南
 特ちょう:体は白や黄白色で、背面は細い帯で縁取られ、黒く丸い斑紋がある。」



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上には「ウミウシは巻貝の仲間」との説明が。
殻がないということはなるほど、「Sea Slug」という名称も言いえて妙?

「ウミウシは巻貝の仲間
 巻貝は前鰓類(ぜんさいるい)と後鰓類(こうさいるい)の2つのグループに分かれます。
 前鰓類:鰓が心臓より前にある。(貝類)   後鰓類:鰓が心臓より後ろにある。(ウミウシ類)」



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2つ目はこちらも初見の「エゾアワビ」
一般的?な「クロアワビ」も見たことあったかな(^^;
両者のちがいは表面のシワだそうです。

「エゾアワビ [ミミガイ科]  学名:Haliotis discus hannai  英名:Ezo abalone
 殻長:14cm  分布:北海道南部以南~茨城県、朝鮮半島
 特ちょう:南方種のクロアワビに似ているが、殻の表面にシワが多い。おもに褐藻を食べる。

 種苗(しゅびょう)生産
  高級食材として知られるエゾアワビですが、漁獲するだけでは生息数が減ってしまいます。
  そこで、安全な水槽の中で卵を産ませて、外敵が少なくなる大きさまで育てた後、海に放流しています。
  この育成を種苗生産と言います。

 アワビの赤ちゃんはどんな姿?
  親貝から産み出された卵は約半日でふ化してトロコフォア幼生になります。
  この幼生は海中を浮遊しながら生活し、やがてベリジャー幼生に変態します。
  ベリジャー幼生は遊泳、着底を繰り返しながら生活しやすい場所を見つけて稚貝になります。」



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3つ目は「イワガニ」
かなり小さな種で、甲羅の長さは4cmほど。
こちらも甲羅に入る細かいシワが特徴とのこと。
右は同居している巻貝の仲間の「イボニシ」
ほかの貝類を食べるんだそうです。

「イワガニ [イワガニ科]  学名:Pachygrapusus crassipes  英名:Striped stone crab
 甲長:4.5cm  分布:北海道南部以南、韓国、東部太平洋(カリフォルニア~チリ)
 特ちょう:甲らには、多数の横すじがある。」


「イボニシ [アッキガイ科]  学名:Thais clavigera  英名:Warty murex
 殻長:3~5cm  分布:北海道南部、男鹿半島以南
 特ちょう:殻の表面は、黒い帯もようがある。殻口内(かくこうない)は黒い。」



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「カニの泡ふき」の説明。
あまりよくないことなのかな?と思ってたんですが、呼吸の一環だったんですね~。


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最後は真っ赤な「ウメボシイソギンチャク」
小さいころに図鑑で見て、その名前のインパクトがやたら大きかった記憶があります。
触手が引っ込んでいるとその色合いといい、形といい、まさに「梅干し」ですね(^^)

「ウメボシイソギンチャク [ウメボシイソギンチャク科]  学名:Actinia eqina  英名:Beadlet anemone
 体の直径:3cm  分布:本州中部~九州
 特ちょう:体は紅色で口をとじると梅干しに似る。」



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イソギンチャク」は「クラゲ」「サンゴ」と同じ仲間。
「鴨川シーワールド」でも説明がありましたが、ちょっと意外な感じでした。

「イソギンチャクは何のなかま?
  イソギンチャクは刺胞(しほう)動物のなかまで、クラゲやサンゴと同じグループになります。
  イソギンチャク(サンゴも含む)は固着(こちゃく)生活しかしませんが、クラゲは固着生活と浮遊生活をします。

 イソギンチャクのエサの食べ方
  イソギンチャクは触手に刺胞(毒針)をもっています。触手を使ってエサをつかまえ、口まで運んでゆっくりとのみ込みます。」



すべて D700+24-120mmF4G/VR


次回は、大洗の生物のエリアの続きです。
by sampo_katze | 2017-01-26 22:00 | 水族館 | Comments(0)


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