大海原へのいざないゾーン
2017年初撮り in しながわ水族館編・第4回


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「青いトンネル」


「東京湾に棲む生物たち」ゾーンまでは地上階ですが、次のゾーンからは地下階へと移ります。
階段とエレベータがあるのでどちらかお好きな方でどうぞ。
ちなみに階段の方は周囲の壁が鏡張りになっているので、何とも不思議な感覚になりますよ。

さて、地下階の最初は「大海原へのいざない」ゾーン。
水槽内に設けられた透明なトンネルを通り抜けていきます。
幅2mに高さ2.3m、長さは22mあるとのこと。
小さな種から大きな種まで様々な魚たちが泳ぎ回っているので楽しめますよ~。
大きな種が頭上を通過するときは迫力満点!


表紙の写真は、「大海原へのいざない」ゾーンの様子です。
左方向へと緩やかに曲がる通路が伸び、その上にかまぼこ状にくりぬかれた水槽が広がります。
ゾーン内は薄暗く、青白い光で包まれているので撮影はちょっと大変。
でも少し深く潜ると海の中はこんな雰囲気になるんでしょうね。
ちょうどお客さんがいなくなるタイミングだったのでちょっとした貸し切り気分になれました。



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1階にある「群を作る魚たち」ゾーンの水槽群と通路を挟んで向かい側にある窓から。
このように「大海原へのいざない」ゾーンは上のフロアからも見ることができます。
水面の揺らめきがあるので、中の魚たちを鮮明に見ることはできません。
でも一緒に来たお友達なんかをトンネル内を歩いているところを上から見つけたり、うまくいけば撮ったりできるかも?
ちなみにこの大水槽で使われている水は500tもあるとのこと。


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トンネル入ってすぐ左手にいたのは「カスリハタ」
灰色っぽいベースに暗褐色の大きめな斑紋が入っています。
1991年(平成3年)10月の開館当時からいるという当館の最長老。
在籍年数は26年。
さすがに生まれてすぐこちらに来たとは考えにくいので推定年齢は30歳以上?
そのせいかはわかりませんが、あまり泳ぎ回る様子を見たことがありません。

その奥で負けじと?大きく口を開けているのは「ニセゴイシウツボ」です。
白っぽい体に小さな黒点が散りばめられているところが特徴。

「和名 カスリハタ
 分類 スズキ目ハタ科マハタ属
 英名 Potato grouper
 学名 Epinephelus tukula
 飼育水温 26~27 ℃
 棲息環境 サンゴ礁域や岩礁域
 食性 魚類や甲殻類
 産卵 不明
 全長 1.5m
 生態など 暗褐色の黒っぽい斑が「絣(かすり)模様」に似ていることが名前の由来です。
      当館のカスリハタは水族館がオープンした1991年からずっとこの水槽で飼育されています。」


「和名 ニセゴイシウツボ
 分類 ウナギ目ウツボ科ウツボ属
 英名 Black-spotted moray
 学名 Gymnothorax isingreena
 飼育水温 26~27 ℃
 棲息環境 サンゴ礁域や岩礁域
 食性 魚類や甲殻類
 産卵 不明
 全長 2m
 生態など 碁石(ごいし)のような黒色斑があることが名前の由来です。」

※説明帳より引用、以下同じ


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こちらも白っぽい体に小さな黒点が石垣のように並んでいます。
残念ながら名前がわからない「めいしょうふめい」です(^^;


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淡いピンク色の体をした「オキフエダイ」
目の上や胸・腹・しりびれが黄色く、なんだか春らしい色合いの持ち主です。
また説明にあるとおり、背びれと尾びれの端にごく細い白いラインが入っていますね。
特に背びれはたたまれ気味の上に黒っぽいラインも入っているのでわかりづらいですが。
でもそこが見分けるときの最大のポイントとなっているようです。

「和名 オキフエダイ
 分類 スズキ目フエダイ科フエダイ属
 英名 Blacktail snapper
 学名 Lutianus fulvus
 飼育水温 26~27 ℃
 棲息環境 岩礁域
 食性 魚類や甲殻類
 産卵 不明
 全長 60cm
 生態など 幼魚期は河川に入り、成長すると海に戻ります。
      背鰭上縁と尾鰭後縁が白くなることで他のフエダイ類と区別できます。」



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ちょっと順番を変えて、トンネルを抜けた先の水槽の外側から。
水槽に向かって左手下の方に並んでいたのは「アカヒメジ」(左)と「アミメフエダイ」

「ヒメジ」の仲間は、あごの下に1対の長いひげのようなものを持っています。
このひげはセンサーのような働きをして、砂の中に隠れている小動物などを探すことができるんだそう。
「アカヒメジ」は淡いピンク色をベースに、ひれや体の中央に黄色のアクセントが入っています。
先の「オキフエダイ」のように春らしい雰囲気ですが、時と場合によって濃い赤色になることもあるよう。
そのため「アカヒメジ」という名前になったそうです。

「アミメフエダイ」は左右方向に伸びる赤みがかった縦しまが目立ちますが、
背中側にはそれに垂直に入る横しまが入って網目のように見えることがその名の由来だそう。


「和名 アミメフエダイ
 分類 スズキ目フエダイ科フエダイ属
 英名 Checkered snapper
 学名 Lutianus decussatus
 飼育水温 26~27 ℃
 棲息環境 サンゴ礁域や岩礁域
 食性 魚類や甲殻類
 産卵 不明
 全長 25cm
 生態など 赤褐色の横帯(おうたい)、縦帯(じゅうたい)が交差して網目模様に見えることが名前の由来です。」




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トンネルに戻ります。
通路の左側にいたのは「アカマツカサ属」の一種と思われ。
大きな目の上には黒いラインのようなものが入っています。
また体は赤いですが、うろこに白い部分が入っているので全体が網目模様に見えます。
ひれの前端は濃い赤でアクセントになっているところも特徴的。
でもよく似た種が多いので同定が難しいです(^^;


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「アカマツカサ」の向こうにいるのは「ツチホゼリ」かなぁ?
白っぽい体にそのちょっと独特の顔つきには見覚えがあります。
決め手には欠けますけどね。
以前どこかで見たときは、水槽の底の砂を掘り返してしまう云々ということが書かれていました。
その行動が名前の由来となったようです。


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ネームプレートの上からちらっと。
しばらくにらめっこ状態になりました(^^;
鼻腔が2つ、縦に並んでいるのがわかりますね。


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上を見上げると「ツバメウオ」によく似た「アカククリ」が泳いでいきます。
前回訪問時のブログでもまったく同じような構図の写真をアップしてますが(笑)
今回は口元の形が少しわかりやすかったので、「アカククリ」で間違いないかと。

「和名 アカククリ
 分類 スズキ目マンジュウダイ科ツバメウオ属
 英名 Dusky batfish
 学名 Platax pinnatus
 飼育水温 25~27 ℃
 棲息環境 サンゴ礁
 食性 雑食性
 産卵 不明
 全長 35cm
 生態など ツバメウオに似ていますが、口元が突出していることで区別できます。
      幼魚は全体が黒っぽく各鰭がオレンジ色に縁どられています。
      これは有毒のヒラムシ類に擬態していると考えられています。」



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体側に「小」の字のような特徴的な模様を持つのは「センネンダイ」
成長するとこの模様が薄れてなくなる個体もいるようです。
体形は「フエダイ属」特有の吻が伸びたようなシルエットをしています。

「和名 センネンダイ
 分類 スズキ目フエダイ科フエダイ属
 英名 Emperor red snapper
 学名 Lutjanus sebae
 飼育水温 25~27 ℃
 棲息環境 沿岸の岩礁域やサンゴ礁
 食性 肉食性
 産卵 春、3~5月の日没後、大きな群れとなり一匹のメスのお腹を数匹のオスがつつくようにして求愛する。
    その後水面近くへとらせん状に泳ぎ産卵します。
 全長 40cm
 生態など 幼魚は海岸近くでみられマングローブ域にも入ります。また、ガンガゼなどウニ類との共生がみられます。」



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原始的な姿を今もとどめている「ターポン」
大型種で見た目もなかなかカッコイイので撮りがいがあります。

「和名 ターポン
 分類 カライワシ目イセゴイ科イセゴイ属
 英名 Atlantic tarpon
 学名 Megalops atlanticus
 飼育水温 26~27 ℃
 棲息環境 沿岸部の河口域
 食性 魚類や甲殻類
 産卵 初夏に浅海で産卵します。卵は卵径1.8mmほどの分離浮性卵です。
 全長 2m
 生態など 太古より体の形状をほとんど変えずに生き延びた「古代魚」です。
      別名「シルバーキング」ともよばれ、スポーツフィッシングの対象魚として人気があります。」



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「ヨスジフエダイ」の群れ。
黄色っぽい体に4本の縁取りつき白いラインが入っているところが特徴。
改めて見ると、ここには「フエダイ」の仲間が多いんですね~。
今まで意識したことがなかったな(^^;


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こちらは「ヒメフエダイ」の群れ。


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最後は水中を撮影する「カメら君」と本物の「アオウミガメ」
「アオウミガメ」は頭をブロックに乗せてお休み中のようです。
また「カメラ君」はトンネルを抜けた先のエリアに操作卓があります。
新しく「4K」タイプも導入されたようですよ。


すべて D700+24-120mmF4G


次回は、世界の大河からのゾーンです。
by sampo_katze | 2017-05-12 21:00 | 水族館 | Comments(0)


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