珍しい魚たちのゾーン
2017年初撮り in しながわ水族館編・第6回


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「めでたい紅白のエビ!」


照明の少ない「世界の大河から」のゾーンを抜けて、明るい「珍しい魚たち」のゾーンへ。
通路の両側に比較的小型の水槽が並びます。
どちらから見てもOKですが、一通り見たらまた戻る必要があるんですよね。
なのでわたしはほかのお客さんの状況を見ながら、右を見たり左を見たりと移動します。
ちょっと大変ですけど、その方が効率がいいので。


表紙の写真は、小型のエビの「シロボシアカモエビ」です。
体全体は赤で小さな白い斑点が入り、「歩脚」「触角」は白く鮮やかなコントラスト。
なんだかおめでたい雰囲気ですね。

「和名 シロボシアカモエビ
 分類 十脚目モエビ科ヒゲナガモエビ属
 英名 White-socks shrimp
 学名 Lysmata debelius
 飼育水温 25~27 ℃
 棲息環境 サンゴ礁域、水深20m前後のサンゴ礁斜面や水路斜面にある岩礁の岩穴などに生息しています。
 食性 魚の体表についた寄生虫など
 産卵 不明
 全長 8cm
 生態など 体は鮮やかな赤色で複数の白色点があります。赤い体によく映える白い脚を持っているため、
      ホワイトソックスともよばれます。ウツボなどほかの魚の体表についた寄生虫を食べ掃除することから、
      クリーナーシュリンプとしても有名です。」

※説明帳より引用、以下同じ


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通路右側にある最初の水槽には「オウムガイ」がいました。
ヘルメットをかぶった、足の多い「タコ」のような姿。
「タコ」や「イカ」と同じく「頭足網」に属しているものの、その形態は何億年も前から変わっていないそう。
そのため「生きている化石」の1つとされます。
確かにこうして改めて見てみると、なんとも不思議な外観です。

「和名 オウムガイ
 分類 オウムガイ目オウムガイ科オウムガイ属
 英名 Chambered nautilus
 学名 Nautilus pompilius
 飼育水温 18 ℃
 棲息環境 水深100~200m
 食性 死んだ魚介類や脱皮した殻など
 産卵 交接腕を使って、オスがメスに精子を渡しそれを受精させます。卵は硬い殻に覆われており、10ヶ月前後で孵化します。
    幼体は成体とほぼ同じ姿をしています。
 全長 30cm
 生態など イカ・タコと同じ仲間(殻に入った頭足類)ですが、墨汁の袋は持っていません。
      90本ほどある触手を使いエサを捕食します。殻の内部は規則正しく仕切られていて、細かい部屋に分かれています。」



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「タツノオトシゴ」の仲間の「ビッグベリーシーホース」
そもそも見た目に不思議な体型をしていますが、このときはみんなして下向きになっていてより不思議さを増してました。
この種は雌雄をお腹の形で簡単に見分けることができます。
下や左上の子のように丸く膨らんだように見えるのがオス、背中と同じような形状をしているのがメスです。
産卵するのはメスですが、それをお腹に抱えて保護するのはオスの役目なんですね。

「和名 ビッグベリーシーホース
 分類 トゲウオ目ヨウジウオ科タツノオトシゴ属
 英名 Big-belly seahorse
 学名 Hippocampus abdominalis
 飼育水温 18 ℃
 棲息環境 沿岸の岩礁域、藻場、水深100mのところまで棲息
 食性 動物プランクトン、カイアシ類、ヨコエビ
 産卵 春と秋が繁殖期です。メスがオスの腹部にある育児嚢(いくじのう)に産卵し受精します。
    オスは育児嚢の中で孵化した稚魚を産出します。
 全長 20cm
 生態など 世界最大のタツノオトシゴの仲間です。「シーポニー」や「ポットベリーシーホース」などの
      別名をもっています。体色は個体によってさまざまです。」



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同じ水槽の右上に区切られた一角がありました。
なんとここには今年の元旦生まれの幼生が!
「辰年」だったらよかったのに~!(笑)


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こちらにいたのは「ヒトデ」の仲間たち。
左の壁に張りついているのが「カワテブクロ」で、左下にいるのは「マンジュウヒトデ」
この2種はかなり肉厚の種ですね。
真ん中に5つの黒い突起を持っているのは「コブヒトデ」です。
腕の方にも小さい突起がついていますが、右にいるのは少し小さめ。

「カワテブクロ  Granular sea star
 熱帯のサンゴ礁域などの浅海に広く生息している大型のヒトデの仲間です。
 まるで革のグローブのような太くて短く、そして厚い腕がなによりの特徴です。
 動物の死骸や有機物などを食べており、25cmほどの大きさになります。」



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「ヒトデ」たちの水槽の中を泳いでいるのは「アケボノハゼ」です。
体長は6cmほどとかなり小さめ。
体の前半分は白くて後ろ半分は紫色をしているようですが、ここにいるのは後ろの方も白いですね。
尾びれの上下端は赤みを帯びていて見た目がきれいです。
第1背びれは長く、立てると旗のように見えるそう。
でもこのときはたたまれていて、それが見えなかったのはちょっと残念。


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通路の左側に移ります。
こちらはおなじみ?の「ピラニアナッテリー」
光沢のある体にオレンジ色のアクセントが顔の下からお腹へと続いていてきれいです。
また尾びれが白黒のしま模様になっているんですね。
何度も見てきているのに、そのことに今回初めて気がつきました(^^;

「ピラニア・ナッテリー
 この魚は、アマゾンの人食い魚としてあまりにも有名です。
 しかし、それらの話しには、たぶんに誇張されているものもあるようです。
 ピラニアの凶暴性は、種類や時期・場所によってことなるようですが、産卵後オスが卵を守っている時期は
 特に攻撃的になるようです。」



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ここからしばらくは「タスマン海」に棲む魚たちの水槽です。
「タスマン海」は「オーストラリア」の南東・「タスマニア島」「ニュージーランド」にはさまれた海域です。

最初に登場するのは「ムーンライター」(Moonlighter)。
丸みを帯びた体形に、白と褐色のしま模様をまとっています。
中央の帯はまっすぐですが、頭と尾の方に向かってそれぞれふくらむような形に変わっています。
そのおかげで正面から見ると平たい体が円筒のようになっていると錯覚してしまいます?
背中の一番盛り上がったところの背びれはたたまれているように見えますね。
これを広げると「ヒレナガハギ」のように高く伸びるのかな~。


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同じく白と褐色のしま模様をまとう「オールドワイフ」
こちらは吻がややとがり気味に伸び、各ひれも高く伸びていてなかなか美しい姿をしています。
シルエットは「エンゼルフィッシュ」のようにも見える?


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3種目はまた似たような色とラインですが「マグパイパーチ」
体高はもっとも小さく、体を通るラインは太いです。
今まで何度か見ていながらよくわからない種でした。
でも説明の「タカノハダイ科」と言われると、なるほど雰囲気がよく似ています。

「和名 マグパイパーチ
 分類 スズキ目タカノハダイ科ケイロダクティルス属
 英名 Magpie perch
 学名 Cheilodactylus nigripes
 飼育水温 17~18 ℃
 棲息環境 水深60cm以浅の岩礁域や砂泥地
 食性 小魚、甲殻類、動物プランクトン
 産卵 不明
 全長 40cm
 生態など 幼魚期は港の中など水深1mほどの浅瀬で、岩や海草に隠れて生活しています。成魚になると3本目の黒帯が薄くなります。」



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小さくてかわいい「オーネイトカウフィッシュ」(Ornate cowfish)。
小さい体でちょこまかとよく動くので撮るのはちょっと大変。
でもその美しい模様は撮らずにいられない!

オスメスで体の模様がちがうそうですが、このときはとにかく撮ることが最優先。
後で調べてみるとこちらはオスでした。
水玉のような小さな斑点が体全体にちりばめられ、顔からお腹にかけてはやや複雑な縞模様が入っているのが特徴。
メスは斑点がなく、全体に迷路のようなラインが入るんだそうです。
色もオスの方が派手なのはほかの種や鳥類でも見られますね。


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冷たい海の水槽からは「オオカミウオ」です。
いつもはそのコワモテをアップにしてしまいますが、今回は横から全身を見ることができました。
しかもガラス面のすぐそばにいるのは初めてかな。

コワモテに見えるのは、硬い殻をもつ「甲殻類」「貝類」をもかみ砕いて食べるためにあごが発達したためかと。
でもこうしてみると意外と顔は小さく、スタイルもそれほど悪くないですね。

「オオカミウオ
 世界中には5種類の仲間が生息し、日本では1種のみが北海道以北~オホーツク海・ベーリング海に分布しています。
 水深50~100mの岩場にすみ、両顎には4本の犬歯が並び、甲殻類や貝などをかみくだいて食べています。
 産卵は10~11月でオスが卵塊(らんかい)を抱き、ふ化するまで守ります。」



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この水槽には枯れ葉だけ・・・・・?
いえいえ、それにまぎれて「リーフフィッシュ」がいます。
色がちがいすぎるので違和感があるかもしれませんがじっと動かず、体の形も枯れ葉のよう。
自然の中だったら気づけないでしょうね。


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水の底に置かれた朽ちた木に寄りそうように。
めずらしく?上向きになっていました。


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「電気魚」の一種「デンキナマズ」
強力な電気を発生させることができる種で、その電圧は最大で400V!
でもボスがあまりに有名のためか、今一つ影が薄い存在でもあります(^^;
ここにいるのはそれほど大きくありませんが、1mを超えることもあるんですね~。

「デンキナマズ  Electric catfish
 ナイル川水系やニジェール川水系などの河川に生息し、昼間は物陰などに潜み、夜になると活発に行動します。
 全長は最大で120cm、体重も20kgほどになります。外敵から身を守るときや、餌を捕らえるときに放電し、
 最大で400Vもの電気を発生します。自分の放電に感電しないように電気を通しにくい脂肪で体が覆われており、
 ずんぐりした体型をしています。」



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最後は「電気魚」界のラスボス、「デンキウナギ」です。
最大電圧は600Vで、これは国内の「路面電車」に使用されるものと同じです。
といっても彼らがその最大値を出力できるのはほんの一瞬だけ。
でないと体力がいくらあっても足りませんからね。
また「デンキナマズ」同様、電気を通しにくい脂肪を蓄えているので自らが感電することはありません。



すべて D700+24-120mmF4G


次回は最終回、海の楽園とシャークホールです。
by sampo_katze | 2017-05-16 21:00 | 水族館 | Comments(0)


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