飼育種数日本一!世界の海ゾーン・サメの海エリア
アクアワールド茨城県大洗水族館へ行こう!編・第7回


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「大型のサメが悠然と泳ぐ」


2階の「深海ゾーン」のエリアを抜けるとエスカレーターで3階へと上がります。
3階は入口と同じフロアなので戻ってきたわけなんですが、そんな感じはありませんけどね。
さて、3階の最初は「世界の海ゾーン サメやエイの仲間」ゾーン。
「アクアワールド」のウリの1つである「サメ」が数多く展示されているところです。
何しろ種類は日本一とのことですからね。
また説明には恒例の?「サメ」と「エイ」の見分けも書かれていました。
体のシルエットだけでは見分けられないんですね。

「サメの祖先は、今から約4億年前に出現しました。現生のサメは、およそ1億年前までに現れ、
 その後あまり変化していません。現在では世界の海におよそ500種生息しています。
 エイは、今から2億年ほど前にサメの仲間から分かれたといわれていて、およそ640種生息しています。
 どちらも骨が柔らかい軟骨魚類(なんこつぎょるい)に含まれ、板鰓類(ばんさいるい)と呼ばれるグループに属します。
 サメとエイはエラ孔の位置で見分けることができます。
 サメのエラ孔は胸ビレの前に開いているのに対し、エイのエラ孔は腹側に開いています。」

※説明板より引用、以下同じ


表紙の写真は、ゾーン最初にある大きな水槽の外観です。
ここには4種のサメがいますが、最も多いのが「シロワニ」で全長約3mにも達する大型種。
そんな「シロワニ」だけで6匹もいるので、水槽も相当大きいものになっています。


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こちらが「シロワニ」。
小さめの頭に前に突き出た上あご、前側面に5つの「鰓裂」(さいれつ)が並ぶ堂々たる体躯。
そして尾びれの上側が長く伸びていて、いかにも「サメ」といった雰囲気です。

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顔のアップ。
その目と、口からのぞく鋭い歯がいかにも獰猛そうな顔つきですよね(^^;
でも「シロワニ」は見た目とは裏腹におとなしい性格なんだそう。
ちなみに英名では「Grey nurse shark」(グレイ ナース シャーク)と呼ばれます。

ところでこの水槽には先にも書いた通り6匹の「シロワニ」がいて、それぞれの特徴が掲示されていました。
飼育スタッフも見分けに使っているようですが、素人のわたしには見分けがつかず。
このアップも何匹かを撮っておこうと思ったものの1つなんですけど、撮る時点でアウトでした(苦笑)

「この水槽のサメやエイには、健康管理のために全ての個体に番号や名前をつけて識別をしています。
 飼育員はそれぞれの個体を体についた傷や大きさ、雌雄、動作の特徴などで見分けています。」


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2種目の「レモンザメ」、英名でも「Lemon Shark」です。。
「シロワニ」と比べるとややほっそりとしたシルエット、体色は白っぽい黄色でこれが名前の由来とか。

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3種目の「クロヘリメジロザメ」
先の2種とはちがい、背中側が黒っぽいので見分けやすいかな?

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横顔のアップ。
先の2種と比べると歯が目立たないので表情もやわらかく見えます。
ですが攻撃性はやや高めのようで、人が襲われたこともあるんだとか。

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4種目は「ナースシャーク」、和名は「コモリザメ」といいます。
全体に丸みを帯びていて、特に頭は先の3種とはちがい先端があまり伸びていません。
またひげが2本ついているのがわかりますね。
底の方でじっとしていて、動いてもゆったりとしたものです。

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「アクアワールド」では「サメ」の繁殖にも取り組んでいます。
これはその一環として「トラザメ」の仲間3種の卵を紹介しているものです。
大きさにちがいはあれど、端を切り落としたような楕円形につるがついているのが特徴的ですね。

「サメの子どもたち
 サメはどの種類でも交尾をして、体内受精を行います。
 しかし、種類によって卵を産むもの(卵生)と子どもを産むもの(胎生)に分かれます。
 この水槽のトラザメの仲間は卵生でツルのある卵殻に包まれた卵を産みます。
 親魚は海藻などにツルを絡めて産卵し、潮に流されるのを防ぎます。」


「サメの繁殖研究
 アクアワールド・大洗では、海でサメを捕獲して展示するだけでなく、館内での繁殖事業にも取り組んでいます。
 この事業は、孵化した幼魚を育成して展示を継続するとともに、それぞれのサメの繁殖生態を解明することを目的としています。
 ・トラザメの孵化幼魚
  卵は産出後、18.0℃で育成すると平均182日で孵化しました。孵化幼魚は平均すると、全長9.2cm、体重3.0gでした。
 ・ナヌカザメの孵化幼魚
  卵は産出後、18.0℃で育成すると平均211日で孵化しました。孵化幼魚は平均すると、全長17.2cm、体重15.4gでした。
 ・ブラウンシャイシャークの孵化幼魚
  卵は産出後、19.9℃で育成すると平均119日で孵化しました。孵化幼魚は平均すると、全長11.5cm、体重6.2gでした。
 ※孵化までの日数は育成水温により変化します。」



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ちょっと変わった産卵をするという「ナガサキトラザメ」
詳しくは次の説明でどうぞ。

「変わった産卵をするサメ
 通常、卵生のサメの卵は産み出されたあとに発生が始まります。
 また、サメたちは左右1対の子宮をもっていますが、卵生のサメでは1つの子宮に1個の卵が入っています。
 しかし、ナガサキトラザメは親ザメの子宮の中で卵がある程度(胎児の全長が約7cm)育ってから産卵します。
 しかも、子宮の中には複数個の卵が入っています。
 これは、卵生から胎生になる途中の段階ではないかと考えられています。」



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最後は「トラザメ」の幼魚たち。
かなりたくさんいますね!
「トラザメ」は比較的あちこちの水族館で見られますが、幼魚がこれだけたくさんいるのはさすがに見た記憶がないような?


すべて D700+24-120mmF4G/VR


次回は、沖縄の海のエリアです。

by sampo_katze | 2017-02-23 21:00 | 水族館 | Comments(0)


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