アジア園最奥の東部エリア
新望遠レンズで動物園訪問!@多摩動物公園編・最終回


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「人だかりができるその先に・・・」


今年最後の更新です。
また「東武動物公園」「東山動植物園」「ズーラシア」、そして「多摩動物公園」
4園をめぐってきた「新望遠レンズで動物園訪問」シリーズも今回で一区切り。
やはり「70-200mmF2.8E FL VR」「TC-14EⅢ」組み合わせは最高ですね(^^)
レンズの方は以前使っていたものから2世代後のものになるのでなおさらでしょうけど。

さて、今回は「アジア園」の奥まったところにいる仲間たちを紹介します。
まずは前回の「ユキヒョウ」のエリアのとなりへと進みます。


表紙の写真は、そのとなりのエリアの様子です。
斜面には木が生い茂っていて、手前の柵などがなければ自然そのままの森のようです。
その柵の前になにやら人だかりができていますね。
人々の目線やレンズを向けている方向にはなにやら茶色い毛玉のようなものが見えます。
ここにいるのは何でしょう?


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ここにいるのは「レッサーパンダ」です。
頭から背中へと続く赤みがかった褐色、尻尾は濃淡のしま模様で顔と耳は白。
目の下にもラインが入り、脚はかなり黒っぽい色をしています。

「パンダ」といえば先週から赤ちゃんの公開が始まった「ジャイアントパンダ」が注目の的。
でもこちらも負けず劣らずかわいいですよね?
そしてちょうど「おやつタイム」が始まるということもあって、お客さんもたくさんきていたようです。


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スタッフが枝に刺した「リンゴ」の薄切りをくわえました。
前回訪問時にも見られましたが、彼らの好物のようですね。
「おやつタイム」の時間が迫ってくると、なんだかソワソワしているのがわかりましたから。


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右前足で器用につかんでいます。
「レッサーパンダ」の指は5本ですが、「ヒト」とちがって親指も他の4本と同じように上向きになっています。
そのため、そのままでは写真のようにものをつかむことはできません。
ですが手首のところに骨の突起があり、「ヒト」の親指と同じような役割をしてくれるんです。
「ジャイアントパンダ」も同じような構造を持っていて、手首の突起は両側に1つずつあります。

「ジャイアントパンダ」の手の骨格はこちら
2014年2月11日の記事 栄養を求めて&サイズへの挑戦~自然を生き抜く工夫


今回は出遅れた上にお客さんも多かったので、あまり撮れませんでした(^^;
そこで3年前の様子をリンクしておきます。

2014年4月14日の記事 アジア園のレッサーパンダ@おやつタイム


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その南に進むと「ウシ科」の仲間の「ゴールデンターキン」がいます。
説明には「カモシカ」の仲間とありますが、正確には「ウシ科ターキン属」を構成する唯一の種。
国内ではここのほか「ズーラシア」「和歌山県白浜町」「アドベンチャーワールド」でのみ見ることができる希少種です。
短い角が見えますがこれは雌雄ともにもっているので、その区別はできません。
毛色に黒がまじっていることからメスかもしれませんね。

「ターキンは何の仲間?
 偶蹄目ウシ科に分類され、2000~4000m級の急峻な高山に適応した希少動物でカモシカの仲間です。
 群れで生活し、草や木の葉を食べて、急斜面を移動します。
 生息地によりアッサムターキン、ブータンターキン、スーチョワンターキン(四川)、
 ゴールデンターキンの4つの亜種に分けられます。

 ゴールデンターキンの生息地
 ゴールデンターキンは、中国中央を東西に走る秦嶺(ちんりん)山脈(3767m)に生息しています。
 ここは自然保護区になっており、ターキンの他、ジャイアントパンダ、朱鷺(とき)、
 キンシコウなどの希少動物が生息しています。
 オスの体毛が金色に見えることから、ゴールデンの名がついたといわれています。

 どんな動物?
 おとなしそうですが、とても力が強く、激しく角で体当たりすることがあります。
 壁に前肢をかけて立ち上がる姿もよく見られます。
 体の臭腺から油のような液が分泌されると、体毛がべとつき、体が茶色く見えます。
 そのせいかターキンには他の動物にない独特の香りがします。」

※説明板より引用、以下同じ


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岩壁にたたずむ1頭。
全体が明るく、見方によっては金色にも見えるのでオスのようですね。
こんな隅っこで何をしているのかな?


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すると顔を傾けて口を開け、舌を動かしています。
こうして上から流れ落ちてくる水を飲んでいたんですね。
あまり効率のいい飲み方ではありませんが、たまっている水よりも冷たいからなのかな?


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「ターキン」のところから先に進むと「アジアの平原」ゾーンがあります。
ですが、そのさらに先は生きものたちがいない長い下り坂が続くので今回はパス。
「レッサーパンダ」~「ユキヒョウ」と、元来た道を戻ります。
そして「ユキヒョウ」のところから分岐するやや細い道を抜けていくことにしました。
その先にいるのが「シカ科」の仲間の「シフゾウ」です。

漢字では「四不像」と書くなんとも奇妙な名前の持ち主。
一見すると「シカ」のようですが、説明を見るとその理由がわかります。
ただ、それぞれの特徴が当てはまっているかどうかというと難しいですね(^^;
こちらも国内では「広島市安佐動物公園」「熊本市動植物園」でしか見られないそう。

「シフゾウってどんな動物?
 角はシカ  頭はウマ  体はロバ  ひづめはウシ
 に似ているが、そのどの動物でもない、という意味で「四不像」(シフゾウ)と名前がつきました。」



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立派な角の持ち主はオス。
「シカ科」の仲間なので毎年生えかわります。
頭は「ウマ」といいますが、この立派な角のため余計にそのイメージが薄まるような感じがします。


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角がないこちらはメス。
せめて横を向いてほしかったところです・・・・・(^^;
ただこちらから見ると、なんとな~く「ロバ」っぽい雰囲気が感じられます。


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変顔のオス(笑)
これはたぶん「フレーメン反応」によるものかと。
よく「ウマが笑う」と表現されるあれですね。


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「正門」方面に向かって歩いていくと、左側に「ウシ科ヒツジ属」の仲間の「ムフロン」がいます。
家畜の「ヒツジ」はこの種を飼い慣らして生まれたとされているそう。
こちらもカールした立派な角を持っています。
ですが「ウシ科」の仲間は「シカ科」とはちがい、角は生えかわりません。
カールした先が平らになっているのは人為的に切られているからでしょう。
その切り口も結構な太さになっているので、切られていなかったらどれだけ長かったのか興味があります。


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こちらはメス・・・・・かな?
角がありますが、耳の半分くらいの長さしかありません。
でも等身もかなり小さいので、もしかすると子どもなのかも。


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となりにいるのは「ウシ科タール属」の仲間の「ヒマラヤタール」
「タール属」とは聞き慣れない名前ですが、「半ヤギ」という意味を持つんだそう。
確かに「ヤギ」に似ていると言われればそんな気もするような??

角はオスメスともに持っています。
そしてオスは首から胸にかけてふさふさの毛を持っているので、そこで見分けることができます。
つまりこの子はメスということ。
なぜかオスは撮ってません(^^;
階段の上の方にいると書いてあったので、上がるのが面倒だったのかも・・・・・。

「ふさふさのオスは、どこで見られるの?
 野生のヒマラヤタールは、4歳ごろになるとオスは生まれ育った群を離れて暮らすようになります。
 秋から冬の繁殖の時期になると、オスたちはメスのいる群の周辺に集まり始め、最も力の強い個体が
 メスと交尾する権利を勝ち取ります。
 現在、多摩動物公園には3頭のオスのヒマラヤタールが飼育されていますが、
 オスどうしの戦いで大きな怪我などを負うことが無いよう、一番力が強く繁殖に適している個体は1頭で生活しています。
 また、動物園では親子や兄妹などの血縁どうしで繁殖がなるべくおこらないよう
 毎年計画を立てて繁殖の時期だけ決まったオスとメスを同居させています。」



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横から見たところ。
メスもかなり大きな角を持っているのがわかります。


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最後は「インドサイ」です。
ちょうど通りがかったとき、2頭が角を突き合わせて向かい合っていました。
雰囲気からしてオス同士の争いのよう。
こんなシーンはなかなか見られないのでラッキー!と思いながら眺めていました。


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とはいえ、体や角をぶつけ合うような激しい動きはしません。
押し合って力比べをしている感じでしたね。
ただ左の子の方が力が上のようで、このあとずいぶん押し込まれていました(^^;
でも右の子も押し込まれてはいたものの、勝負をあきらめてなかったですね。
最後はどうやって決着がついたんだろう?
ちょっと気になります。


すべて D700+70-200mmF2.8E FL VR+TC-14EⅢ


今年はこれにて終了。
年明け1月2日からは新シリーズ、晩秋の上野動物園編がスタートします。


それではみなさん、よいお年をお迎えください!
by sampo_katze | 2017-12-30 21:00 | 動物園 | Comments(0)


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