放鷹術
東京でお正月・縁起物で初撮り編・第2回。



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「古式ゆかしく」


東京の庭園・公園はお正月から開園していて、新年にふさわしいイベントを開催しています。
今回訪ねた浜離宮恩賜庭園もそのひとつ。
特に1月2日と3日に開催されるイベントは、浜離宮だけでなく全庭園の中でもイチオシと言っていいでしょう。
題して

「新春の空に鷹が舞う!諏訪流放鷹術の実演」


わたし自身は掛川花鳥園や松江フォーゲルパークでファルコンショーをよく見ているんですが
古式にのっとった「放鷹術」(ほうようじゅつ)を見るのは初めて。
しかも隣接する電通ビル(高さ210m)の屋上でハヤブサを放ち、急降下による狩りを再現するという
都心の公園ならではの大きな見せ場があります。
さらに鷹といえば「一富士、二鷹、三茄子、四扇、五煙草、六座頭」と初夢の縁起物の一つに数えられていますよね。
新春の初撮りにこれ以上ふさわしいものはないでしょう(^^)

ということで1月2日、正月とは思えないくらい早起きをして(といっても普段よりは朝寝坊・^^;)
さらに少々元旦のお酒が残った体を引きずって(笑)浜離宮へと向かいました。


表紙は実演に登場した諏訪流放鷹術保存会の鷹匠とパートナーの「オオタカ」です。
古式にのっとった衣装がとてもかっこいいですね☆
これが現代であることを忘れてしまいそうです。









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実演前、鷹匠たちはこのように輪になって歩きます。
競馬場のパドックみたいですね。

でも、これには大切な意味があります。
鷹は見た目とは裏腹に、意外と神経質。
特に初めて訪れるフィールドやたくさんのギャラリーを前にすると落ち着きをなくしてしまい
この後の実演に支障が出てしまう恐れがあります。
そこで、全幅の信頼を置いている鷹匠と一緒にフィールドを歩き
その場の雰囲気に慣れさせる(記憶させるのも含まれる?)のだそうです。


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これは「ハイタカ」・・・かな?
尾羽の縞模様が特徴のやや大型の鷹です。
付け根には鈴と小型の発信機がついていて、万が一はぐれてしまっても大丈夫なようになっています。
これは掛川花鳥園などでも同じでしたね。



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頭に覆面のようなものをかぶっているのは「ハヤブサ」(オス)。
猛禽類の中では小型の部類に入ります。
鷹匠の手と比べてみると大きさがなんとなくお分かりいただけるかな?
掛川花鳥園の受付に「チゴハヤブサ」という仲間がいましたが
身近な鳥で言えばハトより小さかったですね。

こうして視界をさえぎるのは落ち着かせる・集中させる意味があるそうです。
何しろ彼らはとても目がいいですからね。
これは日本だけでなく、世界共通のものなんですよ。
掛川の英国人鷹匠ギャリーさんも使ってましたからね。


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これは冒頭にも出てきた「オオタカ」です。
個人的には今回の実演の中では一番「鷹らしい」と感じました。
鷹匠の衣装ととてもよく合っていたからなのかもしれませんね。


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掛川花鳥園でもおなじみ「モモアカノスリ」(ハリスホーク)です。
これだけは何度も見ていますから、よくわかります(^^)

単独行動の多い猛禽類の中ではめずらしく、集団で狩りを行う習性があります。
その高い社会性から人にもとても馴れやすいのだとか。


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今回の実演に登場した鷹匠を紹介するときの一コマです。
お辞儀をする鷹匠にあわせて、オオタカ(かな?^^;)も首を下げてお辞儀をしました。
そのあまりのかわいさに、ファインダーをのぞいたまま思わずニッコリ☆


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木の枝と鷹匠の腕の間を往復する実技。
鷹匠が持つ2つの小さなお皿のようなものをあわせて打ち鳴らし、枝にとまった鷹を呼び寄せます。


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モモアカノスリの着地シーン。
人垣の後から撮っているので、人影が写りこんでいるのはご容赦を(^^;
何しろすごい人出でしたからね。

着地の際、鷹匠の背後から飛んでくる点に注目です。
掛川ではギャリーさんは鷹に正対していましたが、ここでは逆になっています。
それはなぜなのか、理由は定かではないんですが・・・・・聞いておけばよかったですね(汗)


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ハヤブサの一種、チョウゲンボウの着地シーン。
受け止める鷹匠が同じ方なので、大きさの違いがより明確にわかると思います。
モモアカノスリは翼の先端が肩の辺りまで伸びていますが、こちらはせいぜいひじの辺りまでですよね(^^)


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「振り鳩」
(ふりばと)の準備中。
鳩を鷹の標的にして、狩りの様子を再現するものです。

今回見た中では、モモアカノスリが枝から戻ってこなかったときと
この後出てくる高所からのハヤブサの狩りを実演するときに使われていました。


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高さ210mの電通ビルの屋上にハヤブサと鷹匠が登場です!
っても小さくてよくわかりませんね(^^;
これでも280mm(フィルム換算420mm)なので、いかに高いかがわかるかも?


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等倍トリミングするとこんな感じです。

Ready・・・・・。


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GO!!


<中略>


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獲物をゲット☆
この日はやや強い風が吹いていたのですが、無事地上まで戻ってきました!
よかったよかった!

ここはビルが多く建っているので、気流が複雑になりハヤブサが巻き込まれて方角を見失ってしまうこともあるんだとか。
そのときでも鷹匠の笛を頼りにすることができるんですが、交通量が多かったり風が強かったりすると
その音もかき消されてしまい迷ってしまうのだそうです。
掛川のハリスホークも風にあおられて数日迷子、ということがあるみたいですが(^^;

そんなときでも取り付けられた発信機を頼りに捜索が可能とのこと。
1週間くらいかかることもあるようですが、無事に保護されるのでご安心を。


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大仕事を終えて鷹匠もハヤブサも一安心、ってところでしょうか(^^)

しかし・・・・・頭上で迫力のある飛翔を見せていただいたにもかかわらず
1枚も撮れなかったとは情けない・・・・・orz
来年は絶対きれいに撮ってやる!!p( ̄皿 ̄)qガッツ☆


すべて D300+VR70-200mm+TC-14EⅡ


次回は、実演後のオフタイムでの一コマです。
by sampo_katze | 2009-01-15 21:00 | 散歩 | Comments(10)
Commented by jinchandaisuke at 2009-01-15 21:26
猫さん こんばんは。

遅くなりましたが明けましておめでとうございます。
ちょびっとご無沙汰でした。(^_^;)

おお、これが噂に聞く鷹匠ではないですか。
いや~。カッコ好いですね~!
実は近所の多摩川にも鷹匠のお兄さんが鷹を連れて時々来ているらしくて
いつも会いたいと思っているのですがすれ違いだし、
この時こそ年に一度出逢えるチャンスだったんですね~♪
来年こそ必ず行きたいです。

Commented at 2009-01-16 08:09
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by tamayouchan at 2009-01-16 13:32
猫さん、こんにちは~♪^^*/

いやぁ~、
スンバらしい!!
匠の技っ!!
オオタカショットいいですね。
鷹匠と目をしっかり合わせているような感じですね。
(それにしても、…鷹匠の方の優しい眼差し…*^^*)
若い鷹匠もいらっしゃるのですね。
ちょっとびっくりしました。

…あと…
モモアカノスリ…って、
また、笑っちゃいました。(ごめんなさい。なんでかわかりますよね。^^;)
Commented by xharadax at 2009-01-17 05:53
おはようござます(^_^)

鷹匠の衣装がかっこいいですね!
帽子が欲しくなっちゃいました、、、(^_^)

お辞儀をしているのは女性?ですよね。
きりっとした女性の鷹匠も見てみたいです(^_^)

最後の写真の鷹匠のやり遂げた後の
自慢げな顔がカッコイイ!
Commented by 放浪中 at 2009-01-17 14:41 x
こんにちは。

いや~鷹匠ってカッコイイですね~。
正月に縁起のいいもの見させていただきました。
来年は僕も行ってみたいなぁ~。
Commented by sampo_katze at 2009-01-17 20:29
じんさん、こんばんは♪
こちらこそよろしくお願いします(^^)

今回のような古式にのっとった鷹匠の実演は初めて見ました。
鷹ももちろんですが、何より鷹匠の方々がかっこいい☆
尊敬のまなざしでずっと見入ってしまいましたよ~!

多摩川でも練習のためにこられることがあるんですね。
タイミングが合えばぜひ会ってみたいところですが、なかなか難しそうですね(^^;

放鷹術の実演自体は年に何度か行われているようですので
もしかすると近くで見られるかもしれませんよ!
わたしも来年のお正月までは待てないので、もう一度見てみたいです!

なお、首都圏から出かけて一番手っ取り早いのはやっぱり掛川花鳥園ですね。
ギャリーさんがお休みのことが多い月曜をのぞく毎日
フクロウやタカ、お昼の2回目はハクトウワシも登場する飛翔ショーが見られますから♪
Commented by sampo_katze at 2009-01-17 20:31
鍵コメさん、こんばんは♪

ご訪問ありがとうございます!
返信は後ほどそちらにいたしますので、よろしくお願いします。
Commented by sampo_katze at 2009-01-17 20:37
たまさん、こんばんは♪

正に匠の技!
めちゃくちゃかっこいいんですよ!!(≧∇≦*)ノノ☆
あこがれてしまいますよね~。

オオタカのショット、5枚目でしょうか?
これはわたしもお気に入りです(^^)
お互いの気持ちが通じ合ってるような感じがするんですよね。

若い鷹匠の方は「門下生」と呼ばれていました。
資格のようなものがあるみたいなんですね。
でも素人のわたしには、見事に鷹とコミュニケーションを取っていて
とてもうらやましく感じました(^^)

モモアカノスリ・・・・・(^^;
深くは追求しないことにしておきます(笑)
Commented by sampo_katze at 2009-01-17 20:44
haradaさん、こんばんは♪

古式にのっとった鷹匠の衣装、かっこいいですよね☆
あの帽子だけでも欲しいって思います(^^)

余談ですが、鷹匠は将軍(殿様)の御前でも帽子を取らなくていいという特権のようなものがあったそうです。
ただ、その姿が「目上の者に対して失礼だ」という印象もあったんだとか。
このあたり、詳しく覚えてないんですけどね(^^;

そう、お辞儀をしているのは女性の方です。
とてもきれいな方でした☆
本文中には書きませんでしたが、それゆえにあのショットが撮れたと思っています(^^;
見とれていた・・・・・ってやつですね(大汗)

最後のショットはハヤブサも「やり遂げた」って感じがしてましたよ(^^)
Commented by sampo_katze at 2009-01-17 20:48
放浪中さん、こんばんは♪

ただでさえかっこいい鷹を自由に操ることができる鷹匠って
ほんっっとにかっこいいですよね!
撮影しながらもずっと「いいな~!かっこいいな~!」って思ってましたし(^^)

わたしも今回初めて訪問したんですが、人出は結構多かったです。
なので人垣越しに見る(撮る)ために、来年行くなら小さい脚立を持っていこうかと考えてます(^^ゞ
あ、でも放浪中さんならそのままでOKかも?
お嬢さんを肩車してあげれば、後方からでも十分堪能できますし♪


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