マンボウとサメ・その2と冷たい海のエリア

アクアワールド茨城県大洗水族館へ行こう!編・最終回



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「横向きにもなるよ」



「オーストラリア」近海の水槽群を見た後は、ここのもう1つの目玉である「マンボウ」の水槽へと移動します。
ここの「マンボウ」の水槽は270トンもあり、専用水槽としては日本最大!
その中を8匹が悠然と泳ぐ様子を見ることができます。
これだけの数が泳いでいるのはほかにはないので、なかなか迫力がありますよ。


表紙の写真は、横向きになって泳ぐ「マンボウ」の様子です。
説明にあるように、海面ぎりぎりに浮かび上がって体を横に向けることはしばしば見られるよう。
でも飼育下でこのような姿勢になっているのを見るのは今回が初めてです。
これは日光浴をしているなどいろいろな説があるようですが、はっきりしたことはわかってないようですね。

「マンボウ
 マンボウ科  英名:Ocean Sunfish  学名:Mola mola
 体長3m  分布:世界中の温帯・熱帯域
 沖の表層から中層をゆったり泳いでいますが、海面に横になっていることもあります。
 皮ふは厚く、ざらざらしていて、尾びれがなく変わった形をしています。
 クラゲや小型の魚などを食べます。」

※説明板より引用、以下同じ


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「マンボウ」がいる水槽には内側を取り囲むようにシートが張ってあります。
これはほかの魚たちとちがって「マンボウ」は方向転換が苦手なため。
大きな体と少々特殊な形をしたひれが影響してますね。
これだけ大きい体となるとゆっくり泳ぐとはいえ、壁にぶつかってしまうとダメージも大きいですから。
見た目とは裏腹に、皮膚はかなり弱いようですし。

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続いては「世界のサメ」エリアの第2弾。
まず最初は「ツマグロ」(妻黒)です。
ひれの先端部分に黒いアクセントが入っているところが特徴で、名前の由来にもなっています。

「ツマグロ
 メジロザメ科  学名:Carcharhinus melanopterus  英名:Blacktip Reef Shark
 体長2.5m  分布:世界の熱帯~亜熱帯の海域」


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お気に入りの1種の「トラフザメ」
明るい褐色の体に暗褐色の斑点が入っているので、「トラ」というよりは「ヒョウ」のような感じ。
でも幼魚のときはこの模様が「トラ」のようなしま模様なのでこの名がつきました。

成魚は結構あちこちで見ましたが、幼魚の姿はなかなかお目にかかれず。
でも2014年9月、「三浦半島」にある「油壷マリンパーク」を訪ねたときに初めてみることができました。

「トラフザメ
 トラフザメ科  学名:Stegostoma fasciatum  英名:Zebra shark
 体長3.5m  分布:インド洋~西部太平洋」


「トラフザメ」の幼魚を見たときの記事はこちら
2014年11月26日の記事 特別展示・サメ


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水槽の端っこでまどろんでいた子がいたので顔のアップを。
体は大きいですが、目はかなり小さめ。
ほかの種も体に比べて目が小さいことから「小さい目~小目・サメ」となった、という説もあるようです。
また「サメ肌」という言葉の由来ともなっている皮膚のザラザラ感も見ることができました。
場所によっては、種類はちがうものの体表をさわって体感できるところもあるんですよね。
そういえば体感したことがないな~。

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底の方で固まっていたのは「ネムリブカ」という種類。
夜行性のためか、よくこうして重なるようにして休んでいる様子が見られます。

「ネムリブカ
 メジロザメ科  学名:Triaenodon obesus  英名:Whitetip reef shark
 体長3.5m  分布:インド洋~西部太平洋」


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ちょっと奥の方にいたのは「オオセ」
やはり底の方でじっとしていることが多いです。
この写真ではわかりませんが、口の周りに「皮弁」(ひべん)と呼ばれるひだのようなものがあるところが特徴ですね。

「オオセ
 オオセ科  学名:Orectolobus japonicus  英名:Japanese wobbegong
 体長1m  分布:北西部太平洋」

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「オオセ」の仲間の「タッセルドウォビゴング」、和名では「アラフラオオセ」と呼ぶようです。
「皮弁」は細かく枝分かれしていて、「オオセ」のそれとは大きく異なっています。
また頭と胸びれがやや大きめで、全体的にぽってりとした体形になっていますね。

「タッセルドウォビゴング
 オオセ科  学名:Eucrossorhinus dasypogon  英名:Tassled wobbegong
 体長1.2m  分布:南西部太平洋」


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ここからは「オホーツクの海」のエリアです。
丸っこくてかわいらしい姿をした「フウセンウオ」がいました。
わたしの好きな「ダンゴウオ」の仲間で、お腹にある腹びれから変化した吸盤で岩などにくっついています。

この子たちはここでふ化したもので、まだ幼魚ですね。
正面から見るとまるで「スライム」のようです。
さて、こんな魚があらわれたらどんなコマンドでいきますか?

「フウセンウオ
 ダンゴウオ科  学名:Eumicrotremus pacificus  英名:Balloon lumpfish
 体長6.2cm  分布:オホーツク海南部~北千島、東シナ海北東部」


「フウセンウオの秘密
 フウセンウオはダンゴウオの仲間で、オホーツク海をはじめとする冷たい海に生息します。
 成魚の大きさは6cmほどで、風船のような丸い体が特徴です。
 フウセンウオのお腹を見ると、腹びれが吸盤のように変化しています。
 この腹びれを使って、岩などの表面にくっついて生活しているため、あまり泳ぎません。

 フウセンウオは、オスが貝殻などを利用した巣の中で、卵をふ化するまで保護します。
 この水槽でもフウセンウオの赤ちゃんが6月にふ化しました。
 生まれたばかりの大きさは約6mmで、渦巻きのような模様がありました。
 これからの成長がとても楽しみです。」


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岩が並んでるだけのようにみえますが、真ん中の赤っぽい色をしているのは「アツモリウオ」です。
名前の由来は「平安時代」末期の武将である「平敦盛」(たいらのあつもり)で、鎧兜をまとった様子からつけられました。
しっかり姿が見えないのが残念ですが(^^;

ちなみに「敦盛」は17歳のとき「一ノ谷の戦い」「源氏」方の「熊谷直実」(くまがいなおざね)に討たれます。
この故事にちなんだ「クマガイウオ」というのも同じ「トクビレ科」にいるんですよ。
そういえば「クマガイウオ」は見たことがあったかな・・・・・?

「アツモリウオ
 トクビレ科  学名:Hypsagonus proboscidalis  英名:Barbed hunchback poacher
 体長17cm  分布:富山湾・岩手県以北~オホーツク海、東シナ海」


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「タコ」の仲間では最大種の「ミズダコ」
大きなものでは体長3mにもなるといい、まさに「大ダコ」です。
生息しているのは、国内では「東北地方」より北のエリアの冷たい海域。
「マダコ」に比べると水っぽいことからその名がついたとされますが、味はそれほど大きな違いはないよう。

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アップにすると耳みたいな「皮弁」が見えます。
頭にもいくつかついていますが、この部分は特に目を引きますね。

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触腕を広げるとこんな感じ。
かなりの迫力があります!
吸盤もかなり大きく、これでつかまれたら大変なことになりますね(汗)

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「フサギンポ」かな?
細長い体で、顔の周りにたくさんの「皮弁」がついています。
体色は比較的地味ですが、顔の装飾で目立ってる感じ?

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正面から見たところ。
目が大きく、くちびるもぽってりしていてなんとも愛嬌のある顔をしています。

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胸びれを立てて体を支えているのは「トクビレ」
細長い体ですが、先の「フサギンポ」?とは対照的にどちらかといえば角ばっている感じ。
そのためか「ハッカク」(八角)という呼び名の方が定着しているようですね。
あごの下にはたくさんのひげのようなものが見えます。
手前にいるのは「モロトゲアカエビ」かと。

「トクビレ
 トクビレ科  学名:Podothecus sachi  英名:Sailfin poacher
 体長35cm  分布:富山湾・宮城県以北、朝鮮半島東岸、ピーター大帝湾」


「モロトゲアカエビ
 タラバエビ科  学名:PPandalopsis japonica  英名:Morotoge shrimp
 体長13cm  分布:福井県~北海道、サハリン、韓国東岸」


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最後は「オオカミウオ」
大きな口を持っていて、その間から立派な歯がのぞいていることもあります。
これを使って硬い殻を持つ貝や甲殻類も平気でかみ砕いてしまいます。
結構コワモテですが、水槽の中ではこのようにじっとしていることが多いですね。
1度その食事シーンを拝見したいものですが。

「オオカミウオの歯のつくり
 オオカミウオは、硬い貝類やエビ・カニ類を噛み砕くことができる強力な歯を持っています。
 歯のかたちは2つあり、キバ状に見えるのが肉などを噛み切ることができる犬歯(けんし)で、
 口の中にある歯が硬いものをすりつぶすことができる臼歯(きゅうし)です。」


ここには屋外にステージなどがあるんですが、今回は望遠ズームを持って来てなかったので(汗)
「ペンギン」「イルカ」などはすべてパスしてしまいました。
遠征で荷を軽くしたかったからとはいえ・・・・・ちょっと後悔。

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帰りは「ひたちなか海浜鉄道」の「那珂湊駅」(なかみなと)まで徒歩で移動します。
「アクアワールド」からは約2kmほどのところ。
途中「那珂湊おさかな市場」など立ち寄りスポットがあるんですけど、今回はスルーしてしまいました(^^;

ここから「常磐線」「勝田駅」までは15分ほどです。
「Suica」「ICカード」は使えませんのでご注意を!


すべて D700+24-120mmF4G/VR



次回から新シリーズ、掛川花鳥園編です。


by sampo_katze | 2017-03-01 21:00 | 水族館


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