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庭園の美術館
出雲探訪編・第3回。


「安来」(やすぎ)といえば、どじょう掬いでおなじみの「安来節」を思い浮かべる人も多いでしょう。
しかし、もう一つ忘れてはならないのが今回訪ねる「足立美術館」です。

ここは地元出身の実業家「足立全康」(あだちぜんこう)が設立した私立美術館で
総数130点にも上る横山大観のコレクションを中心とした絵画や、陶芸、木彫などが収蔵されています。

そして館内は広大な日本庭園の中にあります。
入口から見ると、とても50,000坪もの広大な敷地を持っているとは思えないのですが(^^;
でも、いざ入ってみると「庭園もまた一幅の絵画である」という全康の言葉通りの素晴らしい風景が展開してます。
米国の日本庭園専門雑誌「Journal of Japanese Gardening」(そんなのがあるんですね!)の
「日本庭園ランキング」で第1回の2003年から2007年まで5年連続で1位に選出されているそうです。


足立美術館(公式サイト)
足立美術館@ウィキペディア
横山大観 「海山十題」@美の巨人たち








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六庭園の一つ、「枯山水庭」です。
訪れる数日前まで雪が積もってたらしいのですが・・・・・。
それがちょっともったいないかな?なんて思ったり(^^;


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茶室「寿立庵」(じゅりゅうあん)に通じる道、ここも六庭園の一つです。
公式サイトの案内によると、楓の紅葉がもっとも美しいのだそう。
そのときにもう一度訪ねてみたいですね♪


庭園の美術館_c0081462_23372090.jpg
足元を見てみます。
苔むした地面に黒いものが埋められていますが、これは木炭のようです。
見た目以外に実用的な面もありそうですが・・・・・どうなんでしょうね?


庭園の美術館_c0081462_23373530.jpg
「苔庭」
この写真ではちょっとわかりづらいかと思いますが、この庭の赤松は斜めに植えられています。
もともと成長していた場所に近い地形を再現することで、木への負担を軽くするという考えに基づいてるのだそうです。
木は黙して語りませんが・・・・・やはり環境の変化はストレスになるんでしょうね。


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枯山水庭を別角度からのぞみます。
ポスターにあった「秋の庭園」の構図を借用してみました。


庭園の美術館_c0081462_23375070.jpg
「池庭」
左の建物は喫茶室「大観」です。
無機質ですが、景観をこわさず自然となじむような感じになっていますね。

公式サイトに喫茶室からの眺めが掲載されていますが、
美しい庭を眺めながら楽しむお茶はまた格別でしょうね~♪


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「生の額絵」
壁を額縁のようにくりぬいてあり、その向こうに広がる景色が一幅の絵画のように見えるというものです。
「白砂青松庭」を眺めるふたりがいらしたのですが、額の位置がちょっと・・・・・(へ;_ _)へ ガクッ


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「白砂青松庭」
右手奥に「亀鶴の滝」を見ることができます。


庭園の美術館_c0081462_23385564.jpg
たっぷり芸術に浸ったところで、小休止。
この寒い中、ふたりしてソフトクリームを食べました(^^;
コクがあっておいしかったですよ~☆


すべて D40+DX17-55mm


次回は、帰り道に意外なものに遭遇!?
by sampo_katze | 2008-03-07 16:45 | 山陰・山陽 | Comments(4)
Commented by xharadax at 2008-03-09 11:36
こんにちは(^_^)

庭園の美術館、、、
この庭を眺めていると心が和むようですね、、、
日本人で良かったナァって思います。

アイスがオイシソ、、、(^◇^;)

前々回の白鳥の美しさがすばらしいですね。
白鳥はいつかは撮ってみたいな。。。
Commented by sampo_katze at 2008-03-09 20:14
haradaさん、こんばんは♪

ここは庭園も楽しめるし、美術館でもあるので2度おいしい感じですね~。
庭園の一部はガラス越しに見ることになるんですが
どこもていねいに手入れがされているので、とてもそうは思えないんですよ(^^)

ソフトクリーム。
意外と体が冷えないものですね~。

白鳥はいいですよ~♪
でも・・・・・それがきっかけで、鳥撮りにはまってしまうこともありますが(笑)
Commented by OM1ユーザー at 2008-03-10 22:02 x
足立美術館は私のいる頃はまだ無かったので、一番行きたい所です。

さすがに素晴らしい庭園ですね。

安来は知らない人はヤスキと読む人が多いのですが、ヤスギとルビふってもらって良かったです。

苗字でも出雲での呼び方が東京にくると変わりますね。
郷原 (ゴウバラ)→(ゴウハラ)、江角(エズミ)→(エスミ)、錦織(ニシコウリ、ニシコリ)→(ニシキオリ)
この苗字の有名人はほとんど出雲出身です。

足立は安達の方が圧倒的に多いのですが・・・・

あまり関係ない話し済みませんでした。
Commented by sampo_katze at 2008-03-11 22:24
OM1ユーザーさん、こんばんは♪

足立美術館はごく最近できたものなんですね~。
わたしも話には聞いたことがあるんですが、訪問は今回が初めてでした(^^ゞ
美術館ということで、絵のコレクションもなかなかのものですが
芸術にはうといわたしには庭園のほうが魅力的でした☆
一部はガラス越しに見ることになるんですが、とてもきれいに手入れされているんですよ~!
ゆっくり時間をかけて、日の当たり方が変わる様子を眺めているのも一興かと♪

「安来」は、ご当地の方やわたしみたいな鉄道ファンなら苦もなく読めますが
こうして教えていただくと、結構難読な漢字がありますね~。
苗字の件も郷原と江角はまだわかりますが、錦織は意外でした!
足立もおっしゃるとおり、安達のほうが多いですね。
余談ですが、わたしは「足立区」で生まれました(^^ゞ

人名もこうして掘り下げると面白いですね☆
素敵な情報、ありがとうございました!(^∇^)
こういうのって大好きです♪


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