北陸散策編・第3回。
潮風どおりは歩道部分にアーケードがついた商店街(豪雪対策か?)なのですが このときは台風接近もあってか、3連休とはいえひっそりとしていました。 氷見を訪ねたこの日は雨は降っていませんでしたが、風が結構強かったです。 ただ、普段はどんな雰囲気かまではわかりませんが・・・。 話変わって。 氷見の町にはお魚のほか、藤子不二雄(A)先生お気に入りのキャラクター 「忍者ハットリくん」のオブジェやからくり時計があります。 今回、からくり時計には寄らなかったのがちょっと失敗・・・近くにあるのに(^^;。 参考HP 忍者ハットリくん ものすごい顔で泣いてますが、これは彼の唯一にして最強の忍法「涙パワー」です。 たしか、ものすごい大音量の鳴き声で敵味方関係なくダメージを与えてたような・・・?? ただ、こうして写してみると「商店街で迷子になって泣いている」としか見えませんね(^^; 推定年齢も5歳だってことですし・・・。 伊賀忍者「服部半蔵」の子孫である「ハットリカンゾウ」(服部貫蔵)。 推定年齢10歳とのことですが、あらゆる忍術を使えるというある意味スゴイ設定(^^; 実はカエルが大の苦手なんだそうです。 背後で弟が泣いてるってのに、おちゃらけてますね~。 忍者の世界って実はかなり「ドライ」なのかな?(苦笑) 商店街の街灯が網に包まれてます。 港でよく見かけますよね、これ。 なんて名前かわからないんですが、いかにも魚の町らしい感じがします(^^) 「煙に巻く」(けむにまく)が由来かな? 右が伊賀の忍者犬・獅子丸(ししまる)。 犬のクセに(?)ちくわが大好物という相当変わった嗜好を持ってます。 種類はチャウチャウだそうですが、意外と小さい感じですね。 伊賀と甲賀のライバル同士のふたり(?)ですが、ここは氷見の町を盛り上げようと協力してます。 赤いスカーフをまとっていて、忍者にしてはちょっとおしゃれな感じがします☆ 額に風車のような手裏剣の形が入ってますが、これは獅子丸(彼は十字手裏剣)も同様。 もっともこんな目立つ印をしてたら、忍者がらみの動物だってすぐわかっちゃいますけど・・・(^_^; これもイメージなんでしょうね。 目の形といい、口の雰囲気といい・・・。 マンガ「天才バカボン」に出てくるおまわりさんに見えなくもない・・・?? そこから右(東方向)に折れて海のほうに向かうと「比美乃江大橋」(ひみのえおおはし)が出迎えてくれます。 台風接近の影響でしょうか、川の水はかなり濁っていて水位も上がっていました。 それほど長くない(長さ112m、幅21m)からでしょうか。 でも、そのシルエットはとても美しく感じます。 強風に流されながら飛んでいたカモメが偶然きたので、アクセントに入れて。 こうして寄り道をしながらぶらぶら歩いて、フィッシャーマンズワーフ「海鮮館」につきました。 中では魚好きの心をつかんで離さないようなとても魅力的な魚介類がた~~くさん!! 特にこの時期(注:7月中旬のことです!)のオススメは岩ガキですかね☆ 通常カキといえば「Rのつく月」なんていいますが、日本海側の岩ガキは例外。 わたしも一度だけ、鳥取の飲み屋で食べたことがあるんですが・・・・・・。 びっくりするくらいの大きさで、口では言い表せないくらいのおいしさ!(^¬^* 磯の香りとあま~い味が最高でした☆ 海鮮館の中の市場でも売っていて宅配もしてくれます。 今回は買っていけませんでしたが、次回はきっと買って帰りたいですね~。 ということで、海鮮館の中の写真はありません。 ゴメンナサイ!!(><;) 妖怪「海坊主」と「氷見」をかけたんでしょうね。 大きなブリを釣りあげてご満悦の表情って感じでしょうか(^^) 彼の頭をなでると幸せになれるんだそうですよ。 おびんづる様みたいですね☆ 上からハットリくん、シンちゃん、獅子丸、ケン一くん(ハットリくんが居候している家の子)、ひみぼうずくん。 すべりだいの部分はブリの口だったんですね~! 胴体の部分はプチアスレチックになってます。 今回もハットリくんがペイントされた車両が来てくれました。 始発の高岡駅のとは反対側を見ることができます。 立山連峰をバックに元気よく海面に飛び出す寒ブリが描かれていました。 写真ではわかりづらいかと思いますが、かなりの大きさです! 空は青空ではなく鉛色、海はこのように荒れています。 冬の日本海のような雰囲気でした。 もっとも、海は普段はこんなに濁ってません。 大雨の影響があったからなんでしょうね。 ほんとに海のすぐそばを走るんですね。 全長15kmほどのうち、このような区間は約5kmほどあります。 この日は残念ながら連峰はおろか、空を望むことすらできませんでした・・・(--; 最後に余談。 長いので読み飛ばしていただいて構いません(^^ゞ 「ハットリくん」のモデルとなった「服部半蔵」。 歴史上あまりにも有名な人ですが、一般に知られた「服部半蔵」とは実は 2代目の「正成」(まさなり、まさしげとも)のなんだそうです。 わたしはずっと初代だと思ってました(^^; 「服部半蔵=忍者」というイメージが定着していますが、初代だけが忍者(これも実は詳細不明)で 2代目以降は武将であり、伊賀忍者の統率者なんだとか。 また、3代目(正就・まさなり)の傍若無人な扱いに怒った配下の忍者たち(家族を含めてなんと1000名!!)が ストライキを起こしたということもあったようですね。 これは「トリビアの泉」でも紹介されたことで、ずいぶん有名な話になったんじゃないかな?(笑) でも、ここでは「2代目が」ということになってましたが、実際には「3代目」だったんですね。 このストライキの模様は「国史大系 徳川実紀」にも記載されているということなので 日本でストライキが起こったのはこのときだった、と最初に公式に記録されたのでしょう。 しかし、ストライキを起こされて(今でいえば逆ギレ?)正就は逆にストの首謀者10名の死罪を要望。 8名には執行されましたが、残り2名は執行を免れて逃亡しました。 正就はうち1人を見つけ出し自ら(?)斬首した・・・と思ったらこれがなんと全くの赤の他人! 相手が忍者だったので「身代わりの術」だったのかどうかはもちろん定かではありません。 この件で、正就の職(伊賀忍者の統率役)は解かれることになったのですが これに反発した正就は武功をあげるべく大阪夏の陣に参加しましたが、あえなく戦死・・・。 しかし、この戦死したというのも実は偽装! その後は野に下り(?)農民として75歳でその生涯を閉じたのだそうです。 忍者の家系らしく、最後は見事な「かくれ身の術」だったとさ。 おしまい☆ 服部半蔵 ストライキの模様は「服部半蔵 ストライキ」で検索してみてください。 すべてD70+DX18-70mm。 次回は「富山の新しい顔」とご対面です。
by sampo_katze
| 2007-09-16 23:00
| 北陸
|
Comments(4)
こんばんは!
商店街の歩道の上の屋根を「雁木(がんぎ)」と言います 私の実家の新潟の方でも有名なんです^^ 北陸の雪は重く硬いので、こういったものが昔からあります 昔はもっと雪が積もって2階の窓から出入りすることもありました 雁木は雪が積もった際の、出入り口にもなるんです 北陸の人間は、長い冬を忍耐強く過ごしていくので我慢強い人が多いんですよ マクロ板は最近お休み中です 最近マクロ写真を撮っていないので、紅葉の季節になったら またお邪魔するかもしれません^^
0
Commented
by
tamayouchan at 2007-09-18 12:39
猫さん、こんにちは~♪^^*/
アニメ像シリーズ、楽しいですね。 ほんと、みたことないので、わくわくして見てます。*^^* しかし、 氷見線。 こんなに海沿いを行くのですね。 これも知りませんでした。 確か列車の旅(?)で、 糸魚川の辺りで、随分と海に近いな・・・と思ったところがあったのですが、 ここも(氷見)なかなかですね。(感心) 何だか、猫さんにいろいろ教えていただいているような気持ちです。*^^*
Commented
by
sampo_katze at 2007-09-18 22:09
ぴんさん、こんばんは♪
おー!そうそう! 雁木ですよ、雁木!! アーケードなんて書いちゃいましたけど、なんか違和感を感じてたんですよね(^^; 小学校のとき、社会科で初めて出てきましたっけ。 でもそれ以降雪には無縁の関東平野育ちなもので(^^ゞ すっかり記憶の引き出しの奥不覚に入っちゃってました。 >雁木は雪が積もった際の、出入り口にもなる そういえば2階部分に手すりがついていたんですが あれは屋根の上をメンテするためについてると思ってたんですよ!(汗) なるほど~、言われてみればあそこまで雪が積もることがざらなんですものね☆ 納得です♪ いろいろ勉強になりました(^^) ありがとうございます! マクロのほうの投稿、お待ちしてますね☆
Commented
by
sampo_katze at 2007-09-18 22:15
たまさん、こんばんは♪
お魚シリーズは前回来たときには間違いなくあったんですけど 今回のハットリくんシリーズは・・・あったかな??って(^^; からくり時計は間違いなくあったんですけどね~。 氷見線は夏の天気のいい日に乗ってみたいですね。 運がよければ蜃気楼も車窓から見えたりして!? そうそう、糸魚川から西(富山側)の青海~親不知のあたりは海のそばを走ってますね☆ 東京方面に行くときは「ほくほく線」経由が一般的(本数多いし安くて早い)ですが 実は特急北越を使って長岡を経由するほうが景色がいいかもしれないですね。 柏崎近くの青海川~鯨波あたりも海のそばを走るはずですから(^^) 時間はかかるけど、こうして素敵な景色をゆっくり眺めながらできる列車の旅。 当分やめられそうもありません(笑)
|
最新のコメント
最新のトラックバック
Link
みんなのリンク(^^)
BEIRA DO RIO Cinnamon Orange DETOUR・・・ Lens f/0 Photograph Discovery TETSUの自転車日記 To Taste ~ I Love Nikkor with Friens 美し花写真館 想うがまま 写真はいいね! 写真日和 洗足池の花鳥風月 森のたからもの ミラーレス始めました 初めて乗る小径車入門|ミニベロで200キロツーリングまでの道 ギャラリー・とんとん Yachoo!! オンライン野鳥図鑑 季節の花300 NET de 水族館 WEB魚図鑑 カウパレード2008アルバム 調べ物なら goo辞書 ウィキペディア百科事典 デジタル用語辞典 みんなの(HTML)タグ辞書 郵次郎 シルエット素材 お気に入りブログ
いつもの空の下で・・・・ 月亮代表我的心 アズとお兄ちゃんと、写真と僕と ironのブレブレ写真館 Like Tears i... 色と, 光と... 野山を歩けば君がいる 瞳の奥に ~In Y... 鳥さんと遊ぼう 天文中年の部屋 残していきたいもの 時の名残り 夜一。 ☆じん☆「気の向くままに... 新 鳥さんと遊ぼう *Happy go lu... デジカメで遊ぶ CAMERAHOLIC What happen ? Bird Time カテゴリ
全体 散歩 マクロ 魚眼 花鳥園 水族館 動物園 博物館・美術館 ローカル線 自転車 飛行機 with Brompton Brompton+東北 Brompton+地下鉄 Brompton+中部 Brompton+西日本 Brompton+しまなみ Brompton+九州 Brompton+沖縄 Brompton+ローカル線 北海道 東北 関東 東海・中部 北陸 関西 山陰・山陽 四国 九州 沖縄 温泉 オフ会 カメラ・自転車などの機材 フォトコン トラブル 海外 季節ものなど 未分類 タグ
VR70-200mmF2.8(191)
VR105mmF2.8micro(95) DX12-24mmF4(84) DX10.5mmFisheye(75) AiAF35mmF2D(65) DX12-24mmF4(16) VR105mmF2.8micro(2) VR70-200mmF2.8(1) VR70-200mmF2.8(1) 以前の記事
2022年 04月 2022年 03月 2022年 02月 2022年 01月 2021年 12月 2021年 11月 2021年 10月 2021年 09月 2021年 08月 2021年 07月 more... 検索
記事ランキング
ブログジャンル
|
ファン申請 |
||