海の楽園のゾーンとシャークホールのシロワニ
2017年初撮り in しながわ水族館編・最終回


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「南国の海の縮図」


「しながわ水族館」最後のエリアです。
「海の楽園」「企画展示」、そして「シャークホール」と続きます。
まずは「海の楽園」の水槽を見ていきましょう。

「海の楽園
 北緯30度から南緯30度の間には、熱帯・亜熱帯の海が広がっています。
 この海域には、北赤道海流・南赤道海流・赤道反流などの暖流が流れ、これら暖流の影響で、
 水温が25~30℃と一年中暖かい環境になっています。
 水の透明度も良く、コバルトブルーの輝きを放ちます。水深50~100m位の深さでも太陽光線が海底まで充分に降り注ぎ、
 色とりどりのサンゴの仲間が成育しています。栄養にも富んでいて、餌も豊富にあるため、様々な生物に出会える場所です。
 ここは、もっとも美しく、最も多様な命の宝庫。まさに、「楽園」の名にふさわしい海域なのです。」
※説明板より引用、以下同じ


表紙の写真は、「海の楽園」の水槽のほぼ全景です。
小さな水槽ながらも色とりどりの魚たちが泳ぎ回っています。
先の「海の宝石箱」ほどではありませんが、なかなか華やかな感じですね。


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この水槽の中で最大種の「メガネモチノウオ」
別名の「ナポレオンフィッシュ」の方が知られているかもしれませんね。
どちらも外観の特徴を指したものですが、目元から伸びるラインは幼魚のときから見られます。
幼魚の体色は白っぽいベースで褐色のラインはより目立ちますから。

「和名 メガネモチノウオ
 分類 スズキ目ベラ科モチノウオ属
 英名 Humphead wrasse
 学名 Cheilinus undulatus
 飼育水温 25~27 ℃
 棲息環境 サンゴ礁、岩礁域
 食性 小魚や貝類など
 産卵 通常は単独で生活していますが、繁殖期になると群れをつくります。
 全長 2m
 生態など 世界最大のベラの仲間。若いとき眼の後ろに黒い線があり、それが和名の由来です。
      別名ナポレオンフィッシュともよばれ、成長するとおでこがコブ状につきだし、
      その形がフランスの皇帝ナポレオンがかぶっていた帽子(軍隊帽)に見えることが由来です。」



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横からや正面気味からは見たことがありますが、意外にも背中側から見ることはこれまでありません。
それはこの種に限ったことではありませんけどね。
先ほどと同じ個体ですが、光の加減で色がずいぶん黄色っぽくなっています。


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三角形のおむすびのようなシルエットの持ち主は「ツバメウオ」です。
見た目が丸っこいので、あまり「ツバメ」っぽくはないんですが(^^;
「トンネル水槽」にはよく似た見た目の「アカククリ」がいますが、あちらは吻がやや突き出ています。

「和名 ツバメウオ
 分類 スズキ目マンジュウダイ科ツバメウオ属
 英名 Longfin batfish
 学名 Platax teira
 飼育水温 26~27 ℃
 棲息環境 沖合の中層域
 食性 雑食性
 産卵 不明
 全長 60cm
 生態など 背鰭と臀鰭(しりびれ)が上下に広がっている様子が、ツバメが羽を広げた姿に似ていることが
      名前の由来のようです。」



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「ツバメウオ」の手前を横切るこの子。
白黒で色合いは地味ですが、その模様はなかなか派手で見映えがします。
体色もさることながら体に対して目が大きく、背びれと尻びれの後端が後ろに伸びているシルエットが独特。
でも残念ながら「めいしょうふめい」
わかりやすい見た目なのですぐわかりそうなものなんですが・・・・・(^^;


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こんどは白黒が反転して褐色の斑点が散りばめられている「サラサハタ」
濃い褐色の斑点は小さく、淡い褐色はぼかしたような大きな模様になっていますね。
顔がずいぶん小さく、まるで前に引き伸ばされているような感じです。

「和名 サラサハタ
 分類 スズキ目ハタ科サラサハタ属
 英名 Humpback grouper
 学名 Chromileptes altivelis
 飼育水温 25~27 ℃
 棲息環境 沿岸の浅い岩礁域やサンゴ礁
 食性 肉食性
 産卵 不明
 全長 47cm
 生態など 体にある黒い斑点が美しく、ユニークな形から観賞用としても人気があります。」



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こちらも「トンネル水槽」にもいた「センネンダイ」
体の側面に漢字の「小」が描かれて?いるので印象に残りやすいかも。
「ウニ」類との共生が見られるとのことですが、この模様がトゲに溶け込んでカモフラージュしているんでしょうか?
さすがに模様が太すぎるか(笑)

「和名 センネンダイ
 分類 スズキ目フエダイ科フエダイ属
 英名 Emperor red snapper
 学名 Lutjanus sebae
 飼育水温 25~27 ℃
 棲息環境 沿岸の岩礁域やサンゴ礁
 食性 肉食性
 産卵 春、3~5月の日没後、大きな群れとなり一匹のメスのお腹を数匹のオスがつつくようにして求愛する。
    その後水面近くへとらせん状に泳ぎ産卵します。
 全長 40cm
 生態など 幼魚は海岸近くでみられマングローブ域にも入ります。また、ガンガゼなどウニ類との共生がみられます。」



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岩の穴から顔を出しているのはこれまた「しょうたいふめい」
「サメ」の仲間であることは間違いなんですが。
でもこれだけだと同定するのは難しいです(^^;
詳しい方ならすぐわかるんでしょうけど。


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水槽の横にまわると真正面から見ることができた!
ちょっとおまぬけな感じですが、めちゃくちゃかわいい!
ひげが2本伸びているんですね。


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ちなみに全体はこんな感じ。
「ドチザメ」のようですが、やっぱり決め手に欠けます(^^;
こういうときに限ってネームプレートなどの情報がないんですよね。


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正月らしい飾りつけがされているのは「しな水の干支水槽2017」
今年は「酉年」ということで、漢字では「鶏魚」と書く「イサキ」が展示されていました。
って、「鶏魚」と書いて「イサキ」とは知らなかった(^^;

「酉年の魚"鶏魚
 「鶏魚」と書いてイサキと読みます。これはイサキの背鰭の形がニワトリの鶏冠(とさか)に似ていることが語源とされています。
 ときどき広げる背鰭を観察してみてください。イサキは日本各地で地方名があり、なかでも南紀地方では「カジヤゴロシ」と、
 ちょっと変わった名で呼ばれます。これはイサキの骨が非常に硬く、骨が喉に刺さって死んだ鍛冶屋さんがいたことから
 名が付いたとされています。
 この他にも幼魚のうち縞模様がイノシシの子に似ることから「ウリボウ」「イノコ」などと呼ばれることもあります。

 鶏魚(イサキ)  Chicken grunt
  東北以南の日本各地の沿岸に分布し、岩礁域などで群れを作って生息する。
  幼魚のうちに見られる縞模様は成長と共に薄れていく。
 
 縞鶏魚(シマイサキ)  Sharpnose tigerfish
  東北以南の日本各地の沿岸や汽水域などに分布する。浮袋をしぼませて「グゥグゥ」と音を出すことから、
  丹後地方では「ウタウタイ」とも呼ばれる。
 振袖海老(フリソデエビ)  Harlequin shrimp
  太平洋からインド洋にかけての珊瑚礁に分布。
  鋏足(はさみあし)が葉状に大きく発達し、和服の振袖のように見えることが名前の由来。ヒトデを捕食する。」



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出口に最も近い水槽にいるのはやや大型の「サメ」の仲間の「シロワニ」
全長約4mにもなるやや大型の種です。
ここには2匹が悠然と泳ぎ回っています。

「和名 シロワニ
 分類 ネズミザメ目オオワニザメ科シロワニ属
 英名 Sandtiger shark
 学名 Carcharias taurus
 飼育水温 22 ℃
 棲息環境 温帯~熱帯海域
 食性 魚やイカなどの頭足類、まれに哺乳動物
 産卵 冬と春に交尾し、母体の子宮内で卵から孵ります。産まれた仔サメは、子宮内で他の卵や仔サメを食べながら、
    6ヶ月から12ヶ月後に全長100cm程度の仔サメを2尾出産します。
 全長 400cm
 生態など 世界中の水族館で展示されています。飼育下では特に危険な行動は見せないため、おとなしいサメとして
      紹介している水族館も多いですが、人間やボートに対して攻撃をした例も報告されています。
      当館では、万一に備え、潜水清掃の際にアンチシャークスーツという金属製の防護服を着用しています。」



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体の割には顔が小さいです。
そして小さいながらも鋭い目、大きな口。
さらにその口元には鋭くとがった歯が並んでいて、迫力満点!
見た目はなかなかのコワモテですが、性格は穏やかで攻撃的ではないとのこと。
とはいえ、その気がなくてもこの鋭い歯が危険であることには変わりありませんね。


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接近したところを激写!
う~ん、やっぱりコワイ(^^;


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「シロワニ」の水槽の先は出口。
でも、入場券の半券があれば当日中は何度でも再入場することができます。
こちらは出口からすぐのところにある「レストラン ドルフィン」
食事ができるところはここと「しな水庵」があります。
あとはここから少し離れないとありません。
「しながわ区民公園」の中でお弁当を食べるというのも手ですね。


すべて D700+24-120mmF4G


次回から新シリーズ、タイ出張編です。
by sampo_katze | 2017-05-18 21:00 | 水族館 | Comments(0)


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