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2つの十津川
ちょっぴり北海道へ・中編。


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「行き止まりは、はるか先」


今回訪ねたのは「札沼線」(さっしょうせん)。
JR北海道で最後に残った未踏破路線です。

もともとは札幌と石狩沼田を結んでいたため、それぞれの頭文字を取って名前がつけられました。
しかし、新十津川と石狩沼田の間は1972年(昭和47年)に廃止。
その名前が意味を成さなくなったことなどから、1991年(平成3年)3月16日「学園都市線」の愛称がつけられました。
今では正式名称より愛称のほうが多用されているようですけどね。


札幌と新十津川(しんとつかわ)を結ぶ約80kmの路線ですが
札幌寄りの約30kmは住宅地として開発が進んでいることもあって本数が多いです。
しかし、残りの約50kmは1日3往復しか走っていないので訪ねるタイミングが難しいんですね~。

なお、今回の行程は以下の通りです。

札幌    07:02発 → 新十津川 09:28着(途中、石狩当別で乗り換え)
新十津川 09:41発 → 札幌    12:13着


新十津川駅を出る列車は、このほかに12:5719:22の2本だけ。
当然駅前をうろちょろしている余裕はなく、ただ往復するだけで終わってしまいます。
まぁ、ローカル線探訪ではよくある話ですけどね~(^^;


さて新十津川の名前の由来ですが、奈良県吉野郡に「十津川」という地名があるのをご存知でしょうか。
その十津川村は1889年に大洪水にみまわれ、壊滅的な打撃を受けました。
このときの被災民が徳富川(とっぷがわ)流域の「トック原野」に入植。
地名を「新十津川」と名づけました。
このつながりから、2つの村章(町章)は同じものを使っているとのことです。


札沼線
新十津川町
十津川村
いずれも@Wiki









札幌から石狩当別あたりまでは晴れていたんですが、
終点の新十津川につく頃には雲が厚くなり、小雨模様になっていました。
途中の車窓では、上空を渡る白鳥の群れがシルエット気味ながら見えたりもして。



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ホームから駅舎に向かいます。
といっても無人駅で、降りたお客はわたしのほか1人だけでしたが。
それだけに「歓迎」と大書きされた文字がすこし寂しげに感じられました。


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外から見た駅舎。
ちいさな待合室といった風情ですね。
雲のすき間から青空がのぞいていますが、ここにいる間は日は差してこなかったです。
逆光気味なので駅舎が暗くなってしまいました。


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行きは途中で乗り換えましたが、帰りは札幌まで直通一本です。
駅にトイレはありませんが、車両にはあるので一安心?

空を覆う、どんよりとした雲が北の大地に冬が近づいてきていることを感じさせました。
直線距離で40kmほど行くと日本海というのもあるかもしれません。


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側面には「学園都市線」のステッカーが。
車両番号は「キハ40 401」、キハ40型の401番という意味です。
404だったら面白い並びだったのに?

余談ですが、JR北海道で「777番」を見かけたことがあります(^^;


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最後尾の窓から行き止まりを眺めます。
ここから2~3kmほど東に進むと滝川という町があって、そこまで延びると少しは便利になるのかな?と。
でも、地図を見てみると徳富川、石狩川を渡らないといけないので無理のようですね。


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新十津川から約1時間半で石狩当別に着きます。
この駅ではここまで1両だったディーゼルカーの後に、なんと3両もつなげます!
札幌寄りでは最長で6両になることもあるんだそう。
電車だと10両くらいは当たり前なので大して驚きませんが、普通のディーゼルカーで6両というのはここだけかもしれません。


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増結される車両は右側のキハ143型。
1995年(平成7年)生まれで、元々は機関車に引かれて運行される客車だったのをディーゼルカーに改造された変り種です。


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誓いのキス・・・・・じゃない、連結シーンです。
神父さん・・・・・じゃない、駅係員の手信号を頼りに慎重に車両を進めて連結。
まったく衝撃もなく、無事連結が完了しました。

ここまでガラガラだった車内もずいぶんにぎやかになり、札幌近くでは通路に立っているお客さんが出るほどでした。
15分間隔で出ているのにこの混雑ぶり、さすが大都市札幌だなぁ。


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最後は朝ごはん(^^;
札幌駅で買った「石狩鮭めし」(札幌駅立売商会の調製)です。
プチプチの歯ごたえとトロリ濃厚ないくらと鮭のほぐし身の組み合わせは最高ですね♪



次回は後編、札幌市内をほんの少し歩きます・・・・・ほんとに少しだけです(^^;
by sampo_katze | 2008-11-18 17:00 | 北海道


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